教えて!住まいの先生
Q 【がけ条例緩和要件(30°ライン以深への基礎施工)】
がけ上の新築建物、既存擁壁の建築確認はないため、がけ条例の緩和要件(30°ライン以深への基礎底盤の施工)を用いることとして建築確認を取得していました。
・施工時、ハウスメーカーが無断で基礎の高さを変更したため、底盤の深さも当初計画から上がり、下図のような状況で引渡しをされました。
(左:現況 右:申請図面)
・ハウスメーカーは本変更を検査機関に届出しておらず、検査済証は発行済です。
※完了検査の特例?で監理者は計画変更なしと申請した為、検査機関の立会いはなかったとのことです。
①知人の1級建築士や国交省の専門家相談等に聞いてみましたが、ハウスメーカーの設計士1名を除き、この現状が「がけ条例の緩和要件を満たす」という方に未だ出会えていません。皆様のご意見賜れますと幸いです。
②検査済証は既に発行されているため違法性はないとのハウスメーカーの説明ですが、特例を用いて「計画変更なし」とハウスメーカーが虚偽申告を行い、これに対して検査機関の立会いなく発行された検査済証が真に有効であるかが疑問です。
これが認められるのであれば設計者・管理者が変更なしと言ったもの勝ちになると思うのですが泣き寝入りするしかありませんか?
がけ条例の緩和要件はあくまでも一指標であり、安全性を全て担保するわけではないことは重々承知してますが、仮に土砂崩れが起きて家族の命が失われることを考えると、決して妥協出来ない論点だと考えています。
皆様の知恵をお貸しください。
・施工時、ハウスメーカーが無断で基礎の高さを変更したため、底盤の深さも当初計画から上がり、下図のような状況で引渡しをされました。
(左:現況 右:申請図面)
・ハウスメーカーは本変更を検査機関に届出しておらず、検査済証は発行済です。
※完了検査の特例?で監理者は計画変更なしと申請した為、検査機関の立会いはなかったとのことです。
①知人の1級建築士や国交省の専門家相談等に聞いてみましたが、ハウスメーカーの設計士1名を除き、この現状が「がけ条例の緩和要件を満たす」という方に未だ出会えていません。皆様のご意見賜れますと幸いです。
②検査済証は既に発行されているため違法性はないとのハウスメーカーの説明ですが、特例を用いて「計画変更なし」とハウスメーカーが虚偽申告を行い、これに対して検査機関の立会いなく発行された検査済証が真に有効であるかが疑問です。
これが認められるのであれば設計者・管理者が変更なしと言ったもの勝ちになると思うのですが泣き寝入りするしかありませんか?
がけ条例の緩和要件はあくまでも一指標であり、安全性を全て担保するわけではないことは重々承知してますが、仮に土砂崩れが起きて家族の命が失われることを考えると、決して妥協出来ない論点だと考えています。
皆様の知恵をお貸しください。
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2024/6/13 08:55:43
一級建築士です。
左の図では、申請に比べて、
すべての高さが不利側になっています。
このレベルを正確にとった後に、
基礎の根入深さを補正しないとダメですよね。
原因としてはいくつか考えられますが、
・申請時に旧建物があるなど、正確な測量がされていなかった。
・測量し直したが、崖条例の深基礎の考え方を施工者が理解してなかった。
・その報告が、設計者に伝えられていなかった。
・報告があったとしても、大きな問題じゃ無いと考えて進めた
これは正確にいうと、基礎の高さを変更したというよりも、
設計地盤レベルを正確に図面化したいなかった可能性かなと思います。
図面に、崖条例により設計GLは、道路マンホール蓋天より+、、、以下とする。
と書いて、断面図によって根拠を正確に指示出来ていたか。
と言う点がまず問題です。これが正確に書かれていなければ、
設計者の問題だし、書かれているのに施工で守られていなければ、
施工者の問題だと思います。
この点は、確認審査機関が、紛争処理などやってる場合もあるので、
相談される方が良いと思いますよ。
ただ実態はどうなのかという点だけ言います。
基礎はベタ基礎になっています。
そして、この擁壁最下部については、そのライン上で、
最も低い一点を取っていると思います。
なので基準を満たさない部分はごく一部。
またこの安息角30度は、地質の良く無いところの、
擁壁が全く無いと考えられる場合にも使う基準です。
30度についても、基準は安全側を取っていますし、
曲がりなりにも一旦擁壁がある。と考えると、
生命にという事はないと思います。
ただこれは気休め的な話で、メーカーには妥協しないでください。
出来ることとしては、
擁壁を安全なものに変更させる。というのがあると思います。
これが本当に危険な擁壁であれば、30度が守られていても、
いずれにせよ、昨今の大雨などのたびに不安を感じるのでは。
基礎値入不足によるミスを盾に、擁壁の改修を指示したらどうかな。
既存石垣擁壁の前に、護岸改修などで使われる、ブロック擁壁を入れて行って、
強固に固めさせれば良いと思います。
左の図では、申請に比べて、
すべての高さが不利側になっています。
このレベルを正確にとった後に、
基礎の根入深さを補正しないとダメですよね。
原因としてはいくつか考えられますが、
・申請時に旧建物があるなど、正確な測量がされていなかった。
・測量し直したが、崖条例の深基礎の考え方を施工者が理解してなかった。
・その報告が、設計者に伝えられていなかった。
・報告があったとしても、大きな問題じゃ無いと考えて進めた
これは正確にいうと、基礎の高さを変更したというよりも、
設計地盤レベルを正確に図面化したいなかった可能性かなと思います。
図面に、崖条例により設計GLは、道路マンホール蓋天より+、、、以下とする。
と書いて、断面図によって根拠を正確に指示出来ていたか。
と言う点がまず問題です。これが正確に書かれていなければ、
設計者の問題だし、書かれているのに施工で守られていなければ、
施工者の問題だと思います。
この点は、確認審査機関が、紛争処理などやってる場合もあるので、
相談される方が良いと思いますよ。
ただ実態はどうなのかという点だけ言います。
基礎はベタ基礎になっています。
そして、この擁壁最下部については、そのライン上で、
最も低い一点を取っていると思います。
なので基準を満たさない部分はごく一部。
またこの安息角30度は、地質の良く無いところの、
擁壁が全く無いと考えられる場合にも使う基準です。
30度についても、基準は安全側を取っていますし、
曲がりなりにも一旦擁壁がある。と考えると、
生命にという事はないと思います。
ただこれは気休め的な話で、メーカーには妥協しないでください。
出来ることとしては、
擁壁を安全なものに変更させる。というのがあると思います。
これが本当に危険な擁壁であれば、30度が守られていても、
いずれにせよ、昨今の大雨などのたびに不安を感じるのでは。
基礎値入不足によるミスを盾に、擁壁の改修を指示したらどうかな。
既存石垣擁壁の前に、護岸改修などで使われる、ブロック擁壁を入れて行って、
強固に固めさせれば良いと思います。
回答
A
回答日時:
2024/6/10 13:53:02
A
回答日時:
2024/6/10 10:18:15
>皆様の知恵をお貸しください。
まずあなたが何をしたいかです。
世間一般的に言いますが、地面を掘り起こして、基礎の下端の高さと地面の高さを確認することはあまりしません。設計図があってる前提で、施工することが多いので、普通はその確認をしないと思いますが、なぜその図のように下端の地面と30度のラインがズレていることが分かったのでしょうか。
普通は誰も確認しない事象なので、謎です。
分かってないのでしょうか、現場の高さがずれていようがあっていようが、その断面図は申請のための図面でしかないので、普通は書かないんですよ。なぜその図面があるかっていう部分が疑問でしかないです。
安全性の話なら、下の地面の高さが数センチ上がったところでがけ条例の対象外となって安全とはなるのでしょうかって話でもあるので、
あなたが何がしたいのかによると思います。
少なくとも安全でないと言いたいなら、下側の地盤が数センチ上がってぎりぎり大丈夫であるなら、あなたは安全といえるのかということも疑問ですし、施工ミスを指摘したいなら、地面掘って、基礎したと地盤下の高さがあってないことを指摘すればいいだけです。
ただ、その図面見る限り、数センチ程度のずれなら、下の地盤を数センチあげておわりでしょうね。そうなるとあなたが何をしたいのかが疑問です。
まずあなたが何をしたいかです。
世間一般的に言いますが、地面を掘り起こして、基礎の下端の高さと地面の高さを確認することはあまりしません。設計図があってる前提で、施工することが多いので、普通はその確認をしないと思いますが、なぜその図のように下端の地面と30度のラインがズレていることが分かったのでしょうか。
普通は誰も確認しない事象なので、謎です。
分かってないのでしょうか、現場の高さがずれていようがあっていようが、その断面図は申請のための図面でしかないので、普通は書かないんですよ。なぜその図面があるかっていう部分が疑問でしかないです。
安全性の話なら、下の地面の高さが数センチ上がったところでがけ条例の対象外となって安全とはなるのでしょうかって話でもあるので、
あなたが何がしたいのかによると思います。
少なくとも安全でないと言いたいなら、下側の地盤が数センチ上がってぎりぎり大丈夫であるなら、あなたは安全といえるのかということも疑問ですし、施工ミスを指摘したいなら、地面掘って、基礎したと地盤下の高さがあってないことを指摘すればいいだけです。
ただ、その図面見る限り、数センチ程度のずれなら、下の地盤を数センチあげておわりでしょうね。そうなるとあなたが何をしたいのかが疑問です。
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