教えて！住まいの先生

あなたの場合連帯債務ではダメですか？

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借入と、持分登記は全く別物としてお考え下さい。

ペアローンの場合、金融機関は
「お二人のご年収に対して4000万円融資するよ」
「二人で協力して返済してね」と言うだけで
どちらがどれだけ借入するのか。
返済するかは無関心です。

極端な例ですが、ご主人は返済する意思があるのに
奥様には返済の意思が無くなってしまった。

ペアローンだから、自分の分だけ払えば問題ないよね・・・ではありません。
奥様に返済の意思がないのであれば、ご主人が全額支払う必要があります。


それとは別に、登記が必要になります。
金融機関が必ず確認するのは、「お二人共有での持分登記か」と
言う部分です。
・ペアローンで融資を受けていて、ご主人（奥様）だけの所有権登記
・ペアローンの融資で、第三者（例えばお子様）の持分登記
（ご主人：5/10 奥様4/10 お子様1/10など）

これは、NGです。
後者の場合、第三者が「物上保証人」になる必要が出てきます。

それ以外でしたら、ご主人99/100 奥様1/100でも構いません。
ここまでは融資のお話。


不動産を購入するということは、お金を不動産に替える・・と言うことです。
ですから、お金を出した割合と、持分登記は等しくする必要があります。
例えば、毎月の支払いが10万円の所、奥様がすべて捻出するのに持分が1/100。

これでは、ご主人に現金を贈与し、そのお金で不動産を購入しているという
事になってしまいます。
ご夫婦であれば、財産分与もできますのでそこまで厳密に考える必要は
ないのですが、それでも支払い割合（＝年収割合）に応じて持分登記を
行う事が多いでしょう。

今回の例で言えば、単純に7/10と3/10で持分登記するのが
一番得策でしょう。

時短勤務が終わってご年収が上がるようでしたら
その際の割合でも構いません。

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