教えて!住まいの先生
Q 耐震等級3相当の建売の購入を検討しています。 建設住宅性能評価書はあると聞きました。 建設住宅性能評価書があれば耐震等級3"相当" でも安心して良いものでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2025/4/20 11:57:14
耐震等級3相当の建売住宅についてですね。
こんにちは。Yahoo知恵袋で専門家登録をして頂いているゼロシステムズの田中勲と申します。
私の過去30年間で3000件以上の建物診断をしてきた実績と経験を元に回答させていただきます。
まず、建設住宅性能評価書に「耐震等級3」と明記されていれば、それは「相当」ではなく、正式に耐震等級3を取得しているということになります。
これは、安心材料の一つといえると思います。
一方で、「耐震等級3相当」とだけ言われている場合、それは評価書の取得がなく、設計図面上の壁量や構造計算から営業担当者などが便宜的に言っているに過ぎないことが多いです。
そのため、「相当」と言う根拠を明示してもらうことが重要になります。
もし根拠が不明確な場合は、専門家による一般診断法による耐震診断を実施することをおすすめします。
この診断では壁量バランスなどをもとに構造評点を算出し、以下のように耐震等級相当を判断できます。
構造評点1.0以上1.25未満 → 耐震等級1相当
構造評点1.25以上1.5未満 → 耐震等級2相当
構造評点1.5以上 → 耐震等級3相当
ただし、これはあくまでも「壁量バランス」に注目した結果であり、本来の住宅性能評価に基づく耐震等級とは異なります。
よって、評価書を取得していない場合は、あくまでも「相当」となってしまいます。
ただ、この耐震診断を実施して、構造評点1.5以上であれば、ほぼほぼ住宅性能評価の耐震等級3と同等の耐震性がある建物であるとみなせます。
しかし、注意していただきたいのは、たとえ住宅性能評価書で耐震等級3を取得している物件でも、現場の施工に不備があるケースも少なくありません。
金物の取り付けミスやビスの本数不足、施工の雑さなどによって、本来の性能が担保されていない「名ばかり耐震等級3」になってしまうリスクもあります。
これは、建物を工事する職人の熟練度によって精度にばらつきがあるためです。
例えば、同じハウスメーカーが分譲している建売住宅であっても、1号棟は熟練で丁寧な職人が施工して精度の高いアタリの物件、隣の2号棟は未熟で雑な施工のハズレの物件というケースが実際にあります。
そのため、会社名や等級評価だけで安心せず、必ず契約前に専門家による住宅診断を受けて、欠陥や施工ミスがないか確認することがとても大切です。
下記のホームページでも詳しく解説していますのでご参照ください。
https://0systems.com/2021/08/02/13139/
お役に立てれば幸いでございます。
こんにちは。Yahoo知恵袋で専門家登録をして頂いているゼロシステムズの田中勲と申します。
私の過去30年間で3000件以上の建物診断をしてきた実績と経験を元に回答させていただきます。
まず、建設住宅性能評価書に「耐震等級3」と明記されていれば、それは「相当」ではなく、正式に耐震等級3を取得しているということになります。
これは、安心材料の一つといえると思います。
一方で、「耐震等級3相当」とだけ言われている場合、それは評価書の取得がなく、設計図面上の壁量や構造計算から営業担当者などが便宜的に言っているに過ぎないことが多いです。
そのため、「相当」と言う根拠を明示してもらうことが重要になります。
もし根拠が不明確な場合は、専門家による一般診断法による耐震診断を実施することをおすすめします。
この診断では壁量バランスなどをもとに構造評点を算出し、以下のように耐震等級相当を判断できます。
構造評点1.0以上1.25未満 → 耐震等級1相当
構造評点1.25以上1.5未満 → 耐震等級2相当
構造評点1.5以上 → 耐震等級3相当
ただし、これはあくまでも「壁量バランス」に注目した結果であり、本来の住宅性能評価に基づく耐震等級とは異なります。
よって、評価書を取得していない場合は、あくまでも「相当」となってしまいます。
ただ、この耐震診断を実施して、構造評点1.5以上であれば、ほぼほぼ住宅性能評価の耐震等級3と同等の耐震性がある建物であるとみなせます。
しかし、注意していただきたいのは、たとえ住宅性能評価書で耐震等級3を取得している物件でも、現場の施工に不備があるケースも少なくありません。
金物の取り付けミスやビスの本数不足、施工の雑さなどによって、本来の性能が担保されていない「名ばかり耐震等級3」になってしまうリスクもあります。
これは、建物を工事する職人の熟練度によって精度にばらつきがあるためです。
例えば、同じハウスメーカーが分譲している建売住宅であっても、1号棟は熟練で丁寧な職人が施工して精度の高いアタリの物件、隣の2号棟は未熟で雑な施工のハズレの物件というケースが実際にあります。
そのため、会社名や等級評価だけで安心せず、必ず契約前に専門家による住宅診断を受けて、欠陥や施工ミスがないか確認することがとても大切です。
下記のホームページでも詳しく解説していますのでご参照ください。
https://0systems.com/2021/08/02/13139/
お役に立てれば幸いでございます。
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