教えて！住まいの先生

はじめまして。建築士の辻と申します。

検査で治療を勧められて、非常にご不安なことと思います。そのうえ、気に入って契約されたマンションがどうなるのかを考えると、ストレスになることでしょう。

以前新築マンションの営業職も経験したことがありますので、私の考えを書かせていただきますね。

経緯を拝見しましたが、まずはもっともご心配なお体を診察してもらい、次いで営業担当者に健康診断（または受診結果）のことと、キャンセルを申し出た経緯をすべてお伝えになるのがいいように思います。

ご存知だと思いますが、ローン特約のことを簡単に触れさせてください。

新築マンションの売買契約に必ずつく「ローン特約」ですが、契約者の故意過失なく銀行から融資を断られたときは、契約を解除でき、かつ、手付金を全額返還してもらえるというものです。

ここではraums253さんのご病気が保険加入を断られるものかを判定できませんが、万が一入れなかった場合には、告知義務を果たしたうえで融資が使えないので、白紙解約の要件を満たすはずです。

１月が金銭消費貸借契約会であっても、すでに事前審査に通っておられると思いますので、現時点でも健康状態を通知し、このまま契約に進めるのかの照会は可能でしょう。

通常、新築マンションの契約において白紙解約が明文化されているのはローン特約くらいです。いまのように、事情を伝えない状態では売主も契約どおりの手付金没収による解約しか応じられません。

＞普通に通院して、団信でもきちんと記入して、その結果落ちる方が損害がない（住宅ローンに通らなかった場合の解約）とも考えています。

まさに、これがベストだと考えます。（確認は１月まで待たず、前倒ししてもらったほうがいいと思いますが）

すでに営業マンにキャンセルを伝えたことですが、ご事情がご事情です。迷った末、そういった申し出をしたことをお伝えになれば、事情を察してくれることでしょう。また、日付が入った医療機関による健康診断の結果がありますから、経緯の説明にもまったく疑いを持たれることはないと思います。

まずはお体優先で受診されたほうがいいと思いますが、営業担当者との話が先になるなら、健康診断の結果をお持ちになることをお勧めします。おそらく営業担当者が金融機関に確認しようとすると思います。

※１月になっていきなり解約となったら、そのとき空きを埋めなくてはいけないので、不安定な要素については早く対処するはずです

いまの「体のことも、家のことも先がわからない」不安を少しずつ解消すべく、病院に行かれ、営業担当者にもご相談されてみてくださいね。

以上、参考にしていただければ幸いです。

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