教えて!住まいの先生
Q イギリス人の金銭感覚について・・・。彼らはあまり貯金しないのでしょうか?
私の知人のイギリス人、最近家のボイラー(セントラルヒーティング)が壊れて新しいのを入れたところ、3000ポンドかかったそうです。日本円で50~60万円ほどでしょうか・・・。一部は現金で払ったそうですが、残りはローンを組みたいと考え、銀行に申し込んだら何故か断られたそうです。彼は「別の銀行に聞いてみるか、手持ちのクレジットカードで払うか…どうしよう…。」と悩んでるようなのです。
私から言わせれば、それくらい現金で払えないのか不思議です。彼は、長年安定した職業に就いていて、中年といえる年齢です。年に3回ほど日本を含め海外旅行をしていて、私から見るととても優雅に暮らしているように見えます。浪費家には見えません。(ちゃらんぽらんなタイプではないです)。それなのにたった60万円程度のボイラーの支払いに困っているのが信じられません。
もしかして貯金がないのかな・・・と思うのですが・・。
例えば私なら毎年海外旅行するほどお金はありませんが、車は現金で買えるほど貯金はあります。
イギリス人て日本人ほど貯金しないんですか?個人によりけりだと思いますが、一般的なイギリス人の経済感覚教えてください。
補足
私から言わせれば、それくらい現金で払えないのか不思議です。彼は、長年安定した職業に就いていて、中年といえる年齢です。年に3回ほど日本を含め海外旅行をしていて、私から見るととても優雅に暮らしているように見えます。浪費家には見えません。(ちゃらんぽらんなタイプではないです)。それなのにたった60万円程度のボイラーの支払いに困っているのが信じられません。
もしかして貯金がないのかな・・・と思うのですが・・。
例えば私なら毎年海外旅行するほどお金はありませんが、車は現金で買えるほど貯金はあります。
イギリス人て日本人ほど貯金しないんですか?個人によりけりだと思いますが、一般的なイギリス人の経済感覚教えてください。
家は10年前に購入でまだローンを支払ってるかもしれません。奥さんは死別。息子さんの大学の学費もかかって大変だと聞いたことがあります。なので、あまり貯金がないのかもしれません。それなのに年に3回日本旅行、他にもドイツ、スイスなどに旅行しているという経済観念が信じられないです。イギリス人は老後のために貯金しようなどとは思わないのでしょうか?日本より沢山年金が出るんでしょうか?
質問日時:
2009/12/18 08:26:47
解決済み
解決日時:
2009/12/22 22:30:01
回答数: 7 | 閲覧数: 7181 | お礼: 25枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2009/12/22 22:30:01
イギリス人の知り合いは100人以上いますが、彼らに「老後のための貯金」という発想はまず皆無といってよいほどありません。
まず、貯金するよりは、絶対に不動産買った方が得だと信じていますので、Middle Class以上の人だと(「一般的なイギリス人」というのは難しいです。階級社会ですから日本のように「格差」を問題にするようなこともなく、普通に日本と問題にならないような格差があります)、自宅以外に不動産持ってて家賃収入があるという人がかなりいます。貯金するくらいだったら、その不動産のモーゲージ(住宅ローン)を完済してしまった方が絶対に良いと信じていますので、お金があったら借金返済にまわします。
そうすれば老後も家賃収入が続くので、年金とあわせて自分の生活は十分にできると思っています。年金については、ここ10年ほどで制度が激変したので、勤め先によりかなり事情が異なるようになりました。大雑把に言えば、公的な感じのする職業は日本と同じ「確定給付」で、その額は一定以上の地位にいれば確実に日本より多いと思います。民間企業は多くが確定拠出」になりましたので、自身の運用成果次第です。が、そんなに不安を持っている人は今のところあんまり見たことありません。
そしていざとなれば、老人ホームはタダです。福祉関係は質が下がったとブーブー言われていますが、私の感覚から言うと依然としてかなり良いです。失業保険も、Council Houseという公営住宅も、老人ホームもホスピスも、はっきり行って超充実していると思います。老後に向けてお金貯めるって、いったいなんのため?って感じです。健康保険(NHS)は、検査で1ヶ月待ちなんていうこともザラで評判は悪いですが、どんな大怪我、どんな大病をわずらっても、絶対にお金はかかりません。だから病院のためのお金なんて貯めません。
それにイギリスの普通の人の感覚は、「老人になったら元気もなくなるし、旅行なんて行きたくなくなる」と思ってる人が多いです。そういう若いうちにしかできないことは若いうちにやっておいて、老後は地味に暮らすというのが圧倒的です。地味な生活していればお金はかからないので、貯金しておく必要もありません。
旅行は若いうちにこれでもかというくらいやっておきます。Working Classで世帯年収が5~600万円くらいの人でも年に一回は海外にバケーションに行くのは当たり前です。というか、イギリス人はバケーションを楽しむために働いているようなものです。人生の中の優先順位としてはかなり上のほうで、不動産、バケーション、教育(私立に入れれば学費は200万円/年くらいが当たり前です。それから大学の学費は親が出すのは少数派です。だいたいStudent Loanを借りて働くようになってからコツコツ返すのが普通です)酒、フットボール...イギリス人がお金をかけるのはこれだけです。服と食べ物は地味ながら良いものを、というスタンスです。年収2千万円くらいの家でもしょっちゅうブランドの服やバッグ買うことはありません。あーいうのは貴族のような上流の人たちが日常的に使うものと思ってます。
お知り合いの方の場合、10年前というと1999年に家を購入なされている...ということは2年前からけっこう下がったとはいえ、おそらく家の値段は買ったときよりもまだ5割くらい高い状態だと思います。イギリスってそんな感じで不動産で儲かってる人だらけです。ですからお金なんて貯めません。まあこれからしばらく家の値段が下がり続けるようなことになれば、色々かわってくるとは思いますけれども...
まず、貯金するよりは、絶対に不動産買った方が得だと信じていますので、Middle Class以上の人だと(「一般的なイギリス人」というのは難しいです。階級社会ですから日本のように「格差」を問題にするようなこともなく、普通に日本と問題にならないような格差があります)、自宅以外に不動産持ってて家賃収入があるという人がかなりいます。貯金するくらいだったら、その不動産のモーゲージ(住宅ローン)を完済してしまった方が絶対に良いと信じていますので、お金があったら借金返済にまわします。
そうすれば老後も家賃収入が続くので、年金とあわせて自分の生活は十分にできると思っています。年金については、ここ10年ほどで制度が激変したので、勤め先によりかなり事情が異なるようになりました。大雑把に言えば、公的な感じのする職業は日本と同じ「確定給付」で、その額は一定以上の地位にいれば確実に日本より多いと思います。民間企業は多くが確定拠出」になりましたので、自身の運用成果次第です。が、そんなに不安を持っている人は今のところあんまり見たことありません。
そしていざとなれば、老人ホームはタダです。福祉関係は質が下がったとブーブー言われていますが、私の感覚から言うと依然としてかなり良いです。失業保険も、Council Houseという公営住宅も、老人ホームもホスピスも、はっきり行って超充実していると思います。老後に向けてお金貯めるって、いったいなんのため?って感じです。健康保険(NHS)は、検査で1ヶ月待ちなんていうこともザラで評判は悪いですが、どんな大怪我、どんな大病をわずらっても、絶対にお金はかかりません。だから病院のためのお金なんて貯めません。
それにイギリスの普通の人の感覚は、「老人になったら元気もなくなるし、旅行なんて行きたくなくなる」と思ってる人が多いです。そういう若いうちにしかできないことは若いうちにやっておいて、老後は地味に暮らすというのが圧倒的です。地味な生活していればお金はかからないので、貯金しておく必要もありません。
旅行は若いうちにこれでもかというくらいやっておきます。Working Classで世帯年収が5~600万円くらいの人でも年に一回は海外にバケーションに行くのは当たり前です。というか、イギリス人はバケーションを楽しむために働いているようなものです。人生の中の優先順位としてはかなり上のほうで、不動産、バケーション、教育(私立に入れれば学費は200万円/年くらいが当たり前です。それから大学の学費は親が出すのは少数派です。だいたいStudent Loanを借りて働くようになってからコツコツ返すのが普通です)酒、フットボール...イギリス人がお金をかけるのはこれだけです。服と食べ物は地味ながら良いものを、というスタンスです。年収2千万円くらいの家でもしょっちゅうブランドの服やバッグ買うことはありません。あーいうのは貴族のような上流の人たちが日常的に使うものと思ってます。
お知り合いの方の場合、10年前というと1999年に家を購入なされている...ということは2年前からけっこう下がったとはいえ、おそらく家の値段は買ったときよりもまだ5割くらい高い状態だと思います。イギリスってそんな感じで不動産で儲かってる人だらけです。ですからお金なんて貯めません。まあこれからしばらく家の値段が下がり続けるようなことになれば、色々かわってくるとは思いますけれども...
質問した人からのコメント
回答日時: 2009/12/22 22:30:01
皆様のお話、とても興味深く、参考になりました。どうもありがとうございました。
回答
6 件中、1~6件を表示
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A
回答日時:
2009/12/22 01:32:41
金融システムの違いでしょう。貯金でなく、ローン、株、保険、年金だと思います。
A
回答日時:
2009/12/21 02:46:28
イギリス人がしない・・・というより、
日本人が異常に貯金にうるさい・・・って部分もあると思います。
(まあ、確かにイギリス人は、比較的貯金に無頓着ですが)
他の方も書かれているように、
「そもそも何で、生活レベルを落としてまで
貯金にお金を回すの?」と考えるので・・・
ただ、あくまでも「全員」がそうというわけではなく、
「そういう人もいる」ってだけです。
貯金好きのイギリス人もいることにはいるので・・・
日本人が異常に貯金にうるさい・・・って部分もあると思います。
(まあ、確かにイギリス人は、比較的貯金に無頓着ですが)
他の方も書かれているように、
「そもそも何で、生活レベルを落としてまで
貯金にお金を回すの?」と考えるので・・・
ただ、あくまでも「全員」がそうというわけではなく、
「そういう人もいる」ってだけです。
貯金好きのイギリス人もいることにはいるので・・・
A
回答日時:
2009/12/18 20:53:05
英国人は、預金よりも生活スタイルを楽しみそれを優先します。日本人は、世界中で一番預貯金する国民です。
社会保障の整っている英国では、一般市民は。将来の為に毎日の生活レヴェルを落としてまでお金をためるという意識は、低いです。銀行には、ヴァケーションローンが、あります。
社会保障の整っている英国では、一般市民は。将来の為に毎日の生活レヴェルを落としてまでお金をためるという意識は、低いです。銀行には、ヴァケーションローンが、あります。
A
回答日時:
2009/12/18 20:22:26
イギリス人が貯金しないのは周知ですね。
他の回答者さんの一行目を借りて言えば「日本ほど貯金がしやすくないのは事実」もあります。
日本は(会社勤めの場合)少し値のはる買い物をしようと思えば「次のボーナスで」と待つ事が出来る。これがイギリスにはありません。給料年俸制で12ヶ月均等に分割して受け取れば、まとまった出費に対応するのが難しい。またどうしても貯金はしにくくなるのです。まして未だに週給で受け取る労働者も多い。週給手取り180ポンド(交通費混み35000円)の労働者は冷蔵庫500ポンド(9万円?)程度の金額でも一気払いは苦しい。まして3000ポンドのボイラーなんて。なかなか難しいんですよ、大物を買うのは。(ところで3000ポンドのボイラーはちょっと高いですね、ボラレているかも?)。
だからこその英国「金融立国」です。まとまったお金が欲しいときはローンに頼らざるを得ないように国の仕組みが出来ている。国策の中心であり手厚く(億単位のボーナスで)守られている銀行やローン会社(とその経営者)が儲かるように仕組まれていると言ってもいいでしょう。もう驚くほど借金体質なんです。
他の回答者さんの一行目を借りて言えば「日本ほど貯金がしやすくないのは事実」もあります。
日本は(会社勤めの場合)少し値のはる買い物をしようと思えば「次のボーナスで」と待つ事が出来る。これがイギリスにはありません。給料年俸制で12ヶ月均等に分割して受け取れば、まとまった出費に対応するのが難しい。またどうしても貯金はしにくくなるのです。まして未だに週給で受け取る労働者も多い。週給手取り180ポンド(交通費混み35000円)の労働者は冷蔵庫500ポンド(9万円?)程度の金額でも一気払いは苦しい。まして3000ポンドのボイラーなんて。なかなか難しいんですよ、大物を買うのは。(ところで3000ポンドのボイラーはちょっと高いですね、ボラレているかも?)。
だからこその英国「金融立国」です。まとまったお金が欲しいときはローンに頼らざるを得ないように国の仕組みが出来ている。国策の中心であり手厚く(億単位のボーナスで)守られている銀行やローン会社(とその経営者)が儲かるように仕組まれていると言ってもいいでしょう。もう驚くほど借金体質なんです。
A
回答日時:
2009/12/18 10:14:12
日本人程貯蓄をしないのは事実。
家を買う前に、頭金をせっせと貯めるとか、そういった動機がないとあまりしないようです。質問者さんのおっしゃる通り、ちゃっかり旅行などには出かけます。
家と車、その他のローンが組んであるのなら、毎月の支払いでどんどん飛んで行って、あまり残高はないでしょう。各種保険も支払っているなら、尚更です。税率も高いです。安定した職業の中年でしたら、収入の40%は持って行かれているのではないでしょうか。
お子さんの学費とかは、奨学金が手厚いのと、子供が自立して自分で稼いで大学に行くケースも珍しくないので、なんとかなります。また、医療費も軽い症状ならば、無料です。
かといって、その傾向はアラサー、アラフォーに顕著で、彼らの親の世代の60〜70代のイギリス人は、せっせと貯金をして、毎年ホリデーなんかに浪費する事は少なかったようです。
家を買う前に、頭金をせっせと貯めるとか、そういった動機がないとあまりしないようです。質問者さんのおっしゃる通り、ちゃっかり旅行などには出かけます。
家と車、その他のローンが組んであるのなら、毎月の支払いでどんどん飛んで行って、あまり残高はないでしょう。各種保険も支払っているなら、尚更です。税率も高いです。安定した職業の中年でしたら、収入の40%は持って行かれているのではないでしょうか。
お子さんの学費とかは、奨学金が手厚いのと、子供が自立して自分で稼いで大学に行くケースも珍しくないので、なんとかなります。また、医療費も軽い症状ならば、無料です。
かといって、その傾向はアラサー、アラフォーに顕著で、彼らの親の世代の60〜70代のイギリス人は、せっせと貯金をして、毎年ホリデーなんかに浪費する事は少なかったようです。
A
回答日時:
2009/12/18 10:04:51
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