教えて!住まいの先生

Q 相続した土地、家を売却しました。譲渡所得税の計算について教えてください。 閲覧ありがとうございます。 有識者の皆さま、是非お力添えいただけましたら幸いです。

ネット等で調べて書いているので、「その用語は違うよ」等も多いかと思いますが、ご了承ください。


【譲渡価格】家と土地で3,000万円
【取得価格】2,100万円
【所有期間】10年以上

です。
譲渡時や取得時にかかった費用は割愛しております。
今回聞きたい事は、【取得価格】と【所有期間】と【住民税】についてです。

前提として、2018年1月に祖父が亡くなり、同年12月に父が亡くなりました。
祖父が亡くなった際に名義変更等をしていなかった為、相続は伯母と私と弟と妹の4人となり、伯母が1/2、私たちが1/6で遺産相続しました。(そこは解決済みです)

まず【取得価格】についてです。
祖父はもともと100%の土地(割合の話です)を持っており、そこの40%部分に父が家を建てました。建設費用は3,600万円です。広い敷地に家が二軒と考えて下さい。
しかしその後祖父が詐欺にあい、100を全部詐欺師に売ってしまいます。しかし、40%部分(父の家)は2,100万円で買い戻すことができました。

その際、登記簿は祖父→不動産会社→祖父となっています。
家を建てたのは平成5年頃、売って買い戻したのは平成20年です。

取得価格はこの「2,100万円」で間違いないでしょうか?
また、それを証明するのは当時の売買契約書と重要事項説明書、領収証で問題無いでしょうか?


そして、【所有期間】についてです。
長期譲渡所得か短期譲渡所得のどちらが適用されるかが知りたいです。
今の私の憶測ですが、

①買い戻した平成20年からを所有とし、祖父の死亡日から相続人(今回は代表して伯母が登記しました)が引き継ぐものとする

②伯母の登記が祖父の死後1年以上経った後でも、所有年数は祖父が登記した日を始めとする

で正解でしょうか?

また、もしこれが正解であれば長期譲渡所得の10年以上の税率が適用される、で合っていますか?


最後に【住民税】についてです。
この計算が正しければ、900万円が課税対象になりますよね?
住民税は6月頃にならないと確定しないのでしょうか?
おおよそどのくらいの金額になるのでしょうか?(首都圏です)
住民税は伯母が代表して申告しているだけで、私たちも払う義務があります。伯母の前年度の収入も関係してくると思うのですが、譲渡所得にかかる住民税と伯母個人の収入による住民税は分かれていますか?(分かりますか?)


以上です。
長くなり申し訳ございません。

これを聞くことになった経緯は、先週伯母が確定申告をしに行った際に色々あったからです。
ここから下は補足というか背景なので読まなくても問題無いです。

分かりやすくするために細かい数字は省きますが、今回3,000万円で売れたので、伯母と私たち兄弟で1,500万円ずつ分けました。
その際に不動産会社から「代表者が確定申告をする必要がある。その時にかかる税金はだいたい550万円くらい。なので伯母と私たちで300万円ずつ出し合い、それを伯母が預かり3月に申告してください。その後、かかった費用を600万円から引き、再度分けて下さい」と言われました。

で、伯母が先週行ったところ「3,000万円以上で買っていませんか?(良い場所と土地なので)」と職員から聞かれ、私に連絡をしてきたので、祖父と父がとっておいてくれた当時の契約書類を見直しました。そこで金額を伝えたのですが、伯母の手元には証明できるものはなく、そこでは「今回かかる税金は420万円です」と言われたとの事です。

550万円くらいと言われていた私たちは「思ったより安くなる」と思っていたのですが、「もしかして家を買った時の値段が分かればもっと安くなるのでは」と思い色々調べてこの質問に至ります。

ひとまず、来週に伯母が契約書類を持って再申請に行ってくれるので、それまで待てば分かる事なのですが、何も知らぬまま伯母に任せっきりも嫌ですし、後学のためにも教えてくださいますと嬉しいです。
補足

すみません、取得価格について無知でした。
減価償却費と言うのがあるのですね。

契約書には土地と建物の値段が分かれていなかったので、今ここでちゃんと計算はできないのですが、例えば建物が2,100万円としたら

2,100万円×0.9×0.015(軽量鉄骨)×14(買い戻した日から売るまでの年数)=3,969,000

2,100万円-3,969,000=17,031,000

で、取得費は17,031,000円でokでしょうか?

となると、取得費が分からない時に使われる譲渡費×5%=取得費と比べると、かなりの差が出るのですが、そういうものでしょうか。
150万円と1,700万円って差がでかすぎます。契約書とかが無いとかなり損をするんでしょうか。

質問日時: 2023/3/6 01:00:51 解決済み 解決日時: 2023/3/9 00:30:17
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2023/3/9 00:30:17
前提情報が足りず、仮定を踏まえて膨大な回答になります。
読むのに疲れますからお覚悟!(笑)

税務で足りない情報は以下です。
建物はお父さまが資金を出して建てたのなら、お父様名義では?
お父様も詐欺にあって家屋を一度手放している?
建物を買い戻したのは誰?
空き家ですか?それとも皆様の中の誰かが済んでいましたか?
それによって大きく変わります。

建物はお父様名義。
詐欺にあったのは土地のみで、土地はおじい様が買い戻していることを前提として話を進めます。
この前提が違う場合も触れていきますが、幹から枝に進んでいくとキリがないのでその場合は「→」つけて少しだけにしておきます。
前提が大狂いの時は回答を付け直しになるかもしれません。

「→お父様名義の家屋と祖父名義の土地の売却代金が3千万円ということであれば、家屋部分の相続人は質問者様含め子供三人ですので、伯母様と子供三人の配分額が変わりますのでご注意。
今回の売却の3000万円を土地と建物に分離し、土地は法定相続割合で伯母1/2、子供達は1/6となり、建物は子供達1/3です。」

話を当初の前提に戻し、詐欺にあった土地のみを買い戻しているものとして土地の取得費は2100万円。

「→土地建物両方が詐欺にあっているとしたら、当時の再建築価格等から建物価格を求め、残りを土地代金とします。
建物の取得価額×0.9×償却率× 経過年数= 減価償却費相当額
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki2017/kisairei/joto/pdf/013.pdf
平成5年築であれば、平米単価は159,200円
そこからURLの計算式にあてはめて、建物の購入価格を割り出します。
仮に100㎡とします。
159,200×100=15,920,000円
20年に買い戻し15年経過
経過年数の6か月以上の端数は1年とし、6か月未満の端数は切り捨てます。
建築年月日と買い戻し年月日をご確認ください。
償却率は0.036(軽鉄非業務用償却率)
15,920,000×15×0.036=8,596,800
15,920,000-8,596,800=7,323,200円が建物の購入価格
21,000,000-7,323,200=13,676,800円が土地の購入価格
となります。」

以下は、建物はお父さま名義で建てて詐欺にも遭っていないものとし、2100万円はあくまで土地の買い戻しとして話を進めます。

家屋は3600万円が建築費。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3261.htm
建物の取得価額×0.9×償却率× 経過年数= 減価償却費相当額
3600×0.9×0.036×29年=33,825,600
(0.036は軽鉄の非業務)
29年は建築してからの経過年数です。
経過年数の6か月以上の端数は1年とし、6か月未満の端数は切り捨てます。
建築年月日と売却年月日をご確認ください。
36,000,000-33,825,600=2,174,400>1,800,000
5%よりも高くなるので、2,174,400を使います。

従って取得価格は土地21,000,000+建物2,174,400=23,174,400円
証明書類は購入時の売買契約書や建築時の請負契約書などがあれば大丈夫です。

諸費用を加えます。https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3252.htm
買い戻した時の弁護士費用50万円(仮)
相続時の登録免許税15万円(仮)
売却時の測量費20万円(仮)
売却時の仲介料が90万円(仮)などなどです。
それが仮に175万円だったとします。

これらを売却額からマイナスします。
とすると、30,000,000-23,174,400-1,750,000=5,075,600円
費用は領収書があれば大丈夫です。


ここまでの私の仮定が近似値であれば、
譲渡所得税は5,075,600円×15.315%=777,328円
譲渡の住民税は5,075,600円×5%=253,780円
取得の日は購入日、建築日なので、いずれにしても長期譲渡です。
相続日は関係ありません。


お父様のご逝去時に相続税を支払っていれば、取得費加算があります。
ご逝去の10か月後から三年以内売却です。
お住まいになっていた場合には居住用不動産の売却特例で3000万があります。

尚、買い戻した2100万円が土地建物ということであれば、文章内の金額を使って計算してみてください。

ちなみにご質問の最後の150万円と1,700万円って差がでかすぎます。契約書とかが無いとかなり損をするんでしょうか。
はその通りですが、救済する方法が無いわけでもないです。

あと、所有者が祖父→皆様全員の共有→売却であれば、全員が譲渡所得税申告をすることになります。
所有者祖父→伯母→売却で、伯母が相続するに当たり換価分割であれば伯母単独の譲渡所得税申告になります。
また、建物が祖父→伯母→売却の場合、子供の誰かが済んでいても居住用不動産の売却特例は使えなくなります。

読むのに疲れたでしょ?www
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