教えて!住まいの先生
Q 8年前に建設された中古の分譲マンションを購入して住んでます。 今回の大雨で感じたのですが、外気温は涼しいのに、マンション内は高温多湿で蒸し暑くずーっと除湿を付けてました。 分譲マン
ションに住むのは初めてなのですが、こんなにも蒸し暑いものなのですか?
場所は端から2番目中央1階で地下は駐車場になっています。地下駐車場に冷暖房はありません。天井が空いていて、そこが通気孔になっているようです。
窓を開けても中々涼しくなりません。
夏場も暑そうで今から不安です。何か対策あればアドバイスください。
場所は端から2番目中央1階で地下は駐車場になっています。地下駐車場に冷暖房はありません。天井が空いていて、そこが通気孔になっているようです。
窓を開けても中々涼しくなりません。
夏場も暑そうで今から不安です。何か対策あればアドバイスください。
回答
2 件中、1~2件を表示
- 前へ
- 1
- 次へ
A
回答日時:
2018/7/9 09:46:12
はじめまして。ホームインスペクション(住宅診断、状況調査)を行っている建築士の辻と申します。
仕事と自分の両方の経験で回答させていただきますね。
●窓の位置や間取りによる風通しの影響
マンションは、窓の位置が廊下側とバルコニー側だけだったり、各部屋には一箇所ずつのことが多く、全部の窓や出入口のドアを開けても壁などで邪魔されて風が通り抜けにくいことが多いです。
私もマンション住まいですが、窓を全開にしてもあまり家の中で風を感じません。ただ、玄関ドアは廊下につながってるので、開けるとその時だけ風が通ったりします(不用心なので開けっ放しにはできず…)
●湿気対策
窓を閉めて除湿機を使うのが最も効果的です。
たまに、窓を閉めると風通しが悪くなりそうと、窓を開けたまま除湿する方がいますが、外もそこそこ湿気が高い時はどんどん外から湿気が入ってくるので、いたちごっこです。
●暑さは性能の高さも影響
築8年ということで、十数年〜数十年前に建てられたマンションなどに比べると建物の断熱性が高く、人の体温や家電、ポットやコンロ、お風呂などから出る熱が室温を上げると外に逃げることなくそのまま保温できてしまったりします。
2000年から始まった住宅性能表示制度により、断熱性がユーザーに表示されることが増えたのをきっかけに、大手デベロッパーを中心に断熱性能を高めに作る会社が増えました。
冬場はこれがプラスになって部屋が冷えにくいのですが(ポカポカとはいきませんが、室温がゆっくり下がる)、夏場は室内が上がりやすく、寝室などは夜中に人の体温と呼気だけでも高温多湿になってしまい、エアコンをつける方が多いでしょう。
なお、断熱性が割と高い場合、エアコンで一旦部屋を冷やせば外が暑くても部屋の冷気が外に出て行くスピードは遅くなります。
ですが、窓はペアガラスくらいだとすぐ温まってしまうので、お天気がいい日はガラスから熱・冷気が出入りしてしまい冷房も効きにくいことがあります。(この時だけは窓が少ない方が特になる)
●地下の影響
一階は湿気が多くなりやすいのでは?とよく質問されますが、下が駐車場空間で土に接してるわけではありませんし(駐車場がない場合は地下ピットがあればいい)、上下階でコンクリートや断熱材を介しているので、床から湿気が上がってくる心配は基本的にはありません。
ただ、専用庭などがあれば土が近くにある分、雨降りの途中・後は上層階よりは湿度が高くなりやすいかと思います。(庭がなくとも植え込み部分や路面なども濡れますし)
長くなりましたが、窓を閉めて除湿機稼働…が一番いいかなと思っております。
ご参考になれば幸いです。
仕事と自分の両方の経験で回答させていただきますね。
●窓の位置や間取りによる風通しの影響
マンションは、窓の位置が廊下側とバルコニー側だけだったり、各部屋には一箇所ずつのことが多く、全部の窓や出入口のドアを開けても壁などで邪魔されて風が通り抜けにくいことが多いです。
私もマンション住まいですが、窓を全開にしてもあまり家の中で風を感じません。ただ、玄関ドアは廊下につながってるので、開けるとその時だけ風が通ったりします(不用心なので開けっ放しにはできず…)
●湿気対策
窓を閉めて除湿機を使うのが最も効果的です。
たまに、窓を閉めると風通しが悪くなりそうと、窓を開けたまま除湿する方がいますが、外もそこそこ湿気が高い時はどんどん外から湿気が入ってくるので、いたちごっこです。
●暑さは性能の高さも影響
築8年ということで、十数年〜数十年前に建てられたマンションなどに比べると建物の断熱性が高く、人の体温や家電、ポットやコンロ、お風呂などから出る熱が室温を上げると外に逃げることなくそのまま保温できてしまったりします。
2000年から始まった住宅性能表示制度により、断熱性がユーザーに表示されることが増えたのをきっかけに、大手デベロッパーを中心に断熱性能を高めに作る会社が増えました。
冬場はこれがプラスになって部屋が冷えにくいのですが(ポカポカとはいきませんが、室温がゆっくり下がる)、夏場は室内が上がりやすく、寝室などは夜中に人の体温と呼気だけでも高温多湿になってしまい、エアコンをつける方が多いでしょう。
なお、断熱性が割と高い場合、エアコンで一旦部屋を冷やせば外が暑くても部屋の冷気が外に出て行くスピードは遅くなります。
ですが、窓はペアガラスくらいだとすぐ温まってしまうので、お天気がいい日はガラスから熱・冷気が出入りしてしまい冷房も効きにくいことがあります。(この時だけは窓が少ない方が特になる)
●地下の影響
一階は湿気が多くなりやすいのでは?とよく質問されますが、下が駐車場空間で土に接してるわけではありませんし(駐車場がない場合は地下ピットがあればいい)、上下階でコンクリートや断熱材を介しているので、床から湿気が上がってくる心配は基本的にはありません。
ただ、専用庭などがあれば土が近くにある分、雨降りの途中・後は上層階よりは湿度が高くなりやすいかと思います。(庭がなくとも植え込み部分や路面なども濡れますし)
長くなりましたが、窓を閉めて除湿機稼働…が一番いいかなと思っております。
ご参考になれば幸いです。
2 件中、1~2件を表示
- 前へ
- 1
- 次へ
Yahoo!不動産で住まいを探そう!
関連する物件をYahoo!不動産で探す
-
中古マンション
3500万円以内の中古マンション
-
中古マンション
駅まで徒歩5分以内の中古マンション
-
中古マンション
築10年以内の中古マンション
-
中古マンション
リノベーション・リフォーム済み(予定含む)の中古一戸建て
-
中古マンション
ペット飼育可能な中古マンション
-
中古マンション
即入居可能な中古マンション