教えて!住まいの先生

Q 上級大工さんに聞きたいです。鉋で削るときに出る鉋くずなんですが、クルクルと丸まって出てしまいます。

お爺さん大工と一緒にやっているのですがその大工さんが削るとサーっと真っ直ぐ鉋くずが出て、やっぱり仕上がりもピカピカです。詳しい台調整や刃の角度、裏金のありかたなど教えて貰えたら嬉しいです。ちなみに材木は杉です。知恵袋に甘えるのは駄目とはわかっているのですが・・・・お願いいたします

質問日時: 2012/10/13 20:39:43 解決済み 解決日時: 2012/10/20 23:07:55
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2012/10/20 23:07:55
杉の辺材を綺麗に削るのは難しいのですが、上手く削れば、桧と同じようなツルツルの手触りになりますが、鎬面が丸いような砥ぎでは難しいと思います。
図の様に鎬面の幅が鉋身の厚さの2倍のとき刃先角が30度となります。例えば、鉋身の厚さが6mmの場合は、12mmの鎬面の幅で刃先角30度ですので、13~14mmぐらいの幅に砥げばいいと思います。
裏座の刃先角を鋭くすると、鉋屑の通りが悪くなるので本刃より薄めに研ぎます。裏座の効きをよくするため、中砥石で7~8回砥いで刃先を75度ぐらいに落とします。
鉋台の下端は、刃口と台尻を各10mmぐらい残して他の部分をお札2枚分ぐらいの厚さで削り落します。特に台頭がつかえるようでは上手く削れません。それにましで大事なことは、ねじれを完全に取っておくことです。
手入れが済めば、本刃と裏座の間隔を0.5mmぐらいにしてできるだけ薄い鉋屑が出るように調整して削ります。最初は丸まった鉋屑が出ますが、段々真っ直ぐなかんな屑が出るようになると思います。裏座を入れすぎると、屏風折りになった鉋屑が出るようになりますがこれは入れすぎです。逆目で削るときは、ウエブが掛かった鉋屑が出るように調整して削りますが、これは、屏風折りの一歩手前です。削る木の長さと同じ長さの鉋屑を出すのが良いとされていますのでこれも参考にしてください。
裏座の調整は、微妙に削り栄えに影響しますが、鉋はが正しく砥げて、台の下端も正しく調整できでば、習得はそれほど難しいものではないと思います。特に、裏座の刃先の砥ぎ落としが、裏座の効きに微妙に影響しますのでいろいろ試してみるとよいと思います。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2012/10/20 23:07:55

最高にわかりやすかったです。丁寧なご回答ありがとうございました。

回答

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A 回答日時: 2012/10/13 23:43:04
裏刃の刃先の角度でしょう
思考錯誤・失敗の積み重ねによって、会得して下さい
技術は文章では説明できません
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A 回答日時: 2012/10/13 22:52:03
上級かはしりませんが、大工です。
まるまって出てきたことなんて一度もありませんね。
刃の角度は、基本28度ぐらいです。
カンナの台はしっかりと直していないと刃が切れても削れません。
砥石は2000番ぐらいで研いで6000番の仕上げ、それから天然砥石と上げています。
裏金は材料との相性にもよりますが、杉ですと少し離し気味にしています。
本刃の出にもよりますが、適当に0.2ミリぐらいでしょうか
まずはどの程度薄く削れるかやってみて、それから少しずつ刃を出していきましょう。
本刃はほとんどまっすぐ研いでいいですが、最後に少し両端を天然で落とすようにすればカンナ枕は出にくいかもしれません。
とりあえず極力薄く削ってみてください。
自分が小僧のころはそうしました。
台が悪くても研ぎが悪くても薄くけずれません。
もちろん、カンナくずはカンナ刃の幅とほぼ同じ幅で、狭いカンナクズはNGです。
うまくできるようになれば脇とりカンナや底とりカンナ・際カンナなども順に研げるようになると思いますよ。
五徳カンナとかは、キチンと研がないと使い物になりませんからね。
砥石の面も平らに維持してね。
とりあえずはテッシュペーパー一枚の5分の一ぐらいの厚さかな
頑張ってください。
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A 回答日時: 2012/10/13 20:50:35
鉋くずは丸まって出てくるのは、裏座が本刃から2mm以上離れているからです。更に本刃が鉋台から1mm以上出過ぎているからです。杉材はヒノキより柔らかいので、兎角、刃を1mm以上出しがちですが、ヒノキ同様の刃の出、裏座の出を同じくし、こまめに刃研ぎをして仕上げることが肝要です。今i一度台座を均し、刃研ぎし、挑戦されてください。杉材の鉋掛けが上達するには、4年程度の鉋掛けに苦労・切磋琢磨を重ねなければ、上達は、あり得ません。頑張って!!。
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