教えて!住まいの先生
Q 強気の価格設定のマンション、売れ残った場合どんなことが懸念されるでしょうか。 大幅な値下げが予想されますが第一期販売での価格交渉は可能でしょうか。
新築マンションの購入を検討しており、契約を間近に控えている者です。
ただ不人気物件のようで、入居3ヶ月前から現地物件で始まった販売ですが、
小規模物件にもかかわらず第一期で3分の1しか売り出されていません。
人気の主要都市徒歩10分圏内の立地のよさが売りで、売主は中堅どころとはいえ
価格発表前はそれなりの注目を集めていました。
この分野の専門家に見ていただいたところ、人気のない場所ではないが価格設定が高すぎるため今後、相当な値下げが予想されるとのこと。どうしても欲しいなら今の段階で価格交渉をしてはどうかとアドバイスいただきました。
しかし今ひとつどうしたらいいのかイメージが湧きません。
▼売り出し第一期販売での価格交渉はどの程度可能性があり、どんなふうに交渉をしたらよいものでしょうか。
立地と今の部屋が気に入っているのでぎりぎりの予算とはいえ、ほぼ購入したいとは思ってはおります。
しかし大幅な売れ残りがでて入居後も販売を続ける場合、中長期的に見て、どのようなことが懸念されるのか、だんだん心配になって参りました。(営業の方も入居段階での完売は難しそうと話しておられました。同系列のシリーズで販売後4年たって売れ残っているものもみかけました)
▼売れ残り物件では、価格以外の点でどんな懸念事項が考えられますでしょうか。
ある程度覚悟しておきたいということもあり、経験者のみなさまのご意見もふくめ、おうかがいできると幸いです。
また余り危ういと思ったら購入も踏みとどまりたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
ただ不人気物件のようで、入居3ヶ月前から現地物件で始まった販売ですが、
小規模物件にもかかわらず第一期で3分の1しか売り出されていません。
人気の主要都市徒歩10分圏内の立地のよさが売りで、売主は中堅どころとはいえ
価格発表前はそれなりの注目を集めていました。
この分野の専門家に見ていただいたところ、人気のない場所ではないが価格設定が高すぎるため今後、相当な値下げが予想されるとのこと。どうしても欲しいなら今の段階で価格交渉をしてはどうかとアドバイスいただきました。
しかし今ひとつどうしたらいいのかイメージが湧きません。
▼売り出し第一期販売での価格交渉はどの程度可能性があり、どんなふうに交渉をしたらよいものでしょうか。
立地と今の部屋が気に入っているのでぎりぎりの予算とはいえ、ほぼ購入したいとは思ってはおります。
しかし大幅な売れ残りがでて入居後も販売を続ける場合、中長期的に見て、どのようなことが懸念されるのか、だんだん心配になって参りました。(営業の方も入居段階での完売は難しそうと話しておられました。同系列のシリーズで販売後4年たって売れ残っているものもみかけました)
▼売れ残り物件では、価格以外の点でどんな懸念事項が考えられますでしょうか。
ある程度覚悟しておきたいということもあり、経験者のみなさまのご意見もふくめ、おうかがいできると幸いです。
また余り危ういと思ったら購入も踏みとどまりたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
ベストアンサーに選ばれた回答
books_ioさん、こんにちは。
●価格交渉について
販売が苦戦しそうな物件でも、販売直後に関しては値引きしてもらえる可能性は低いと思います。ですが、少ない可能性に期待して、営業マンが契約を持ちかけてきたら「この価格では高くて購入する気が起きない。価格を下げて欲しい」と、強く申し出てみてはいかがでしょうか。
なぜ値引きの可能性が低いかと言えば、ほとんどの新築マンション分譲会社では、販売が苦戦しそうな物件であってもまずは定価で契約するよう販売現場(営業マン)に指示します。一度値引きOKの許可を出してしまうと、現場の営業マンが売らんがために安易に値引きを提示してしまい、事業計画上の利益がどんどん減っていってしまうからです。
販売を継続し進捗が思わしくないと、ある時点で販売現場に値引きを許可し始めますが、果たしてそれがいつなのかというのは部外者は一切わかりません。ですから、営業担当者に「値引きされないなら買わない」と強く伝えてみて、相手が一歩も譲らなければ、会社が値引き許可をまだ出し始めていないと考えていいでしょう。
そこで、「値引きされる時期まで購入を待とう」とするのか、待っていて気に入った部屋を他の人に取られたくないと契約して押さえるのかは、個人の価値観で決めるしかありません。
●販売苦戦物件の懸念事項
新築時の販売苦戦物件は、中古で売却する際、希望の価格ではなかなか売れづらく、売却額をかなり下げないといけないことが考えられます。新築のときになかなか売れないわけですから、中古のときも同じ現象が起きるわけです。
ご自身が新築時にいくらで購入されるのかも重要ではありますが、住み替え時の売却のしにくさは考えておかなくてはいけません。購入希望者がなかなか現れない場合には、売却できず、住み替えができない場合もあります。
また、販売が長期化すると、未入居の住戸も「中古」として販売されることになり、中古売却時の価格に影響する可能性があります。
金銭以外のリスクとしては、管理組合がまとまりにくくなる可能性が考えられます。総戸数の半分以上が引き渡し後1年も2年も空いていると、管理組合を一部居住者だけで運営することとなり、後から入居した人達は組合運営に対して消極的な関わり方で人任せにする人が出てくるかもしれません。
●最後は気に入っているかどうか
とりあえずリスクを挙げてみましたが、その人がリスクも知ったうえで気に入っているのであれば、その家を購入することはおかしくありません。私が前に住んでいたマンションも、今住んでいるマンションも、入居したときは数部屋空いていましたが、私はとても気に入って住んでいました。(中古売却時はやはり苦労しましたが・・・)
第一期ですぐ契約しようとするのか、他の間取りや階などまで候補を広げてもう少し売れ行きを見守るのか、ご家族でよく話し合ってみてくださいね。
お役に立てれば幸いです。
●価格交渉について
販売が苦戦しそうな物件でも、販売直後に関しては値引きしてもらえる可能性は低いと思います。ですが、少ない可能性に期待して、営業マンが契約を持ちかけてきたら「この価格では高くて購入する気が起きない。価格を下げて欲しい」と、強く申し出てみてはいかがでしょうか。
なぜ値引きの可能性が低いかと言えば、ほとんどの新築マンション分譲会社では、販売が苦戦しそうな物件であってもまずは定価で契約するよう販売現場(営業マン)に指示します。一度値引きOKの許可を出してしまうと、現場の営業マンが売らんがために安易に値引きを提示してしまい、事業計画上の利益がどんどん減っていってしまうからです。
販売を継続し進捗が思わしくないと、ある時点で販売現場に値引きを許可し始めますが、果たしてそれがいつなのかというのは部外者は一切わかりません。ですから、営業担当者に「値引きされないなら買わない」と強く伝えてみて、相手が一歩も譲らなければ、会社が値引き許可をまだ出し始めていないと考えていいでしょう。
そこで、「値引きされる時期まで購入を待とう」とするのか、待っていて気に入った部屋を他の人に取られたくないと契約して押さえるのかは、個人の価値観で決めるしかありません。
●販売苦戦物件の懸念事項
新築時の販売苦戦物件は、中古で売却する際、希望の価格ではなかなか売れづらく、売却額をかなり下げないといけないことが考えられます。新築のときになかなか売れないわけですから、中古のときも同じ現象が起きるわけです。
ご自身が新築時にいくらで購入されるのかも重要ではありますが、住み替え時の売却のしにくさは考えておかなくてはいけません。購入希望者がなかなか現れない場合には、売却できず、住み替えができない場合もあります。
また、販売が長期化すると、未入居の住戸も「中古」として販売されることになり、中古売却時の価格に影響する可能性があります。
金銭以外のリスクとしては、管理組合がまとまりにくくなる可能性が考えられます。総戸数の半分以上が引き渡し後1年も2年も空いていると、管理組合を一部居住者だけで運営することとなり、後から入居した人達は組合運営に対して消極的な関わり方で人任せにする人が出てくるかもしれません。
●最後は気に入っているかどうか
とりあえずリスクを挙げてみましたが、その人がリスクも知ったうえで気に入っているのであれば、その家を購入することはおかしくありません。私が前に住んでいたマンションも、今住んでいるマンションも、入居したときは数部屋空いていましたが、私はとても気に入って住んでいました。(中古売却時はやはり苦労しましたが・・・)
第一期ですぐ契約しようとするのか、他の間取りや階などまで候補を広げてもう少し売れ行きを見守るのか、ご家族でよく話し合ってみてくださいね。
お役に立てれば幸いです。
質問した人からのコメント
回答日時: 2013/1/22 00:55:32
お忙しいところ丁寧なご回答、ありがとうございます。
マンション販売の舞台裏がわかり、ニュアンスがよく感じ取れました。
他の皆様のコメントを拝見してもそうですが、やはり値引きはむずかしいかもしれませんね。管理組合がまとまりにくいかも、というご指摘も納得です。
気に入っているので迷いますが、今契約するのがよいかどうかーーするにしても、よくよくリスクを覚悟して考えたいと思います。ありがとうございました。
回答
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A
回答日時:
2013/1/19 18:12:11
水を差すようで申し訳ございません.
居住用にしても投資感覚でが重要です.
マンションが将来的に価値の下がらない物件を選ぶことが大切です.
1 同じような大きさのマンションの10年後,20年後そして30年後の家賃がどのくらいなのかを調べて下さい.
たとえば10年経過した物件の家賃より現在のマンション(購入予定)返済の支払額が下回ったものがよろしいです.
将来何かあったときにマンションが売れなくても貸せますからね.ローンは減っていき破綻しません.
2 それには,将来その地区は魅力のある地区なのかどうか(人口が増えていくのか),大きさは60平米以上か,駅10分以内か(これはクリヤーしているようですね),30戸以上あるのか(小さいと管理修繕費が高くなりますよ)この物件はこの点も気になります.将来値が下がります.間取りがどうか.など
3 同じ金額のマンションの場合どちらを選んだらいいのか.これは明らかに高い金額の家賃で貸せるマンションを選ぶ(これが正解です)
元に戻ります.どうしても購入したい場合指し値(この金額で)と伝える.理由は上記の例を出してください.
新築でも当然値下げに応じます.
以前公団でこのようなことがありました.高く購入した方には申し訳ありませんがすべてのものには「相場」(需要と供給)というものがありますからね.
居住用にしても投資感覚でが重要です.
マンションが将来的に価値の下がらない物件を選ぶことが大切です.
1 同じような大きさのマンションの10年後,20年後そして30年後の家賃がどのくらいなのかを調べて下さい.
たとえば10年経過した物件の家賃より現在のマンション(購入予定)返済の支払額が下回ったものがよろしいです.
将来何かあったときにマンションが売れなくても貸せますからね.ローンは減っていき破綻しません.
2 それには,将来その地区は魅力のある地区なのかどうか(人口が増えていくのか),大きさは60平米以上か,駅10分以内か(これはクリヤーしているようですね),30戸以上あるのか(小さいと管理修繕費が高くなりますよ)この物件はこの点も気になります.将来値が下がります.間取りがどうか.など
3 同じ金額のマンションの場合どちらを選んだらいいのか.これは明らかに高い金額の家賃で貸せるマンションを選ぶ(これが正解です)
元に戻ります.どうしても購入したい場合指し値(この金額で)と伝える.理由は上記の例を出してください.
新築でも当然値下げに応じます.
以前公団でこのようなことがありました.高く購入した方には申し訳ありませんがすべてのものには「相場」(需要と供給)というものがありますからね.
A
回答日時:
2013/1/19 16:13:18
売れ残るであろうことが最初から予見できるのであれば、値段交渉は第1期からでも
可能でしょう。一般的な話ですが、以下のことに気をつけてください。
1. 非常に欲しがっていることを態度や表情に出さない。
2. 資金に余裕があることをにおわさない。
3. ○○○○万円までなら出せるので、その範囲なら検討するんだけどと
具体的な値段で交渉する。
4. なるべく権限のありそうな営業をひっぱりだす。
価格決定権のまったくない人間を相手にすると手間暇が増えます。
3.の値段はなかなか決めづらいのですが、駄目もとの値段提示から
始めるのもありだと思います。箸にも棒にもかからなければ、売主側は
拒否して交渉決裂しますが、本当に売れ残る物件なら向こうから絶対に
連絡が来ます。向こうが相手にしなかった場合でも、すぐにじゃあもう
○○万円なら出しますと譲歩するような態度は取らない方がいいです。
少なくとも、数日間を空けて、親が金を援助してくれることになったからと
か言って、少し上限額を引き上げましょう。
本当に売れ残りそうな物件で、入居まで間がないのなら、
契約が入居開始に間に合う必要はないので、腰を落ち着けて
値引き交渉してください。買い急いでいては値切るのは無理です。
売れ残りの割高マンションのリスクは資産価値の下落につきるでしょう。
売り切るために、デベが大幅値引することが目に見えてますから。
ただし、売り切った後の中古価格は分譲時の値引とはあまり関係ないようです。
販売時に大苦戦して2割3割引きは当たり前だったのに、
竣工5年以上経って割引前の定価の2割り増しで売られている
マンションが前住居の近く(都心)にありました。
不動産の値段ほど当てにならないものはありません。
可能でしょう。一般的な話ですが、以下のことに気をつけてください。
1. 非常に欲しがっていることを態度や表情に出さない。
2. 資金に余裕があることをにおわさない。
3. ○○○○万円までなら出せるので、その範囲なら検討するんだけどと
具体的な値段で交渉する。
4. なるべく権限のありそうな営業をひっぱりだす。
価格決定権のまったくない人間を相手にすると手間暇が増えます。
3.の値段はなかなか決めづらいのですが、駄目もとの値段提示から
始めるのもありだと思います。箸にも棒にもかからなければ、売主側は
拒否して交渉決裂しますが、本当に売れ残る物件なら向こうから絶対に
連絡が来ます。向こうが相手にしなかった場合でも、すぐにじゃあもう
○○万円なら出しますと譲歩するような態度は取らない方がいいです。
少なくとも、数日間を空けて、親が金を援助してくれることになったからと
か言って、少し上限額を引き上げましょう。
本当に売れ残りそうな物件で、入居まで間がないのなら、
契約が入居開始に間に合う必要はないので、腰を落ち着けて
値引き交渉してください。買い急いでいては値切るのは無理です。
売れ残りの割高マンションのリスクは資産価値の下落につきるでしょう。
売り切るために、デベが大幅値引することが目に見えてますから。
ただし、売り切った後の中古価格は分譲時の値引とはあまり関係ないようです。
販売時に大苦戦して2割3割引きは当たり前だったのに、
竣工5年以上経って割引前の定価の2割り増しで売られている
マンションが前住居の近く(都心)にありました。
不動産の値段ほど当てにならないものはありません。
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