教えて!住まいの先生
Q DIYについて、建物など作る時に土台みたいな基礎って作ると思うのですが、基礎は何のために作るものなんですか? 地面に固定するためですか?それとも水平を保つため?建物が地面に直接付い
てるとやっぱりまずいんですか?
質問日時:
2015/6/11 22:02:40
解決済み
解決日時:
2015/6/18 08:01:49
回答数: 3 | 閲覧数: 1204 | お礼: 0枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
tyuta_infoさん
はじめまして。
福岡を中心とした九州圏でホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っております
一級建築士の河本と申します。
よろしくお願いします。
地面に固定するためですか?
---------------------------------
基礎とは、建物そのものが持つ重さ(これを自重と言います)に耐えられ、そして、その自重を地盤にしっかりと伝えて支え、建物と地盤をしっかりと固定する役割があります。
水平を保つため?
-------------------------------------------
もちろん水平を保つためでもあります。建物の構造を支える部材が水平でなくなると、平行四辺形や台形に歪み、一ヵ所に荷重が集中して、無理が集中します。そうなるとサッシが曲がり開かなくなったり、雨仕舞が悪くなり躯体の腐食が進み、建物の寿命が短くなったり、耐震性能が著しく損なわれるという問題も出てきます。
建物が地面に直接付いているとまずいんですか?
-----------------
建物の一番下の部分である基礎には、建物の重さを地盤に伝えて支え、建物と地盤をしっかりと固定する役割があります。もし建物の一番下の部分に、十分な剛性がなければ、地震など建物に上下左右の大きな力が加わったとき、建物がしっかりと踏ん張ることが出来ません。
地盤は深くなるほど固くなると一般的に言われています。家が傾いてしまう地盤沈下を防ぐために、その固い層に達するまで掘り、そこに建物を支える「基礎」を築くことが必要です。
建物重量を有効に地盤に伝えるための構造体として、地盤の状態や種類によって、基礎の種類を使い分ける必要があり、大きく「直接基礎」と「杭基礎」に分けることができます。
「直接基礎」は、固い層にすぐ到達する良い地盤の場合に使われ、建物の重さを直接地盤に伝えて支えます。また「直接基礎」には、主に「布基礎(連続フーチング基礎)」・「独立フーチング基礎」・「複合フーチング基礎」・「ベタ基礎」の4種類があります。
「杭基礎」は、固い層が深くにある軟弱な地盤の場合に使われます。また杭には、主に「支持杭」・「摩擦杭」の2種類があります。
「直接基礎」と「杭基礎」については、解り易く説明してあるページがありましたので、下記に参考としてご紹介させて頂きます。
→ <http://www.homemate-research-company.com/useful/10202_qa_15/>
以上、参考になりましたら幸いです。
はじめまして。
福岡を中心とした九州圏でホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っております
一級建築士の河本と申します。
よろしくお願いします。
地面に固定するためですか?
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基礎とは、建物そのものが持つ重さ(これを自重と言います)に耐えられ、そして、その自重を地盤にしっかりと伝えて支え、建物と地盤をしっかりと固定する役割があります。
水平を保つため?
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もちろん水平を保つためでもあります。建物の構造を支える部材が水平でなくなると、平行四辺形や台形に歪み、一ヵ所に荷重が集中して、無理が集中します。そうなるとサッシが曲がり開かなくなったり、雨仕舞が悪くなり躯体の腐食が進み、建物の寿命が短くなったり、耐震性能が著しく損なわれるという問題も出てきます。
建物が地面に直接付いているとまずいんですか?
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建物の一番下の部分である基礎には、建物の重さを地盤に伝えて支え、建物と地盤をしっかりと固定する役割があります。もし建物の一番下の部分に、十分な剛性がなければ、地震など建物に上下左右の大きな力が加わったとき、建物がしっかりと踏ん張ることが出来ません。
地盤は深くなるほど固くなると一般的に言われています。家が傾いてしまう地盤沈下を防ぐために、その固い層に達するまで掘り、そこに建物を支える「基礎」を築くことが必要です。
建物重量を有効に地盤に伝えるための構造体として、地盤の状態や種類によって、基礎の種類を使い分ける必要があり、大きく「直接基礎」と「杭基礎」に分けることができます。
「直接基礎」は、固い層にすぐ到達する良い地盤の場合に使われ、建物の重さを直接地盤に伝えて支えます。また「直接基礎」には、主に「布基礎(連続フーチング基礎)」・「独立フーチング基礎」・「複合フーチング基礎」・「ベタ基礎」の4種類があります。
「杭基礎」は、固い層が深くにある軟弱な地盤の場合に使われます。また杭には、主に「支持杭」・「摩擦杭」の2種類があります。
「直接基礎」と「杭基礎」については、解り易く説明してあるページがありましたので、下記に参考としてご紹介させて頂きます。
→ <http://www.homemate-research-company.com/useful/10202_qa_15/>
以上、参考になりましたら幸いです。
質問した人からのコメント
回答日時: 2015/6/18 08:01:49
詳しい説明ありがとうございます!
回答
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A
回答日時:
2015/6/12 23:57:31
そりゃ直接地面に建てたら木だと腐るし、鉄骨なら錆びる。
当たり前すぎることだと思うがそういう趣旨じゃないのか???
当たり前すぎることだと思うがそういう趣旨じゃないのか???
A
回答日時:
2015/6/12 23:38:42
基礎の無い建物もありますよ。
“掘っ立て小屋”と言います。
地面に掘った穴に直接“柱”を立てて作るから“掘っ立て小屋”…。
柱の地面に埋まった部分が基礎の役目をするわけですが…建物の重量を受けるのが“柱の断面積分の地面”でしかないから、重量のある大きな建物は作れないし、木造なら柱が腐ってしまう。
“小屋”程度の建物なら、平らにならした地面に直接造っても、重量や水平はさほど問題にならないかもしれない。
…でも、木造なら腐るし、鉄骨造なら錆びる。
地面との間に空間を設けないと建物内に湿気がこもる。
湿気を防いで建物を長持ちさせようと思ったら…基礎(あるいは基礎に代わるもの)は必要。
もちろん、水平を出すにも、重量を分散させて建物が沈み込むのを防ぐにも、基礎があった方が良いでしょうね。
“掘っ立て小屋”と言います。
地面に掘った穴に直接“柱”を立てて作るから“掘っ立て小屋”…。
柱の地面に埋まった部分が基礎の役目をするわけですが…建物の重量を受けるのが“柱の断面積分の地面”でしかないから、重量のある大きな建物は作れないし、木造なら柱が腐ってしまう。
“小屋”程度の建物なら、平らにならした地面に直接造っても、重量や水平はさほど問題にならないかもしれない。
…でも、木造なら腐るし、鉄骨造なら錆びる。
地面との間に空間を設けないと建物内に湿気がこもる。
湿気を防いで建物を長持ちさせようと思ったら…基礎(あるいは基礎に代わるもの)は必要。
もちろん、水平を出すにも、重量を分散させて建物が沈み込むのを防ぐにも、基礎があった方が良いでしょうね。
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