教えて！住まいの先生

ステンレスシンクをお考えならクリンレディをおすすめします･･･。
私も同様のことで色々考えた時期があり、そのときに調べた結果、クリンレディとタカラではステンレスのSUS品番が違っており、クリンレディの採用しているSUS304のほうが遥かに高価なステン素材になるということです。

タカラでも最上級グレードのレミューのオプションになっているユーティリティシンクだけは確かSUS304（もしくは同等品）を使ってたはずですが天板は新素材のSUS443ですし･･･もともとタカラはステンレスを得意としてませんし、以前のシンクは粗雑に扱うとすぐに錆びたりしたそうです（嘘のような話ですが、本当です）

※SUS304は特にすごいステンレスというわけではなく、キッチンで使われるステンレス素材としては一般的なのですが、タカラはどういうわけか安い素材を使ってきたみたいです。

※SUS品番とそれぞれの性能については聞くなり調べるなりしてください。
私もはっきり覚えているわけではありませんので。


クリンレディの弱点としては、アイレベル収納が貧弱であること。
タカラの弱点としては、オートムーブ収納（電動吊戸）、キャビネットのトレイ収納が貧弱であること、あとは大して変わらないと思います。また、どちらもLIXILほどに収納の極みってわけではないですので。

長所はその裏返しですね。
クリンレディはトレイ収納、オートムーブが優れており、タカラはアイラックが優れている、と。私はそう感じました。
ただ、アイラックはプラスチック剥き出しですので、かなり安っぽいですが。

それと、キッチンのタイプによりますが、I型の3000ｍｍを越す長尺物だと、タカラはレイアウトに全く融通が利かなくなります、というか、ひどいレイアウトになります。2700mmぐらいまでならそれほど影響ないと思いますが。反面、クリンレディは割と自由にレイアウトを組めますね。


次にエンドパネルですが（キッチン左右両端のパネル）

タカラは基本的に「ワークトップ勝ち」といいまして、エンドパネルの上にワークトップが乗っかるような仕組みになってますが、クリンレディは「エンドパネル勝ち（エンドパネルが衝立のように立ち上がる）」だったはずで、ここはどちらが使いやすいかで変わってくると思います。

狭いキッチンならエンドパネル勝ちが何かと便利ですが、エンドパネルの立ち上がり部分は最も破損しやすく経年劣化で水を吸ってめくれあがってくることが多いですので、要注意箇所かもしれません。

パナソニックなんかはエンドパネルカバーをオプションで選べますが、クリンレディは選べませんしね。また、クリンレディで無理やりワークトップ勝ちにすると、エンドパネルが無機質なパーチクルボードみたいな部材になったはずです（特注家具でエンドパネルのオーバーカバーを設えるってのもアリですが）


最後に私個人はタカラ（レミュー）を使用しています。

感じる弱点としては、シンクの排水口リングが古臭いなーって点、キャビネットの間仕切りとかもナチュラルに高いなーって点ですね。あと今のキッチンはどれもそうなのかもしれませんが、10年以上前のトルネード（内炎式）コンロに比べて火力も弱い上にリニアな調整ができないので、これについては全然駄目です。

また、長所は掃除のしやすさですね。
掃除掃除というと「またホーロー推しか･･･」と、もう聞き飽きたかもしれませんが、大金で買う新しいキッチンだからこそ、使ったあとにはしっかり掃除して、いつまでもきれいに使いたいと思いますよね？そのときに掃除が楽なのとそうでないのでは全然違ってくるのではなかろうか？と日々掃除をしながら思います。

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