教えて!住まいの先生
Q 新築住宅における「仕様基準」「仕様規定」の意味について。
2025年4月から、一般的な戸建て新築住宅には「構造計算書の提出」や「構造耐力に関する審査」「省エネルギー性能証明」などが必要となるとのことですが、これらをなるべく簡略化するために、「仕様基準」「仕様規定」というものがあるということを知りました。
まず知りたいのは、この2つの言葉は同じ意味なのでしょうか?
私の現状の理解では同じ意味で、施主側から見たものが「仕様基準」、建築主側から見たものが「仕様規定」だと思っていますが…。
2つ目の質問は、「仕様基準」「仕様規定」でパッケージングされた住宅は、2025年4月からもこれまでに近い方法で新築住宅を建てることができるので、各住宅メーカー、工務店は「性能を上げる為の仕様(住宅の間取り、断熱方法、設備機器など)」を一つに固めて今後住宅提案を進めていくのでしょうか?
まず知りたいのは、この2つの言葉は同じ意味なのでしょうか?
私の現状の理解では同じ意味で、施主側から見たものが「仕様基準」、建築主側から見たものが「仕様規定」だと思っていますが…。
2つ目の質問は、「仕様基準」「仕様規定」でパッケージングされた住宅は、2025年4月からもこれまでに近い方法で新築住宅を建てることができるので、各住宅メーカー、工務店は「性能を上げる為の仕様(住宅の間取り、断熱方法、設備機器など)」を一つに固めて今後住宅提案を進めていくのでしょうか?
質問日時:
2025/1/10 14:02:26
解決済み
解決日時:
2025/1/11 20:15:49
回答数: 1 | 閲覧数: 189 | お礼: 100枚
共感した: 1 この質問が不快なら
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2025/1/11 20:15:49
>この2つの言葉は同じ意味なのでしょうか?
違います。
だいぶ噛み砕いて説明します。
まず1つ目の質問
かつて建築基準法は
「この性能がほしいならこの材料から選んでここに書いているとおりに施工してください。原則ほかは認めません。」という感じで仕様がガチガチに決まっていました。これを「仕様規定」といいます。
ところがこれだとどこの工務店で作っても似たような製品ばかりになりますし材料のテクノロジは日々進化していくのに、何年も前に示された仕様規定でしか家が建てられないのはナンセンスです。
そのため時代の動きや国際的な基準に適合させ、建築の自由度を上げるという意味で
「この性能がほしいならこの材料から選んでここに書いているとおりに施工してください。(仕様規定)」
「ただし同等以上の性能があることを証明できるなら別の材料を使ってもいいよ(性能規定)」
という第二のルートが作られることになり、建築の自由度が向上され新しい建材の利用が解禁されることになります。
ちなみにこれは20年以上前のお話です。
//
次に「仕様基準」ですが
来年度から一般の戸建て住宅でも省エネ基準に適合させなければならなくなります。ただし省エネ基準に適合しているかどうかのチェックをするのはまあまあ細やかな計算が必要で大変面倒くさいので、実務者の負担を減らす配慮から
「この材料をこの厚みで使ってこのように施工すれば、細かな計算をせずとも省エネ適合としていいよ。」というインスタント省エネ基準適合できる組み合わせが示されました。
この方法を用いて省エネ適合させることを「仕様基準」を用いて省エネ基準に適合させるといいます。
//
2つ目の質問
来年度から使える「仕様基準」が示されたのはごく最近の話ですので、これまでと同じように新築住宅をたてる場合「仕様基準」を用いずに面倒くさい計算をして省エネ基準に適合させる必要があります。
それだと細やかな計算をしなければならない労務の関係で、住宅販売価格が増えるのではないか?と思うかもしれませんがそのとおりです。
それでも仕様基準通りに建てるよりも安くなるので(仕様基準はかなり性能に余裕を持たせているため結構贅沢な仕様になっている)
これからもほとんどの工務店は大人しくちまちま面倒くさい計算をして4月以降の基準に適合させることになると予想されています。
違います。
だいぶ噛み砕いて説明します。
まず1つ目の質問
かつて建築基準法は
「この性能がほしいならこの材料から選んでここに書いているとおりに施工してください。原則ほかは認めません。」という感じで仕様がガチガチに決まっていました。これを「仕様規定」といいます。
ところがこれだとどこの工務店で作っても似たような製品ばかりになりますし材料のテクノロジは日々進化していくのに、何年も前に示された仕様規定でしか家が建てられないのはナンセンスです。
そのため時代の動きや国際的な基準に適合させ、建築の自由度を上げるという意味で
「この性能がほしいならこの材料から選んでここに書いているとおりに施工してください。(仕様規定)」
「ただし同等以上の性能があることを証明できるなら別の材料を使ってもいいよ(性能規定)」
という第二のルートが作られることになり、建築の自由度が向上され新しい建材の利用が解禁されることになります。
ちなみにこれは20年以上前のお話です。
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次に「仕様基準」ですが
来年度から一般の戸建て住宅でも省エネ基準に適合させなければならなくなります。ただし省エネ基準に適合しているかどうかのチェックをするのはまあまあ細やかな計算が必要で大変面倒くさいので、実務者の負担を減らす配慮から
「この材料をこの厚みで使ってこのように施工すれば、細かな計算をせずとも省エネ適合としていいよ。」というインスタント省エネ基準適合できる組み合わせが示されました。
この方法を用いて省エネ適合させることを「仕様基準」を用いて省エネ基準に適合させるといいます。
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2つ目の質問
来年度から使える「仕様基準」が示されたのはごく最近の話ですので、これまでと同じように新築住宅をたてる場合「仕様基準」を用いずに面倒くさい計算をして省エネ基準に適合させる必要があります。
それだと細やかな計算をしなければならない労務の関係で、住宅販売価格が増えるのではないか?と思うかもしれませんがそのとおりです。
それでも仕様基準通りに建てるよりも安くなるので(仕様基準はかなり性能に余裕を持たせているため結構贅沢な仕様になっている)
これからもほとんどの工務店は大人しくちまちま面倒くさい計算をして4月以降の基準に適合させることになると予想されています。
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