教えて！住まいの先生

円筒型コンクリート造の平面図に寸法線を入れる場合は、基本的には円形建物や円柱の寸法ルールに準じます。


前提として、平面図上では円は中心点と半径で表現されます。寸法線を入れるときは、外周や内径、壁厚などを明示することが多いです。

外径・内径の寸法

円の中心から外周までの距離（半径）や、外径・内径の直径を寸法線で示します。

中心点から矢印を引き、寸法値を書き込むのが一般的です。

直径を示す場合は、円の両端に寸法線を引き、線の上に「直径○○mm」と記入します。


壁厚

外径と内径の差が壁厚になる場合は、円の外周と内周の間に寸法線を引き、壁厚を明示します。

「厚さ○○mm」と表示すると分かりやすいです。


円周上の部材位置

ドアや開口部など、円周に沿った位置を示す場合は、中心角や扇形の寸法で示すことがあります。

円の中心から放射状に寸法線を引き、角度や距離を記入します。


寸法線のスタイル

通常の建築平面図の寸法線と同じで、線の両端に矢印、線上に寸法値を記入します。

円形の場合は、外周に沿って寸法線を描くより、中心から放射状に寸法線を引いた方が読みやすいです。


まとめると、中心点を基準に半径や直径を示す、壁厚を明示する、必要な開口部や部材位置を中心角や距離で示す、これが円筒型コンクリート造の平面図での寸法線の基本ルールです。

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はじめまして、建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

仮に「壁芯間：直径6,000」「壁厚：200」の平面形状とした場合、
・内径：5,900 実線
・外径：6,100 実線
・壁芯：6,000 一点鎖線
となり、壁芯間の寸法線を水平方向に6,000で記入。また、円形平面と分かるように、たとえば、45°方向に中心から壁芯まで寸法線を入れて「3,000Ｒ」と記入。とかになるのではないでしょうか？（表現方法は1つではないので、あくまでも一例です）

以上、参考となりましたら幸いです。

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