教えて！住まいの先生

●大河ﾄﾞﾗﾏ｢花燃ゆ｣の舞台である旧･長州藩である山口県宇部市や下関市の一部のｴﾘｱ(例:ﾛﾝﾌﾞｰ淳の出身地の彦島など)には、
所轄法務局に保管してあるべき、土地の公図(字図)が無い、と言うか、元来、公図が未作成の状態だそうです。

●原因は、噂で聞いた所では明治初期の公図作成時期に新政府内で発言力のあった長州藩出身の政治家、または官僚が、
(有権者のご機嫌を取って、指示基盤強化の目的に)
地元山口県の土地を基礎とした租税(固定資産税など)を故意に低くする為に、
公図作成を妨害し、それ以来手付かずのまま現代に至っているとの事でした。

●土地や建物の登記事項証明書が取れても、公図が無ければ、その位置を公的に示す書類が欠落している訳であり、
結果、不動産取引、ひいては経済活動の阻害要因になります。
山口県が隣県の福岡県や広島県と比較しても、経済規模が見劣りしている原因の一つだとか。

●また、一つの地名〇〇地番に対し、山〇〇と里〇〇という2つの土地があり、それが登記事項証明書に山と里の明示の記載が無いので、
結果、一つの地名地番を表記する登記事項証明書が2つ存在し、且つ、その公図が未作成であり、土地取引に支障を来しているそうです。

質問
①下関市･宇部市以外で公図が無い市町村はありますか？あるとすれば、具体的にはどこですか？

②↑で書いた原因は、事実でしょうか。
公図が無い、しかも一つの地名地番に2つの別個の土地があるのでは、不動産売買等が活発にならず、経済発展の阻害要因になる事は必至です。

③公図がないｹｰｽでは、実務上、土地の位置をどうやって特定しているのですか。
その他、山口県のﾄﾘﾋﾞｱ下さい。