教えて！住まいの先生

まず大前提ですが、エアコンの◯畳用とかっていう表記は単なる目安であり、根拠を知ればかなりいい加減なものです。
「６畳だけど余裕を持って８畳にするべき」なんていう回答をよく見ますが、まんまとそれに踊らされています。
エアコンは、寒い冬の朝に素早く暖めるとか、暑いときに一気に冷やすなど最大の能力だけが問題です。
その意味で添付の表のとおり、100Vの6畳用と８畳用、10、12、14畳用は同じで、200Vでは14畳用以上はすべて同じです。
たとえば６畳の部屋に６畳用エアコンで充分に冷えてて、２畳分のWICの扉を開けたらとたんに暑くなるなんてありえません。

これはけっこう有名な話で、「そんなの都市伝説」という人がいますが、電気的な根拠のある話で、家電店の店員さんなら常識として知っています。
知っていても知らないふりをして「16畳なら余裕をもって18畳用がいいです」なんて言ってくるのは大きなエアコンは利幅がとても大きいからです。
利幅が大きいのは当然でしょう。中身は同じなのに価格は高いんですからね。

これを前提に回答します。

■リビング
12畳用も候補に入っているところが質問者さまは、◯畳用という表記に惑わされない賢い消費者だと思います。
ただ100V12畳用ではやはり非力です。
ここは200V14畳であるべきではあります。
その中でわたしのオススメは三菱の「霧ヶ峰」。
エアコンは霧ヶ峰一択です。

わたしは今の戸建に住む前はいくつも賃貸を転々としていて、そこに備え付けのいろんなメーカーのエアコンを使ってきましたが、とくに冷房能力で霧ヶ峰はダントツだと思います。
うちは迷わずLDK、居室４部屋の全５台とも霧ヶ峰です。

今の家を買った頃は、わたしも上記の知識がなく、16畳のLDKに素直に16畳用を取り付け、連続する和室６錠にも６畳用をつけましたが、この合わせて22畳の空間を16畳用１台で十分冷やしてくれるので、上記の説も理屈だけではなく実感として本当だし、改めて霧ヶ峰はいいです。
よく「暑くて冷房が効かない」というのは、わたしもかつて経験ありますが、霧ヶ峰では感じたことがありません。
霧ヶ峰は外気温が50℃になっても冷房運転が止まらないそうで納得です。

また霧ヶ峰は製造の全工程を日本国内で行っていて、パネルなどかなりの部分が簡単に取り外せるので衛生的です。

それからこれはわたしの持論ですが、もっと安い価格のものでいいです。
挙げられている価格帯だと家族を認識してその人に合った温度にするとか、空気清浄機能がつくと思いますが、そんなの要ります？
わたしはエアコンは、何も考えずにとにかく冷やす、暖める、に専念して能力を最大に発揮してほしいです。
余計なものでそれを抑えたりする必要はないし、いろんな機能があるとそれだけ故障リスクが高まります。
また高い機種は赤とかおしゃれな色があり、店頭で見ると心が揺れますが、家の中に赤いエアコンってどうでしょう？
大昔のクーラーが自慢になる時代ならともかく、今はエアコンはできれば天井裏に隠したい暗い存在感を消したいものだし、インテリアの基本は３色で構成します。
色がガチャガチャすると下品な印象のインテリアになります。
加湿は必要ですが、それはエアコンのオマケみたいなものじゃやなく、単体の加湿器を買ったほうがはるかに効果も高く安いです。

その上で「霧ヶ峰MSZ-GV4024S」をお勧めします。
現在価格コムでは90,280円ですが200V14畳用です。

またこういうエントリーモデルはパネルがマットでザラザラしているものですが、霧ヶ峰は鏡面加工でツルツルしているのでさっと拭けばきれいになるのもいいです。
ちょっと前にある人がブログかなんかで「霧ヶ峰でダメな人にはエアコン全部がダメな人」って書かれていて、言い過ぎとは思いますが、わたしも賛同します笑


■寝室
■子供部屋、書斎兼クローゼット

従ってこちらも同様に霧ヶ峰GVシリーズがお勧めです。
価格コムでは45,000円です。

うちも同じ機種です。

うちは８畳の部屋には８畳をつけましたが本当に後悔してます。
なんのメリットもありません。


いずれにせよ、エアコンって10年くらいで壊れていき買い換える消耗品なので、どうでもいい機能にお金を注ぎ込むのはどうかと思っています。

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