教えて！住まいの先生

不動産/建築業に携わる者です。
仲介も改築工事もしております(改築工事は
単にリフォーム業者の紹介で無く、自ら施工に入っております)。

不動産仲介会社さんと既存住宅の内覧をした際にどうしてもリフォームを検討する場面が出てきます。
この時に、不動産会社の担当者とリフォームの打ち合わせをするのか、リフォーム屋さんを紹介されてそこの担当者と打ち合わせをするのか、自らリフォーム屋さんを手配するのかで、少し結果が異なります。

先ず、ご質問の3週間経過についてです。
家の延べ床面積100平米前後で設備一式の一般住宅としまして、早い事業者は1週間です。この1週間は最速です。これまでの施工経験に当てはめて、細部の費用の差は飲み込むつもりでザックリで出している事も有ります。ドンピシャの価格も高い時もあり、安い時も有ります。とにかく最速で見積もりを出す事を優先したわけです。
通常、10日〜2週間です。
これでも人手不足の現在は通常の範囲内です。リフォーム内容が壁、床、設備の見直しの全面リフォームの場合は早い方かもしれません。リフォーム会社が右から左の会社の場合には、下請業者さんが多岐に渡り全ての見積もりが出揃うのに時間がかかったりします。下請業者さんごとに物件を見に行って、元請けさんと立ち合ったりでバラバラです。
各業者の見積もりが出揃ったら、元請けさんが利益を載せて不動産会社へ渡します。
不動産会社は更に利益を載せたり、載せないと言いながら紹介料を受け取っていたりだしょう。
3週間以上かかる事もあります。
『3週間はかかります』
3週間有ると安心して工事の細部の打ち合わせも含めて詰めた上で見積もりも出来ます。
この3週間をきちんと工事のために使われたものであった場合、適正な期間だと思います。一方で下請さんが多くて打ち合わせもバラバラ、職人さんを集められない、利益を乗せて乗せてみたいに使われた3週間であれば、どこかの時点でトラブルが出てきます。
1番良いのは、質問者さんと施工する業者さんが物件で直接打ち合わせして、ニュアンスまで伝える事です。
リフォームの打ち合わせに不動産会社を入れてはいけません。
但し、立ち合いは出来ればさせた方が良いかもしれません。現況確認書と重要事項説明書の作成に必要だからです。
契約日有りきでリフォーム見積もりを急ぐのは、良くない結果が多いです。
段階ごとの適正な期間が解りづらいと
思いますが、納得できる説明の無い契約は避けましょう。
誤解無く言えば、質問者さんが気に入った物件です、物件は良い物件でしょう。
気に入った物件ですから、そこに介在する人間に信用を求めて、納得していきたいものですね。
良い物件は時に取り合いになる時も有りますから、もどかしいですね。
これはもう本当にもどかしいです。
不動産会社の言葉を信じる信じないも有りますが、本当に候補者が2人3人いらっしゃって、1番の方は値引きの上で購入申し込み、
2番手以降は値引きも無しで買いますという様な方も出てきたり、リフォームの相見積もりの価格がバラバラだったり、色んなトラブルの火種が有ります。
とにかく『急がずじっくりのんびりはやく』
という矛盾だけど理想の在り方を一生に一回、一発でやり遂げる所に困難さが有ります。
一段階ずつ納得しながらお進め下さい。
長文になり申し訳ございません。
回答というより、願いになってしまいました。

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