教えて！住まいの先生

はじめまして。
不動産コンサルタントの田中です。

お婆様ご所有の土地を譲っていただくとのことですが、
身内での売買契約においては、適正な取引価格でないと、贈与税がかかることがありますので注意が必要です。

無償で譲ってもらうということであれば、贈与になりますので、贈与税がかかります。

詳しくは税理士に聞くとよいでしょう。

お婆様からの名義変更ですが、
登録免許税と司法書士報酬がかかります（ご自身で法務局にて登記手続きするなら登録免許税だけになります）。

また、登記をしないで第三者に所有権を移す「第三者の為の売買」を利用する方法もありますが、これについては、司法書士や信頼できる不動産屋さんに相談しながら進めないと難しいと思います。


なお、晴れてご自身の所有物になった場合は、
２~３の不動産屋さんに査定をしてもらい、相性のよい不動産屋さん１~２社を選び、買主探しをしてもらうとよいでしょう。

その際、不動産屋さんと媒介契約という契約書を結ぶことになりますが、
一般媒介契約（複数の不動産屋さんに買主探しを頼む場合に使う契約）と、
専任媒介契約（1社の不動産屋さんのみに買主探しを頼む場合に使う契約）、
専属専任媒介契約（専任媒介と同じ内容でかつ、自分で買主を見つけたとしてもその不動産屋さんに介在してもらわなければならない契約）の三種類があります。

知り合いや信頼できる不動産屋さんならば、専任媒介で、
そうでない場合は、一般媒介で契約するのがお勧めです。

専任媒介は、囲い込みといって、他の不動産屋さんが買主を連れてきても、繋げてくれないことがあるためです（他の不動産屋さんが連れてきた買主からは手数料が取れないので、専任媒介を結んでいる不動産屋さんは自分で探してきた買主しか相手にしない可能性があるため。）。


媒介契約を結んだら、あとは不動産屋さんに任せておけば、買主さんを探してきてくれますし、契約手続きから決済手続きまで全てやってくれます。

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