教えて!住まいの先生

Q 表層改良or柱状改良??

山口県在住です。
新築予定で土地の地盤調査をした所、あまり結果が良くないとの事でした。 
もともとは、畑でしたが、ここ何年かは荒れたままの状態だった様です。
そこを、ある建築会社が購入し、盛り土(よう壁1M)をし、8区画にて販売しておりました。
今回、私達が建てて頂く建築会社の保証機関が、表層改良でも柱状改良でも可能と
判断した様ですが、土地の状態にもよるでしょうが、どちらが強度が強いのでしょうか?
また、違いを教えて下さい。
建築に詳しくなく、情報不足ですみませんが、アドバイスよろしくお願い致します。
補足

早速のご返答ありがとうございます。
補足させて頂きます。
両工法の概算が出まして、表層改良ですと約120万円位・柱状改良ですと約65万円位と
言われました。
最初は、表層改良を・・・と言われたのですが、その後、柱状改良でも大丈夫の様ですと、
メーカーに言われました。
柱状改良のほうが通常は高いのかと思っていたのですが、しかも、柱状改良でも・・・と
言う言い方が気になっております。

質問日時: 2007/1/14 19:51:24 解決済み 解決日時: 2007/1/21 01:34:59
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2007/1/21 01:34:59
まず表層改良ですが読んで字のごとく建築予定の場所から50cmから1mの
範囲をある程度の深さまでセメント及び薬剤を注入して地盤を強固なものにします。
長所としてはコストがかからないこと、馬鹿でかい重機を搬入しなくて済むことが
あげられます。
短所としてはあまり深くまでは改良できないこと、排水経路などをやり変えたり
将来、建替えの際や排水経路を変更(下水に切り替えたり、リフォームや増築を
したりして水廻りの位置が変わったりしたとき)に排水桝を深くせざろう得ないときに
手間やコストがかかること。
そして地盤改良をしたときに直下の地盤と地耐力(地盤の強さ)があまりにも違うと
トラックや大型車両が通るだけで揺れが生じます。
わかりやすく言いますと海の中に船を浮かべてるような状態で波が来ると船が揺れるのと
同じ原理です。

次に柱状地盤改良ですが簡易な鋼管杭などを支持地盤まで打ち込む工法と
支持地盤まで表層改良と同じようにセメントや薬剤を土に混ぜて強固な柱のような
物を造る工法とあります。
厳密にいいますと鋼管杭などは構造計算上では杭打ち工法になるのですが、
一部の住宅メーカーなどでは柱状地盤改良と呼んでいる所もあります。
長所としては上記にあげた大型トラックなどが通っても揺れが生じない。
リフォームなどの際に地面を掘り返すときに地盤改良の面積が少ないので
簡単に施行でき、費用もさほどかからないなどが上げられます。
一方、欠点としては杭を打設するときのような大型の重機を搬入して、手間も
かかるので費用がかなりかかることがあげられます。

強度の点で言えばボウリング調査若しくはスウェーデン式地盤調査の結果を
(地盤の強さを調べる調査です)見てみないとわかりませんが、まず柱状地盤
改良の場合は国土交通省の認可の得ているものでなければ信頼はできないので
止めておいたほうがいいでしょう。
また地盤が極端に弱く支持地盤まで2,30m以上ある場合は表層改良は
揺れが大きくなりますし(結果クロスなどにひびが入ったり、構造体に支障を
きたす場合もあります。)柱状改良の場合はとんでもない金額がかかる場合
もあります。
そういうときは東京都庁などでも採用されている浮き基礎工法が住宅向けで
あります。(コロンブス工法など)そちらを採用されたほうがいいでしょう。
契約前ならばそれを採用してくれと強くお願いしてみてもいいと思います。
これは建物の重量分の土を出し、代わりに強度のある発泡スチロールの
ようなもの(メーカーによって名前が違うのであえて名前は出しませんが)
を地盤の中に埋め込んで建物が重量的に全く無い状態にするものです。
これによって地震や揺れが生じても建物にかかる力は大幅に軽減されますし
メーカーによってはその工法を用いたことで地震等で災害が出た場合は
5000万から1億円の保険が適用されます。
しかしながらこちらも200から300万かかるのも欠点ではあります。
鋼管工法の場合は国土交通省の認定を受けるときに等間隔で打ち込んで
実験を行うのですが鋼管杭を打ち込むことで土が押し出され他の鋼管杭を
押し出した土で締め付けて強度を出すという原理で考えられてます。
しかしながら等間隔で鋼管杭を打ち込むことはほとんどありえないので
国土交通省の実験ほど強度がでるかどうかは疑問です。
以上のことを踏まえて一度考慮してみてください。
強度的には国土交通省の認可の下りた工法をお勧めいたします。
一生の買い物です。多少高くなっても建物が長い間持つように
よく建築会社とお話し合いをしてください。
またその際は国土交通省の認定証の提示と地盤改良が終わったときに
間違いなくその工法で施工した証明書を建築会社及び地盤改良の
施工会社から提示してもらうように基礎の契約書もしくは変更契約書
、追加契約書に一筆書き加えてから契約してください。
補足に対しての回答です。
相場の値段から申し上げますと逆ならありえますが、表層改良120万円
というのは大きな倉庫や工場でも造らない限り聞いたことはありません。
工務店レベルで住宅の場合20万円~5,60万円です。

一度、建築相談会(行政が行っている)にご相談されるか、建築士に相談されては
いかがでしょうか?何か特殊な事情があるのであれば話は別ですが。
本来一生に一度の買い物です。慎重に焦らずに納得されてから契約されたほうが
いいと思います。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2007/1/21 01:34:59

ご丁寧にお教え頂きありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

回答

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A 回答日時: 2007/1/14 21:08:12
表層改良よりは柱状のほうが強度は出ますが
金額がどうでしょうか・・・?私の会社では強度が
出る深さが1m未満の場合表層でやりますが
それ以上の場合は柱状にしています。

土地の丈夫の表層部分をセメントなど混ぜて強度を出す。
表層改良の分かりやすい説明の書いてあるサイト
http://www.s-thing.co.jp/ground_reform_hyoso.htm

柱状というのは呼んで字のごとく基礎の下に鋼管杭かコンクリの杭を
打ち込んで支持地盤まで到達させます。
柱状改良の説明が分かりますよ!
http://www.s-thing.co.jp/ground_reform_chujou.htm
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