教えて！住まいの先生

はじめまして、建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

構造的には基礎にスラブ筋を直接定着させる方法で問題はありませんが、設計の内容によって施工方法が変わってくるのではないでしょうか。

オールピットの場合は、地中梁と１Ｆスラブを一体打ちしてダメ穴から型枠を搬出する方法が取れますが、埋め戻しを行う場合は「地中梁打設⇒型枠撤去⇒埋め戻し⇒１Ｆスラブ打設」といった工程になります。

ふかし筋方式を取らないと、地中梁全てが天端からスラブ厚部分の位置で打継となり、埋め戻しの重機が（養生するとは言え）地中梁の主筋の上に乗ることになります。これらのことから、構造的な問題が少なく施工性の良いふかし筋方式が取られているのではないでしょうか。

以上、参考となりましたら幸いです。

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