教えて！住まいの先生

よくあるというか、横行していると言ってもいいかもしれません。

大家が家賃を上げることができるのは借地借家法によれば、
「土地若しくは建物に対する租税その他の負担の増減により、土地若しくは建物の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍同種の建物の借賃に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって建物の借賃の額の増減を請求することができる。」
場合です。

税金や、銀行からお金を借りて建てた建物ならその利息、もしくは近隣の家賃の上昇など。
要はその賃貸マンションの経費分上がったならその分は仕方ないよね。
ということなのです。

現在、物価は上がっていますが、税金、金利はまだ上がっていません。
なので、現段階では「断れば」本来は値上げできないはずです。

その前提で、値上げの理由を聞きましょう。「物価の上昇」が理由であれば、固定資産税の上昇率と、金利の上昇率のデータを要求するとよいです。
多分、上がってないし、何世帯あるかしりませんが、「3000円×？＞上昇分」となるはずです。
上昇分に対して過度な値上げであるから受け入れることはできません。と言いましょう。

もしくは理由が「ただの大家の意向」であれば、先の借地借家法の文言を読み上げて、お断りすればよいです。

なお、その交渉中の家賃は従前の家賃を払ってください。更新料も支払う必要があります。

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