教えて!住まいの先生

Q 築29年になるマンションについて。 7階建て3階(RC造)2SLDK85㎡(ちょっと天井が低いと思いました)の分譲貸し賃貸マンションの内覧に行きました。

1回目は平日午後1時~2時くらいまでで静かでした。
しかし現在住んでいるところが騒音問題で退去しようとしているので、念のため2回目の内覧をお願いしました。

2回目は日曜の午後6時半~7時すぎ。
この時は「騒音」とまではいかないが、上階と思われる足音や物音がまぁまぁ聞こえ、途中2回ほど2~3人くらいの話し声(笑いながらなので少し大きい声を出したような)も聞こえました。窓はこちらも上階も閉めていたのは仲介業者さんと協力してすぐ確認できました。小さいお子様もおられるようです。

お隣と接しているのはLDKで、壁は一応コンクリートのように硬かったです。
(コンコンと軽くグーで叩きました)
お隣に関しては、たまたま静かにすごしていたのか不在か、壁がコンクリートなので聞こえないのかは確認できていません。

また、水が流れる音が聞こえたので何かと尋ねたところ、仲介の方は「おそらく上階の方がお風呂か洗面、キッチンなどの水を使用しているのではないか」とのことでした。
それとリフォームで、ダイニングとリビングも天井を高くしたとのことで、換気扇の管がリビングにズドーンと剥き出しております。
高くした状態でも天井は低いです。

そこで質問ですが、
①29年前のRCでは上階から足音や物音、話し声まで聞こえるということは、真下の音も同じように聞こえるような造りなのですか?

②天井を高くしたことで、上階の音がよく聞こえるようになった可能性はありますか?

③上下には聞こえるが隣の部屋はお互い聞こえないということもありえるのでしょうか?

④家主様がフローリングを変えたようなのですが、L45というものにしているそうです。そして床もグーでコンコンとしましたが、空洞があるような感じでした。
この空洞は何か。またL45というのは防音としてどうなのでしょうか?

⑤コンクリートというのは、実際に人が話している声とテレビやコンポなどの音とでは伝わり方が違うのでしょうか?

現在騒音で体調を崩しているので慎重にと思い、長文・質問が多くてすいませんが よろしくお願いします。
質問日時: 2016/3/29 07:06:43 解決済み 解決日時: 2016/3/30 02:58:02
回答数: 1 閲覧数: 775 お礼: 100枚
共感した: 0 この質問が不快なら

ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答した人: 土屋 輝之 さん 回答日時: 2016/3/30 02:58:02
専門家
はじめまして、不動産コンサルタントの土屋輝之と申します。harurun0009さんのご質問に回答させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
現在のお住まいで、騒音でお困りになられているとの事で、心中お察しいたします。

以下、質問に回答させて頂きます。

①29年前のRCでは上階から足音や物音、話し声まで聞こえるということは、真下の音も同じように聞こえるような造りなのですか?
■上階からの下階への騒音の状態と、下階から上階への騒音とが必ずしも同じような状況であるとは限りません。建物個々の形状や構造によって、違いがあるとお考えください。

②天井を高くしたことで、上階の音がよく聞こえるようになった可能性はありますか?
■室内の天井を高くしたということは、天井の二重構造部分の厚さを薄くしたか、二重天井からコンクリート直天井に変更したものと思われます。これによって、上階の騒音の影響が大きくなった可能性はあります。

③上下には聞こえるが隣の部屋はお互い聞こえないということもありえるのでしょうか?
■これまでの経験から、上下階の騒音と隣住戸との騒音の状況は、一致しないことが多いと考えます。内覧の際にご確認された状況から、隣住戸との界壁(戸境壁)はコンクリートに、壁クロスが直張りされた仕様と思われますが、この仕様は隣住戸からの騒音が伝わり難い仕様です。

④家主様がフローリングを変えたようなのですが、L45というものにしているそうです。そして床もグーでコンコンとしましたが、空洞があるような感じでした。
この空洞は何か。またL45というのは防音としてどうなのでしょうか?
■L45という表記は、日本建築学会が設けたフローリングの遮音等級を表したもので、現在では使用されていないものですが、この等級のなかでは、軽い物を落としたり、椅子をひった際などに発生する軽量衝撃音は1級、歩く音や走り回る際などに発生する重量衝撃音は特級として扱われており、集合住宅での生活状態では少し気を付けると表記されているもので、遮音性能としては上から二番目にランクされているものです。(※画像を参照して下さい)

⑤コンクリートというのは、実際に人が話している声とテレビやコンポなどの音とでは伝わり方が違うのでしょうか?
■人の話し声は、音響機器などと違い純粋に空気音と考えることができますので、これが聞こえてくるケースは多くありません。また、音響機器の音には重低音が含まれていることが多く、低音や重低音は壁などを透過する力がく、低音部分だけが聞えてくることが良く起こります。

住宅の騒音で悩む方の多くは過度に神経質になり、部屋で過ごしている際にいつも聞き耳を立てて、音が聞こえてこないか気にしながら過ごされていることが多いようです。
集合住宅では、他の住戸の生活音はある程度聞こえてくるものと割り切ることも必要です。
また、マンションの立地環境が閑静な地域である場合には、騒音が多く喧騒な地域と比べると、建物内の音が気になるという傾向があります。

以上、マンション選びの参考にして頂ければ幸いです。
  • なるほど:0
  • そうだね:0
  • ありがとう:0

この回答が不快なら

質問した人からのコメント

回答日時: 2016/3/30 02:58:02

たいへん詳しく分かりやすいご回答をしていただき有難うございます。
これまでマンションしか住んだことがなく、生活音にしては殆ど気にしたことはなかったのですが、現在のところはあまりに酷く苦情を出してから半年間嫌がらせを受けているため、次回は慎重にとなってしまいました。
このように詳しく説明していただき、なるほどと思えた分次の引越し先では過敏にならずに済むかもしれません。本当に有難うございました。

Yahoo!不動産で住まいを探そう!

関連する物件をYahoo!不動産で探す

売る

家を売りたい!と思ったら

不動産会社に無料で査定依頼ができます。

知る

Yahoo!不動産マンションカタログ

マンションのスペック情報だけではなく、住んでいるからこそわかる、クチコミ情報を提供しています。
たくさんのマンションの中から、失敗のない「理想の住み替え先」がきっと見つかります。

JavaScript license information