教えて！住まいの先生

はじめまして、ホームインスペクション（住宅診断、住宅検査）を行っています、建築士の林と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

24時間、常時換気を目的として設置されているものでも、当然冷暖房の負荷にもなりますし、いつもいる場所に直接風が当たるようでは閉めざるをえないのもわかります。特に冬場は質問者様がおっしゃるような問題になりやすいですね。以下思いつく範囲で、今の状況に関連しそうなことを書き出してみますので、ご参考下さい。

○築9年程度ということで、建物のほうの建材に含まれているホルムアルデヒドは、だいぶ揮発が進んだと思われます。ただ、新しい家具などがあるとそこから揮発してくることもありますので、シックハウス対策を目的とした換気が必要なくなったわけではありません。常時換気を行わない場合は、その分ときどき窓を開けて換気するなどして調整してもよいかもしれません。

○お部屋の湿気を調整する意味でも、24時間換気はちょうどよいくらいに機能していると思われます。それを止める場合は、やはり上記のようにときどきの窓開け換気で対応するとよいかもしれません。少し湿気を感じる？少し空気が淀んだかな？窓に結露が！など室内の空気に関する居住者様の感覚を大事にしてその都度対応していれば、大きな問題につながりにくいと思います。

○給気口を閉めた上で排気ファンのスイッチを点けておくと、基本的にお部屋の空気が外に出てゆくばかりになりますので、外部とくらべてお部屋内部の気圧が低い状態になり、サッシやドアが開けづらくなることがあります。24時間換気くらいではあまり感じないかもしれませんが、キッチンの換気扇を強くした状態で玄関ドアを開けようとすると「鍵を掛けたままだったかな」と思うくらいドアが開けづらくなると思いますが、これに似た現象です。この気圧差が問題にならないか気をつけるとよいと思います。

○給気口が複数あるのであれば、ソファー横の給気口は閉めても、他のところは開けておけば気圧差は小さくなると思います。その時ソファーのお部屋は窓開け換気を心がけて下さい。

以上、すでにお調べになったこともあるかもしず、また同じようなことをくどくど書いてしまいましたが、、ご参考まで。

お住まいのお部屋と居住者様に合った室温や湿気、およびシックハウス対策の調整ができるとよいですね。

• 参考になる：0
• ありがとう：0
• 感動した：0
• 面白い：0

この回答が不快なら