教えて！住まいの先生

はじめまして、ホームインスペクション（住宅診断、住宅検査）を行っています、建築士の林と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

前の回答者の方のがおっしゃるように、その住宅によります。天井裏や床下を覗いて直接確認することをお勧めしますが、だいたいの傾向を書いてみますね。

●木造
無断熱もありえます。壁と天井に薄いグラスウールが入っていても、床下は無断熱、ということもあります。また、断熱材はあるとしても「とりあえず敷きました」という感じの施工であり、押し入れなど収納スペースの天井には断熱材がないとか、浴室の周りにはないといったことも普通です。

●鉄骨造
無断熱がほとんどでしょう。外壁のALCに少し断熱性能があるといった理由もあるようです。

●RC造
無断熱が多いと思います。築40年を超えるとわかりませんが、30数年でもウレタンフォームが薄く吹き付けられているケースがあります。また、外壁と比べると屋根には薄い断熱がされていることが多いです。

躯体（屋根・外壁・床下）だけでなく開口部（サッシ・玄関勝手口ドア）がペアガラス等になっているかも影響が大きいですが、まずシングルガラスのアルミサッシであり、結露やコールドドラフト（冷気）は生じるでしょう。また、気密性が低いことも付け加えておきます。

いずれにしてもそのままで住む場合、快適性・省エネ性について、ある程度覚悟されておくとよいと思います。

ご参考になれば幸いです。

• なるほど：0
• そうだね：0
• ありがとう：0

この質問が不快なら