教えて！住まいの先生

①元付け業者は、売主・買主の両方からの仲介手数料を狙っています。
だから、客付け仲介会社の内見を断っていたのです。

②客付け仲介をさせないのならば、元付け業者からしか購入はできませんし、価格交渉も出来ません。

◎何故両手仲介を狙うかは、２つあります。

①両手仲介を欲しがる元付け業者
例えば4,000万円位の仲介手数料は、126万円(別途税)になります。
両手ですと、252万円になります。
大きな金額なので、元付けは両手が欲しいとなります。
こう言う場合には、価格交渉は可能ですが、仲介手数料の値引はしない業者が多いです。

②売主の希望金額が高すぎる場合
例えば、4,200万円で売出ししている物件を4,000万円で購入したいという場合を例に計算します。
売主の手取額は、(4,200-126＝4,074万円)となります。

この時に元付け業者は、売買価格を4,000万円で纏めます。
決済時に買主から取得する126万円の内、52万円を仲介手数料として取得し、取得し、残りの74万円を売主に振り込んで纏めたりします。
とすると、売主は仲介手数料(126万円)を無料として更に仲介会社から74万円を取得すれば、4,200万円売却(手取額:4,074万円)となるので、成約できます

つまり、この場合には両手仲介で無いと纏まらない物件なので、価格交渉も仲介手数料減額交渉も不可となりますが、仲介会社の企業様努力により、成約出来るのです。
だから、両手仲介が必要なんです。

• なるほど：0
• そうだね：0
• ありがとう：0

この回答が不快なら