教えて!住まいの先生

Q 知人が中古マンションを購入しようとしています。そこで質問なのですが、契約は年内より年明けにした方が何か得な事とかあるのでしょうか?

質問日時: 2011/10/27 17:44:36 解決済み 解決日時: 2011/10/28 08:04:17
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答した人: 長嶋 修 さん 回答日時: 2011/10/28 08:04:17
専門家
不動産コンサルタントの長嶋修と申します。結論から申し上げれば「確実なところでは年内の契約が数万円~10万円おトク。年明け以降の条件はまだ不透明」ということになります。

以下、いくつかの項目に分けてご説明します。

●住宅ローン控除は年内契約がちょっとオトク

住宅ローン残高の1%について10年間、税額控除(税金が戻ってくる)されますが、2012年以降は控除限度額が40万円から30万円になります。
借入額が3000万円以上の場合、数万円~10万円の差が出ることになります。この控除を受けるためには各種の条件がありますので、該当するか確認してみてください。

※国税庁ホームページ
No.1214 中古住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1214.htm

●年明けに中古マンションをめぐる税制改正があるか?

「年末に税制改正大綱」が公表され、年明けの国会で決まるのが通例です。そして、ここで決まった税制改正が1月1日にさかのぼって適用されたりします。よって、細かなところはまだ誰にもわからないのですが、中古マンションを買う方にとっては、より有利に改正される可能性はあるのかもしれません。

現在国は、中古住宅市場を活性化させようとしています。国土交通省は21日「中古住宅流通市場活性化フォーラム」を開き、有識者などを集めて中古住宅市場活性化の具体策について議論を始めています。このような大きな流れのなかで、次の税制改正がどうなるかですね。

※第1回「 不動産流通市場活性化フォーラム 」の開催について( 国土交通省 )
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo16_hh_000065.html

●価格交渉は年内が有利。物件の多さなら年明けが

一般的に1月からしばらくは、住宅市場は物件も人も大きく動く時期です。これは主に、会社や学校の節目である年度末(3月)に引っ越しをしようと考える人が多いためです。逆に12月などは取引が最も閑散とする時期で、取引数も激減します。契約価格など条件交渉のしやすさということを考えると、閑散期のほうが買主に有利であるとはいえます。不動産市場は、買い手が多いと価格上昇圧力となり、逆に買い手が少ないと価格下落圧力が働くからです。ただし、たくさんの物件のなかから選べるといった「選択肢の多さ」ということでは年明けのほうがいいのでしょう。

お答えになりましたでしょうか?知人の中古マンション購入がうまくいくといいですね。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2011/10/28 08:04:17

詳しく教えていただいて、ありがとうございました!

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A 回答日時: 2011/10/27 19:43:12
不動産勤務です。契約ではなく、年内に住むのと来年にするのとでは、ローンの借入額により『ローン控除』の還付額が大きく変わります。この点の違いを担当に確認するよう、アドバイスしてあげてください。また今家賃なら、早めのご入居の方が数十万円無駄が無いと思います。
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A 回答日時: 2011/10/27 17:57:29
特別大きな違いは無いです。

但し、居住用であれば登録免許税や取得税の軽減を受ける要件の内、築年数があります。(非木造なら25年以内に新築)

所有権移転登記申請日が取得日扱いになると思いますので、そこはご注意いただく必要があります。

あとは、購入時の固定資産税精算金が年末になればなるほど、少なくなりますが、取得したらどうせ払うものなので得と言うほどでは有りません。
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