教えて!住まいの先生
Q 窓ガラスの結露って壁にできるカビと関係ありますか? 冬は窓付近は結露で湿度が高くて、室内は逆に乾燥するって聞いたことがあります。
カビはいつも外壁側の上隅辺りにできているのですが、窓にそれほど近い場所ではない所にもあるので、壁にもカビができる原因があるのでは?と思っているのですがどうなんでしょう?
質問日時:
2025/12/17 23:17:54
解決済み
解決日時:
2025/12/20 08:07:37
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2025/12/20 08:07:37
残念ながら、家の構造上の問題です。窓は関係ありません。
冷静に考えれば、きわめて当たり前のことなのですが、多くの方が理解できずに同じ失敗をされます。
最も顕著に表れるのは、外張り断熱の家と2×4工法の家です。
ひとつずつ整理していきます。
【カッコ】の中には、ごく当たり前の現象を書いていきますね。
①【湿った空気が冷やされると結露する】のはご理解いただけますよね?
夏場でも、氷を入れたグラスの周りには水滴が発生します。
②【家はアンカーボルトで基礎と結合されている】のはイメージできますでしょうか?
ほとんどの家が、鉄筋コンクリートで基礎を作ります。
基礎からアンカーボルトと呼ばれる金属が、たくさん出ていて、それに木や鉄骨の柱を固定します。
③【コンクリートや鉄は熱伝導率が高い】
コンクリートや鉄は、木材やプラスチックなどに比べて、鉄を伝えやすい物質です。
例えば、柄まで鉄でできた中華鍋は料理中に持っていられません。
中華料理店などでは、乾いたタオルなどを巻いていますよね。
家庭用のフライパンは、柄の部分が木やプラスチックになっています。
④【熱を発するものがない空間では、全てのものが同じ温度になる】
これ、イメージできるでしょうか。
例えば、冷蔵庫の中。
5℃に設定したとしましょう。
すると、当たり前の話ですが、マヨネーズも缶ビールも、ペットボトル飲料も肉や魚も、すべて5℃になります。
もちろん冷蔵庫の中の壁も5℃です。
でも、触った感触は全く異なりますよね。
熱伝導率が高い、缶などは手の熱を早く奪うので冷たく感じます。
一方、精肉のトレーや冷蔵庫の内壁など、熱を伝えにくい物質はあまり冷たく感じません。
それでも、温度計で測れば「すべて5℃」です。
屋外でも一緒です。
外気温が5℃であれば、全ての物は5℃です。
前提が「熱源がなければ」ですので、熱源である「太陽があたっているもの」の温度は上がります。
ここまではご理解いただけたでしょうか。
「言われてみれば当たり前」の話ばかりと感じられたのではないでしょうか。
総合すれば、「壁の中には外気温とほぼ同じ温度の鉄の棒がある」と言うことになります。
これは、木造でもツーバイフォーでも一緒です。
鉄骨住宅の場合は、柱全てが外気温と同じ温度になります。
これを踏まえて、次に進みますね。
⑤【壁の中の空気は室内と一緒?】
最近は「高気密高断熱」がブーム?です。
知識もなく「数値」にこだわる方もたくさんいらっしゃいます。
建物の構造を知っていると簡単なのですが、大切なのは「どこで気密をとっているか」です。
仮に、木造の柱で考えてみましょう。
「柱を立てて、外側から合板を貼る」これだけで、気密は取れます。
さらに、柱と合板の間に気密フィルムなどを施工すると、より気密性が上がります。
・・・と考えると、柱は「気密の内側」にありますよね。
「高気密・高断熱」を詠っているメーカー・工法はほとんどこうなります。
では、なぜ「柱の室内側」で気密を取らないのでしょうか。
部屋の周りを見回してください。
壁には、スイッチやコンセント、給湯機のリモコンやインターフォン。
気密を取るうえでは様々な障害物があります。
これにひとつづつ気密フィルムを施工するには、コストがかかります。
そして、コストをかけても「柱の外側から気密」には敵いません。
「建築する側にとってメリットがない」ので採用されないケースがほとんどです。
対流があるわけではないので、たくさんではありませんが「室内の湿った空気」が「壁の中に入る」ことになります。
「湿った空気が、冷えたアンカーボルトにあたる」とどうなるかは、もうご理解いただけるでしょう。
壁の中は結露の温床になります。
こうならないように、積水ハウスや住友林業など大手木造メーカーは「壁の中に空気を流す」構造にしています。
「気密性より結露対策」をしていると評価できるポイントです。
また、鉄骨メーカーは「柱を発泡系の断熱材で包む」ことで、「柱に湿った空気があたること」自体を防いでいます。
・・・とお話しすると、「木造でも発泡系の断熱材をアンカーボルトの室内側に施工しているから、湿った空気はあたらないのでは?」と言う疑問もあるかと思います。
確かにその通りで、湿った空気が断熱材で遮られれば、結露は起こしません。
「遮られれば」です。
これも「高気密・高断熱」の落とし穴です。
断熱材には、「グラスウールなどの綿状の物」と「発泡スチロールのような固いもの」があるのはご存知ですよね。
最近では、現場で発泡系の物を吹き付ける工法も増えてきました。
断熱性能を比較すると、同じ厚みであれば「発泡系の物が優れています」
非常に高い数値が出ます。
数値にこだわる消費者は、大喜びです。
でもね。
それは「建築時の性能」です。
木材は必ず「痩せます」
発泡系断熱材も「痩せます」
「木が暴れる」などと言う言い方をしますが、木の柱は「乾燥すると細くなり、湿気を含むと太くなります」
樹種にもよりますが1mmまで行かない話なので、見ても気づかないでしょう。
でも、新築後に「クロスに隙間が空いてきた」「床鳴りがする」なんて経験をされた方もいるでしょう。
無垢の柱が割れてきたのを見たことがある方もいるかもしれません。
これが「木が暴れた」ための現象です。
同様に、「発泡系の断熱材も痩せます」
そうなると、柱と断熱材の間に隙間が生じることになります。
どんなに性能の高い断熱材を用いても、隙間があいては無意味です。
話を元に戻しますね。
壁の中で生じた結露は、周りの木材などが吸収することになります。
室内側の石膏ボードが水分を吸収し、乾かなければカビが生えやすくなります。
こうならないように、24時間計画換気が義務化されているのですが、万能ではありません。
(そもそも気密性を高め、コストをかけて換気する・・・に違和感もありますが)
添付画像の家は、電子ピアノをどけてみたら・・・です。
冷静に考えれば、きわめて当たり前のことなのですが、多くの方が理解できずに同じ失敗をされます。
最も顕著に表れるのは、外張り断熱の家と2×4工法の家です。
ひとつずつ整理していきます。
【カッコ】の中には、ごく当たり前の現象を書いていきますね。
①【湿った空気が冷やされると結露する】のはご理解いただけますよね?
夏場でも、氷を入れたグラスの周りには水滴が発生します。
②【家はアンカーボルトで基礎と結合されている】のはイメージできますでしょうか?
ほとんどの家が、鉄筋コンクリートで基礎を作ります。
基礎からアンカーボルトと呼ばれる金属が、たくさん出ていて、それに木や鉄骨の柱を固定します。
③【コンクリートや鉄は熱伝導率が高い】
コンクリートや鉄は、木材やプラスチックなどに比べて、鉄を伝えやすい物質です。
例えば、柄まで鉄でできた中華鍋は料理中に持っていられません。
中華料理店などでは、乾いたタオルなどを巻いていますよね。
家庭用のフライパンは、柄の部分が木やプラスチックになっています。
④【熱を発するものがない空間では、全てのものが同じ温度になる】
これ、イメージできるでしょうか。
例えば、冷蔵庫の中。
5℃に設定したとしましょう。
すると、当たり前の話ですが、マヨネーズも缶ビールも、ペットボトル飲料も肉や魚も、すべて5℃になります。
もちろん冷蔵庫の中の壁も5℃です。
でも、触った感触は全く異なりますよね。
熱伝導率が高い、缶などは手の熱を早く奪うので冷たく感じます。
一方、精肉のトレーや冷蔵庫の内壁など、熱を伝えにくい物質はあまり冷たく感じません。
それでも、温度計で測れば「すべて5℃」です。
屋外でも一緒です。
外気温が5℃であれば、全ての物は5℃です。
前提が「熱源がなければ」ですので、熱源である「太陽があたっているもの」の温度は上がります。
ここまではご理解いただけたでしょうか。
「言われてみれば当たり前」の話ばかりと感じられたのではないでしょうか。
総合すれば、「壁の中には外気温とほぼ同じ温度の鉄の棒がある」と言うことになります。
これは、木造でもツーバイフォーでも一緒です。
鉄骨住宅の場合は、柱全てが外気温と同じ温度になります。
これを踏まえて、次に進みますね。
⑤【壁の中の空気は室内と一緒?】
最近は「高気密高断熱」がブーム?です。
知識もなく「数値」にこだわる方もたくさんいらっしゃいます。
建物の構造を知っていると簡単なのですが、大切なのは「どこで気密をとっているか」です。
仮に、木造の柱で考えてみましょう。
「柱を立てて、外側から合板を貼る」これだけで、気密は取れます。
さらに、柱と合板の間に気密フィルムなどを施工すると、より気密性が上がります。
・・・と考えると、柱は「気密の内側」にありますよね。
「高気密・高断熱」を詠っているメーカー・工法はほとんどこうなります。
では、なぜ「柱の室内側」で気密を取らないのでしょうか。
部屋の周りを見回してください。
壁には、スイッチやコンセント、給湯機のリモコンやインターフォン。
気密を取るうえでは様々な障害物があります。
これにひとつづつ気密フィルムを施工するには、コストがかかります。
そして、コストをかけても「柱の外側から気密」には敵いません。
「建築する側にとってメリットがない」ので採用されないケースがほとんどです。
対流があるわけではないので、たくさんではありませんが「室内の湿った空気」が「壁の中に入る」ことになります。
「湿った空気が、冷えたアンカーボルトにあたる」とどうなるかは、もうご理解いただけるでしょう。
壁の中は結露の温床になります。
こうならないように、積水ハウスや住友林業など大手木造メーカーは「壁の中に空気を流す」構造にしています。
「気密性より結露対策」をしていると評価できるポイントです。
また、鉄骨メーカーは「柱を発泡系の断熱材で包む」ことで、「柱に湿った空気があたること」自体を防いでいます。
・・・とお話しすると、「木造でも発泡系の断熱材をアンカーボルトの室内側に施工しているから、湿った空気はあたらないのでは?」と言う疑問もあるかと思います。
確かにその通りで、湿った空気が断熱材で遮られれば、結露は起こしません。
「遮られれば」です。
これも「高気密・高断熱」の落とし穴です。
断熱材には、「グラスウールなどの綿状の物」と「発泡スチロールのような固いもの」があるのはご存知ですよね。
最近では、現場で発泡系の物を吹き付ける工法も増えてきました。
断熱性能を比較すると、同じ厚みであれば「発泡系の物が優れています」
非常に高い数値が出ます。
数値にこだわる消費者は、大喜びです。
でもね。
それは「建築時の性能」です。
木材は必ず「痩せます」
発泡系断熱材も「痩せます」
「木が暴れる」などと言う言い方をしますが、木の柱は「乾燥すると細くなり、湿気を含むと太くなります」
樹種にもよりますが1mmまで行かない話なので、見ても気づかないでしょう。
でも、新築後に「クロスに隙間が空いてきた」「床鳴りがする」なんて経験をされた方もいるでしょう。
無垢の柱が割れてきたのを見たことがある方もいるかもしれません。
これが「木が暴れた」ための現象です。
同様に、「発泡系の断熱材も痩せます」
そうなると、柱と断熱材の間に隙間が生じることになります。
どんなに性能の高い断熱材を用いても、隙間があいては無意味です。
話を元に戻しますね。
壁の中で生じた結露は、周りの木材などが吸収することになります。
室内側の石膏ボードが水分を吸収し、乾かなければカビが生えやすくなります。
こうならないように、24時間計画換気が義務化されているのですが、万能ではありません。
(そもそも気密性を高め、コストをかけて換気する・・・に違和感もありますが)
添付画像の家は、電子ピアノをどけてみたら・・・です。
質問した人からのコメント
回答日時: 2025/12/20 08:07:37
皆さんご回答ありがとうございました。
めちゃくちゃ丁寧に教えてくださってたのでベストアンサーに選ばせていただきました。
回答
A
回答日時:
2025/12/18 07:58:52
カビを含め生き物には空気、水、餌が必須です。
水が特にポイントで結露が起きるところもしくはその周辺はカビが成長しやすいです。
部屋内の温度も床と天井では温度差があり天井側の温度が高い・・・つまり湿度んも高めであるといえる。
ガラスは結露ができても餌がないので結露水が染み出た壁側(有機物なので餌になる)にカビが成長することはあり得る。
水が特にポイントで結露が起きるところもしくはその周辺はカビが成長しやすいです。
部屋内の温度も床と天井では温度差があり天井側の温度が高い・・・つまり湿度んも高めであるといえる。
ガラスは結露ができても餌がないので結露水が染み出た壁側(有機物なので餌になる)にカビが成長することはあり得る。
A
回答日時:
2025/12/18 00:39:45
札幌の設備の設計屋です。
窓ガラスが結露するという事は「部屋全体の湿度が高い」ので「カビが発生しやすい環境」になるので『関係はあります』という事になります。
>>冬は窓付近は結露で湿度が高くて、室内は逆に乾燥するって聞いたことがあります。
この裏付けが解りませんが、室内に一定以上の湿度が無ければ窓ガラスが結露する事はありませんしカビも発生しません。
質問内容からだと室内環境が解らないのでカビの発生元までは書けませんが、「窓が結露するほど湿度が高いのなら室内のどこにカビが発生してもおかしくない」という事です。
外気温にもよりますが室内の湿度が50%を超えるくらいから結露が始まります。人が生活するには少し高いくらいの湿度ですがカビが発生するには十分な湿度です。これに壁紙の何かの要素(例えば断熱が薄い箇所や切れているなど)が加わりカビが発生しているように思われます。
窓ガラスが結露するという事は「部屋全体の湿度が高い」ので「カビが発生しやすい環境」になるので『関係はあります』という事になります。
>>冬は窓付近は結露で湿度が高くて、室内は逆に乾燥するって聞いたことがあります。
この裏付けが解りませんが、室内に一定以上の湿度が無ければ窓ガラスが結露する事はありませんしカビも発生しません。
質問内容からだと室内環境が解らないのでカビの発生元までは書けませんが、「窓が結露するほど湿度が高いのなら室内のどこにカビが発生してもおかしくない」という事です。
外気温にもよりますが室内の湿度が50%を超えるくらいから結露が始まります。人が生活するには少し高いくらいの湿度ですがカビが発生するには十分な湿度です。これに壁紙の何かの要素(例えば断熱が薄い箇所や切れているなど)が加わりカビが発生しているように思われます。
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