教えて!住まいの先生

Q 個別浄化槽とは何かを教えてください。 中古物件でいいところがあったのですが、水洗トイレで「個別浄化槽」とサイトに記載されていました。 どういうものかわからないので、実際使われている

方、以前使っていた方に教えていただきたいです。

①個別浄化槽とは具体的にはどういうものなのでしょうか?

②サイトで調べるとメンテナンスが年に1回必要というようにかかれていたので、だいたい費用はどれぐらいですか?

③毎月の使用料などかかるのでしょうか?

④臭い、メリット&デメリットなど何でもいいので教えてください。
質問日時: 2017/1/25 14:49:55 解決済み 解決日時: 2017/1/31 21:04:47
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2017/1/31 21:04:47
①浄化槽とは、個人宅専用の小さい下水処理場みたいなものです。トイレのみを処理するみなし浄化槽とトイレと宅内の雑排水を処理する合併浄化槽があります。平成13年4月以降は、合併浄化槽しか設置の許可がされていませんが、その頃の合併浄化槽は、今の合併浄化槽と比べると倍の大きさがありました。進化しているんです。
②メンテナンスと言われる部分ですが、保守点検、清掃、法定検査とあります。
保守点検は、浄化槽管理士により定期的に行います。浄化槽の機種や汚水の処理方式により管理の難易度があり、契約した保守点検業者の地区担当の浄化槽管理士に当たりハズレがある!?浄化槽の処理方式や人槽により法定回数が決まっています。一般的なほとんどの浄化槽が4ヶ月/回の3回/年です。それ以上の回数をやっても違法ではありませんがお金がかかるので、使用人数や使用水量が設置浄化槽の処理能力以上に多く、臭いなどのトラブル解消のために保守点検が法定回数以上に必要などの特別な理由がある場合以外に回数を増やさない方が良いと思います。毎月保守点検をやる必要がないお宅がほとんどだと思います。それとあまりに安い管理費の業者は、その作業内容に疑問があります。安い保守点検費で稼ぐには、件数をこなす必要があり、一軒あたりの作業時間が短くならざるをえないためか浄化槽の水質だけ調べ点検記録表を作成。その水質検査結果を参考に悪い水質を改善させるためのメンテナンス、流入管などその他の設備の異常確認調整もせず終わりましたと帰ってしまう。維持管理費は、その地域の標準的な相場があります。学校等の施設を維持管理している浄化槽業者が必ずありますので市役所等で浄化槽維持管理業者を数社教えてもらい直接電話して聞いてみた方が良いと思います。不動産会社の紹介等で決めず御自分で調べて契約した方が良いです。長いお付き合いになる業者ですからね。
清掃は、年に1回以上が法令で定められています。これも浄化槽の処理方式やそのお宅の使用量により回数の違いがあります。内容は、バキュームカーで浄化槽の汚泥の汲取、浄化槽の処理能力の回復です。費用は、やはり地域の汚水の処理費と汲取量で決まるので、これも費用は、一概に言えません。例えば汚水処分の単価が1リッター10円の地域と15円の地域では、汲取量1000リッターで5000円も違います。5人槽表示は、同じでも、作られた年式、製造メーカーにより槽の容量の違いがあり、それでも大きく変わります。5人槽の合併浄化槽でも1400〜3600リッターの容量の違いがあります。
ちなみに清掃費を安くするために汲取量を減らすと、浄化槽に汚泥が残ったままになります。浄化槽の修理で槽内部をよく見るのですが、汚泥の部分抜きって技術いります。
法定検査とは、各都道府県の検査機関が行う検査で年1回です。内容は、槽内の水質検査、放流水の採水(検査機関に持ち込み分析)。それ以外は、目視の検査になります。点検記録表の確認、浄化槽が適正に維持管理されしっかりと機能しているか、一般住宅が飲食店など使用状況が変わっていないか、別宅の汚水配管のつなぎこみなどをやっていないかなどです。昔は、よく母屋の敷地内に新宅を建ててその排水を母屋の浄化槽につなぎ込んでしまうなんて工事を見かけました。浄化槽工事の許可業者なら、まずやらないはずなんですが‥。
消耗品的な内部具材を使う浄化槽もありますが、主に浄化槽内に空気を送るブロワですね。ほとんどの機種で消耗部品を使っているので御自分で修理部品をネットで購入して直せば、費用はかなり抑えられます。よほどの難易な修理でない限りユーチューブを見ながらやれるはずです。交換必要時もゴム管を外してはめるだけなんで、これもネットで同機種を購入すれば安くやれます。
③毎月の使用料は?と聞かれればそのブロワの電気代だけです。
④臭いは、腕のいい浄化槽管理士に管理してもらえば気にならないはずです。ある意味、臭わない様にお金を払って管理してもらうようなものですから。
デメリットは、工事代も維持管理費も将来発生する修理代も費用は、全て個人負担なことですね。機械が使えず人間の手で穴を掘って工事すると工事代は、高いです。見えない所にお金を払う事を皆さん高いって感じてしまうようですが、その必要性の説明や工事の作業状況を見ていただくと理解してもらえます。数社の相見積もりによる工事費の大幅値引き交渉や工事期間の短縮が工事の不備につながったり、将来の浄化槽の破損による漏水の原因になったりします。必要な工事内容を入れない見積り費用は、1番安くなるはずですから。
メリットは、下水道の維持費は、税金です。値引きなんか出来ません。使用量が少なくてもたくさんの維持費がかかります。1メートルの下水管を何人で使うかです。下水管1m/1000人使用の地域なら下水道で良いと思いますが、下水管100m/1人使用の地域なら絶対浄化槽にするべきです。給料の安い御時世に下水道の維持費の不足分を増税で補う事態になったら、下水区域外の市町村に引っ越します!下水道費って意外と高く、水道代の7割で計算。水道代10000円/月だと7000円/月で年間84000円もかかります。
今、浄化槽で良かった〜と思ったらそれがメリットです(笑)
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質問した人からのコメント

回答日時: 2017/1/31 21:04:47

勉強になりました。
ありがとうございます。

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A 回答日時: 2017/1/25 17:33:09
1.個別浄化槽(単独浄化槽)は、
トイレ のみ の汚物排水を浄化槽に流しバクテリア等の微生物にて処理をした後、水 のみ 流します。

2.公共下水が通っていない
地域に単独浄化槽や合併浄化槽が設置されています。(道路にマンホールがない)
公共下水使用料金がない(地域による)代わりに メンテナンス費用が発生します。(汚物が浄化槽に貯まるため、バクテリアを入れるため)
費用は、浄化槽の大きさや地域によって異なりますが
保守点検費年2〜3万円
その他に バキュームカー等で汚物を汲み取る費用2~3万円掛かります。

3.保守点検費が月約2000円前後(地域により1ヵ月、3ヵ月まとめ請求される)年2〜3万

4.メリットは、、、無いに等しいです。

デメリットは、 浄化槽に使うエアーポンプ(約10年)交換が必要

地震等で 浄化槽にヒビがはいり土に染み込む可能性あり。
夏場などとくに浄化槽から臭いが出る。床下の臭いが通気口に入ると部屋中に臭いがまわる。
汚物を汲み取る際にバキュームカーの臭いがある。

以上になります。

因みに 浄化槽設置地域に公共下水が通る場合 敷地内の排水管工事、浄化槽撤去費等が掛かりますので痛い出費になります。(助成金あり)
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