教えて！住まいの先生

本職でも時々に起こる失敗ですね。一番下に貼るハトロン胴張りのときから、四隅から対角線に１０ｃｍほどカッターなどで切り込みを入れておきます。これをしていても上張りの角がしわになるときは、今張ってある上張りも同じ様に下地まで切り込みを入れて上張りをします。上張りの中ほどは薄いのりを使い、四方の端は１ｃｍくらいに濃いのりをつけ、襖の下になるほうを上にして張ります。（裾に柄があれば柄のほうから張ります)総幅の中心付近 （上になっている本来は下淵側） をある程度張り次に縦の一番下を幅が均等になるように張ります。後は上から下へと張って行きます。そして柄の角を張ります。三角形になった余分の紙を切ります。ここで大事な事は縦横の角をしっかり押さえておく事です。(紙が縮むと角が一番影響があります。）終わったら上下を入れ替えて同じ事を行います。もう一つ大事な事は濃い糊を厚く塗ると、紙が糊が厚いことに寄りボコボコとなり空気が入りますので後で紙が浮く原因になります。しっかり糊は出してください。乾かす時は出来るだけ四方から乾かすようにしたほうが良いですね。そのためには四方はそのままで、紙全体を隠すようにすると、先に四方が乾き後で中心が乾くようになります。もちろん日陰干しにします。分かりにくかったら追記で質問してください。上張りは片面３枚くらいまでで、それ以上は全部剥がして張らないと重くなりすぎます。

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