教えて！住まいの先生

まず、その管理会社と理事はマンション保険を理解していません。
個人賠償保険に管理組合で加入しており、組合員が申請したいとなった場合、理事会であろうと申請を拒否できません。まず、それが原則です。
ですので、貴方の認識と感覚は何ら間違っていません。

とはいえ、もし、個人で個人賠償責任保険に入っている場合はそちらで申請する方をおすすめします。
個人で申請した方が保険がおりやすい事(マンション保険は保険会社側が儲からない事業なので、最近は認定が渋い)と事故カウントされる事から次回マンション保険が高額となる可能性がある事で居住者同士でもめないというのは事実です。

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マンション管理士です。「他の人も通さなきゃいけなくなる」から却下する。そのような風土を曲げて認めさせようとするのは大変でしょう。交渉の余地が無い状況とお察しします。したがって、「どうしたら良いか」という質問に対しての答えは、諦めるか、戦うかの二択です。以下、戦い方として思いつくこと。

1. 民事訴訟を提起する。
管理組合の保険の権利はそれぞれの組合員に帰属します。その適用申請を許可ないし却下することは理事会の業務として規約に定められていないのではないでしょうか。したがって、裁判をすれば勝てると思います。しかし、弁護士費用か掛かりますし、マンションでのあなたの立場や評判が悪くなるかもしれません。それでももしやるなら弁護士に相談。

2. 臨時総会招集を請求する。
管理組合の規約に基づき、あなたの専有部分の水漏れ事故について管理組合の個人賠償保険適用を申請することを議題とする臨時総会を開くことを理事長に請求します。つまり、特例を認めるかどうかを組合員全体の判断に委ねるということです。招集請求には全体の5分の1以上の組合員の同意が必要で、承認決議には出席組合員の過半数の賛成が必要と規約に書かれていると思います。なので事前に味方を多く作り、理事会の妨害工作に負けないよう住民運動のようなものをして下さい。詳しくは地域のマンション管理士会に相談を。

3.保険会社に直接申請する。
保険の証券のコピーが過去の総会資料にありませんでしたか。それで保険会社とできれば証券番号を確認して、あなたから直接保険会社に電話して保険適用を申し込みます。先ほど書いたとおり管理組合の保険の権利は組合員全員にありますから、すんなりいけば保険金を受け取れると思います。しかし理事長からストップをかけられ、あなたが理事会広報などで迷惑者扱いされて肩身の狭い思いをするかもしれません。

以上です。私がお勧めするのは2です。もし臨時総会で過半数の賛成を得られなくても、たった4人の理事の意見ではなく、組合員の皆さんの総意として却下されたのならば諦めがつくでしょう。また、過半数の賛成が得られれば、管理組合に個別の事情に合わせて個人賠償保険適用の可否を判断する前例を残せます。そこまではたらきかけて承認されればOK、ということであれば、今の理事会の判断を基本路線として両立していくこともできます。

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最近はマンションの管理組合が入居者間のトラブル防止
の観点から個人賠償責任保険（日常生活賠償責任保険）特約を
つける事が多くなりました。

でも、それは管理組合がその特約を使う事を許可しないと、
自賠責のような被害者請求もないし、貴方が使うのは無理
ですね。

そもそも、マンションに住んで居れば、入居者は自ら上記
特約に加入しておくのが常識です。
ご自身の建物・家財の保険に個人賠償責任保険をつけても
年間わずか２千円ほどの保険料ですよ。

この特約は自転車事故での賠償にも使えるし、用途は広く
こんなに安く加入できるのに・・・

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