教えて!住まいの先生

Q 来年結婚を予定していて、現在住むところを探している最中なのですが、木造・軽量鉄骨・鉄骨どれが一番騒音が少ないですか? 今住んでいるところが気泡コンクリートで、本当に少しの話し声や生

活音もダダ漏れで精神的に参っています。
隣人の方によってだったり、真ん中に挟まれている状態だったのでそう感じたとか、その時の条件もあると思いますが...
とりあえず次の候補は、最上階の角部屋で探していますが、それでも木造や鉄骨だと騒音は酷いですか?
多少の騒音は仕方ないとは思っていますが、オナラやゲップまで丸聞こえなのは少し考えてしまいます。
質問日時: 2017/1/6 13:00:04 解決済み 解決日時: 2017/1/21 03:06:04
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A 回答した人: 友成 誠実 さん 回答日時: 2017/1/21 03:06:04
専門家
はじめまして、ホームインスペクション(住宅診断、住宅検査)を行っています、建築士の友成と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

賃貸住宅で、隣接住戸の騒音を気にされるのであれば、コンクリート造を中心に遮音性能が良い建物を探されるのが一番良いと思います。築年数によっては家賃が高いとも限りません。

賃貸住宅でトラブルになるのは生活音が主ですが、建物仕様・施工方法でだいぶ変わります。
居住期間が短いことが多い賃貸住宅では、建築費(仕様)を抑えて収支を優先することがあります。

木造の場合、在来軸組工法(柱と梁で構成)、枠組壁工法(木材と合板で製作した壁で構成)、などがありますが、一般的には、在来軸組工法より枠組壁工法が気密性があり、枠組壁工法の住戸間の床は共鳴音が大きい傾向にあると感じています。
軽量鉄骨と重量鉄骨造では、軽量鉄骨の方が気密性が良いと感じています。

木造でも鉄骨でも欠点を補う仕様はあるので、使用材料・施工方法が重要になります。

例えば、住室間の床に気泡コンクリートが使用してある場合、遮音シートや石膏ボード、構造用合板などを敷き、遮音性能を高める。
下階の住戸天井に振動が伝わりにくい、防振吊ボルトなどを使用。

住戸間の木造壁は、遮音性能が高い2重壁にするか、1重の壁でも音や振動が伝わりにくい柱位置(千鳥施工)の上、壁内に多孔質材料(グラスウールやロックウールなど)を入れ、石膏ボードを2重張りに施工する。住室間の壁にコンセントなどの穴を開けない。

天井・壁下地に気密シートを施工するなどの対策をする。

可能であれば、お部屋探しの時、詳しい知人に同行してもらい、建物の仕様や図面があれば見せてもらうと判断できる場合もあります。
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