教えて！住まいの先生

現職の調査員です。

質問主さんがお住いの地域や環境にも依って異なるので、プロ代理店さんに相談する事を検討されては如何でしょうか。
詳しく知りたいなら、詳しく教えてくれる所に質問に出向けば良いだけですが、どの様な災害に遭うかを完全に予想するのは困難（≒事実上、不可能）ですので、お勧めの商品を購入（加入）しても、事故に遭わなければ「無駄な商品を売りつけられたぁ！」と感じるでしょう。

①：私は河川の近くに居住して居ないのであれば、「水災」は支払い対象に含めなくて良いと考えて居ます。が、平成30年の岡山県倉敷市真備町の水害の件も有りますので、単に河川からの距離だけで無く、立地条件に依っても異なりますのでご注意下さい。
真備町の件では、河川からの距離だけで考えて水災を支払い対象に含まなかった方が少なく無かったと聞き及んでいますので、過去の水害の記録等を参考にされては如何でしょうか。

②：1年若しくは5年間に成ります。以前とは異なり、それ以上の長期契約は出来なくなったと聞き及んでいます。（詳細は、代理店担当者さんに質問して下さい）

③：火災保険は建物や家財に対しての保険に成ります。転倒やケガは「傷害保険」に成りますので、全く別の保険商品です。

④：一般的には、
・火災、落雷、破裂、爆発、
・風災、雹災、雪災
・外部からの物体の飛来や衝突
・盗難
・水災
になりますので、詳細な組み合わせ（補償対象に含むか否か）は代理店さんに相談して下さい。

⑤：必要不可欠か否かは、質問主さんの価値観に依って異なります。
住宅密集地で延焼の惧れが有る際には加入しておいた方が良いと思いますし、敷地が広く隣家との距離も充分で、且つ岩盤の上に建物が建築されて居るのであれば、保険に入らずに貯蓄に回すと言う方法も選択肢に成り得ると考えます。

⑥：例えば東京海上日動社さんの様に、重複した内容を省く様に設計されている保険商品の事を言われて居るのかなと思います。
例えば、個人賠償責任保険の様な商品は、車の保険にも特約付保が可能ですし、自宅の火災保険にも特約付保が可能ですので、重複して付保しないように無駄を省く（それでも年間1,000円程度ですが）事が可能です。

⑦：結論を言えば、「質問主さんが簡単に移動可能な距離に存在する保険代理店の事務所を訪問し、勧められた商品を加入する。」となります。
勿論、「ネットの方が安い。」ですとか「知人が保険代理店をやっており、知人の営業成績に貢献したい」等の様々な要素で変わって来ますが、毎日様々な事故現場に出向く身としては『1回でも事故に遭えば、保険は元が取れるので、一番良い（補償が手厚い）保険に加入すべき。』と考えます。

事故に遭わなければ、どんな保険商品でも無駄になります。それを単に無駄と捉えるのか、安心と捉えるのかは各人の価値観ですので、私では正解は分かりません。
若い方はインターネットを使いこなすでしょうし、交渉事が苦にならない方も居らっしゃると思うので、そう言う方はインターネットで安い保険を探して加入すれば良いと思います。
そうで無い方は、事故に遭った際の手間暇を出来るだけ省きたいでしょうから、値段は高くなってもキチンとした代理店さんから保険商品を購入された方が良いと思います。
事故に遭った際に色々と動いてくれる代理店さんには、当然に手間賃が必要です。
高い保険と言うのは、その代理店さんの手間賃だと分かって下さい。

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