教えて！住まいの先生

はじめまして、ホームインスペクション（住宅診断、住宅検査）を行っています、建築士の友成と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

トイレの大きさが壁の中心寸法で畳1帖とすれば、実際の奥行き寸法は1.7ｍ程度でしょうか。
7mmずれているのであれば、1m当りに直すと約4/1000mmのずれになります。

建築は基本的には現場での作業になりますので、全く水平や垂直に造る事は難しく、施工誤差はある程度あります。

今回のようにフローリングの目地や家具など、比較する物がある場合にそれに気づくのですが、意外と気づかないで住んでいる事が多いと言えます。

実際に建築されている住宅で壁が4/1000程度斜めになっている事例は、とても珍しい事では無いという所でしょうか。

建物全ての壁が同一方向に4/1000程度傾斜しているのであれば、地面が不同沈下している可能性などが考えられますが、今回の場合、この壁が傾斜ではなく斜めに施工されているので、確かに気になりますが、あまりご心配されなくでも良いかと思います。

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