教えて！住まいの先生

Q 相続土地国庫帰属制度について質問です。コイン100 当該制度は、なぜ民法ではなく特別法として位置付けたのでしょうか。

また、土地の所有権を国に譲る？って感じだと思うんですけど、どういう意味でしょうか。

質問日時： 2024/11/28 23:26:50 解決済み解決日時： 2024/12/2 20:55:46
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A 回答日時： 2024/12/2 20:55:46

法律には実態法と手続法があって、民法は実態法、相続土地国庫帰属法は手続法ですから民法に組み込むことはできません。

日本は資本主義ですから土地は個人の財産として所有することができ、その財産は子や孫に受け継がれていきます。
ただし中には子や孫が管理できなくなるなどの理由で不要になるケースもあります。
不要であれば誰かに売却すれば良いのですが、田舎の過疎地の土地などの需要が無い土地や農地など法律の制限で処分できない土地は売却したくてもできません。
そこで国は個人が所有する土地を引き取ると言う相続土地国庫帰属制度を創設しました。
相続と言うのは自分が望まなくても勝手に承継されてしまうので、欲しくない土地を相続したなら条件が揃えば国が引き取ってくれます。
売買や贈与で取得した土地は自分が欲しくて契約したので、後から要らないと言われても国は面倒を見てくれません。