教えて！住まいの先生

はじめまして、ホームインスペクション（住宅診断、住宅検査）を行っています、建築士の友成と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

木造にしても鉄骨造にしても、外壁材を塗装しない場合は、耐久性のある材料を使う事になりますが、比較的耐久性のあるALC材やステンレス鋼板などの材料自体は耐久性50年程度でしょうか。
(一般的にALCの塗料は15年程度でメンテナンスが必要になります)
これらの材料は一定の大きさしかなく、材と材、窓の廻りに目地部分ができます。その目地部を埋めるコーキング材は一般的に耐久性15年程度しかなく、メンテナンスが必要になります。
外壁タイル張りの場合も、タイル自体に塗装しなくても目地部分はやはり、メンテナンスが必要になります。

ハウスメーカーの選択というよりは、外壁の仕様をどう選択するかでしょうか。

一番耐久性があるといえば、コンクリートの外壁でしょうか。コンクリートが中性化するのに1mm/1年と言われていますので、壁の厚さが30cm程度（内部鉄筋まで100mmの距離）で作れば、計算上100年間は大丈夫ということになりますが、塗装はしなくても、防水層や設備の取付部、配管の貫通部など、メンテナンスが必要になります。

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