教えて!住まいの先生
Q アイ工務店は耐震等級3ですが、制振?制震?ダンパーも標準仕様でありますか?それともオプションでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2025/3/3 18:00:10
アイ工務店で建築中の者です。
制振ダンパーはオプションです。
アイ工務店は耐震等級3"相当"であって、耐震等級3を取得(公的に認定)したい場合は別途申請費用がかかるので、オススメは長期優良住宅を申請する事です。(長期優良住宅の取得条件に耐震等級の取得も含まれるため)
申請するのに費用30〜40万程度かかりますが、2025年の国の補助金で80万貰えるので、おつりが来ます。
ちなみに 私はアイ工務店の耐震性能が気になり、営業に無理を言ってアイ工務店の設計を統括する建築部長と直接面談させて頂いたことがありますが、
結論、アイ工務店の耐震性能について安心できると判断しています。
アイ工務店では許容応力度計算ではなく壁量計算で耐震性能を計算しています。壁量計算は2025年4月に法改正され計算方法が厳しくなりますが、アイ工務店は法改正前(現行方法)はもちろん、法改正後の計算方法でも耐震性能を確認しています。
また、本来の壁量計算の評価方法では平面図のX軸上とY軸上のそれぞれで見た時の910mm×8マスの間隔の中に最低でも2つの耐力壁を設ける必要があるのですが、アイ工務店の社内管理では半分の910mm×4マスの間隔で最低2つの耐力壁を設けて厳しめに評価しています。そうすることで、十分な数の耐力壁をバランスよく配置でき、建物の偏心率※を可能な限り小さくしています(偏心率もアイ工務店では壁量計算と同時に確認しています)。
※建物の重心と剛心のずれの程度を表す指標。地震が起こった際、その地震力は建物の重心にもっとも大きくかかる。 一方、建物にはもっとも剛性の高い点である剛心が存在し、 この重心と剛心のずれを偏心と呼ぶ。偏心率が低いほど耐震性能が高く、地震による倒壊の危険性が低くなる。
たしかに、建物の柱や梁一本一本にかかる荷重をしっかり計算する許容応力度計算は信頼性が高いため、バランスの悪い建物(例えば、柱が一本もない長方形で大開口のLDKなど)では壁量計算より向いていますが、アイ工務店ではそもそもバランスの悪い家を設計しません。
(営業がお客さんに間取り提案する前に設計部署に事前確認し、安全網を引いている)
また、アイ工務店のベタ基礎は非常に優れており、通常、ベタ基礎の立ち上がりの厚みは150mm程度に対し、アイ工務店は170mmと分厚いです。また、コンクリート自体の設計基準が、通常木造住宅で18〜21N/mm2、重量鉄骨を扱うヘーベルハウスですら24N/mm2に対し、アイ工務店は30N/mm2と非常に高強度です。 これは大掛かりなメンテナンスを一切しなくても最低100年持つ強度となります(JIS A 5308で規定)。
さらに地盤改良も必要に応じて実施するため、
地盤・基礎・構造躯体において安心できるかと思います。
まとめると、アイ工務店の耐震の考えとして、複数のめちゃくちゃ強い柱や壁を使って耐えるのではなく、家全体の強度バランスと偏心を整え、「家全体→基礎→地盤」と揺れのエネルギーをいなす思想のもと設計してします。
(ちなみにこの話はほとんどのアイ工務店の営業も理解していないと思います笑)
それでもやっぱり許容応力度計算しておきたいのであれば、オプションで35万円で対応してくれます(経験のある外部機関に計算を委託する形)。
制振ダンパーはオプションです。
アイ工務店は耐震等級3"相当"であって、耐震等級3を取得(公的に認定)したい場合は別途申請費用がかかるので、オススメは長期優良住宅を申請する事です。(長期優良住宅の取得条件に耐震等級の取得も含まれるため)
申請するのに費用30〜40万程度かかりますが、2025年の国の補助金で80万貰えるので、おつりが来ます。
ちなみに 私はアイ工務店の耐震性能が気になり、営業に無理を言ってアイ工務店の設計を統括する建築部長と直接面談させて頂いたことがありますが、
結論、アイ工務店の耐震性能について安心できると判断しています。
アイ工務店では許容応力度計算ではなく壁量計算で耐震性能を計算しています。壁量計算は2025年4月に法改正され計算方法が厳しくなりますが、アイ工務店は法改正前(現行方法)はもちろん、法改正後の計算方法でも耐震性能を確認しています。
また、本来の壁量計算の評価方法では平面図のX軸上とY軸上のそれぞれで見た時の910mm×8マスの間隔の中に最低でも2つの耐力壁を設ける必要があるのですが、アイ工務店の社内管理では半分の910mm×4マスの間隔で最低2つの耐力壁を設けて厳しめに評価しています。そうすることで、十分な数の耐力壁をバランスよく配置でき、建物の偏心率※を可能な限り小さくしています(偏心率もアイ工務店では壁量計算と同時に確認しています)。
※建物の重心と剛心のずれの程度を表す指標。地震が起こった際、その地震力は建物の重心にもっとも大きくかかる。 一方、建物にはもっとも剛性の高い点である剛心が存在し、 この重心と剛心のずれを偏心と呼ぶ。偏心率が低いほど耐震性能が高く、地震による倒壊の危険性が低くなる。
たしかに、建物の柱や梁一本一本にかかる荷重をしっかり計算する許容応力度計算は信頼性が高いため、バランスの悪い建物(例えば、柱が一本もない長方形で大開口のLDKなど)では壁量計算より向いていますが、アイ工務店ではそもそもバランスの悪い家を設計しません。
(営業がお客さんに間取り提案する前に設計部署に事前確認し、安全網を引いている)
また、アイ工務店のベタ基礎は非常に優れており、通常、ベタ基礎の立ち上がりの厚みは150mm程度に対し、アイ工務店は170mmと分厚いです。また、コンクリート自体の設計基準が、通常木造住宅で18〜21N/mm2、重量鉄骨を扱うヘーベルハウスですら24N/mm2に対し、アイ工務店は30N/mm2と非常に高強度です。 これは大掛かりなメンテナンスを一切しなくても最低100年持つ強度となります(JIS A 5308で規定)。
さらに地盤改良も必要に応じて実施するため、
地盤・基礎・構造躯体において安心できるかと思います。
まとめると、アイ工務店の耐震の考えとして、複数のめちゃくちゃ強い柱や壁を使って耐えるのではなく、家全体の強度バランスと偏心を整え、「家全体→基礎→地盤」と揺れのエネルギーをいなす思想のもと設計してします。
(ちなみにこの話はほとんどのアイ工務店の営業も理解していないと思います笑)
それでもやっぱり許容応力度計算しておきたいのであれば、オプションで35万円で対応してくれます(経験のある外部機関に計算を委託する形)。
質問した人からのコメント
回答日時: 2025/3/3 18:00:10
とても詳しくありがとうございます!
家を建てる上で地震災害が1番不安でした。
制振ダンパーなくてもアイ工務店が耐震の面でとても安心できることがわかりましたのでアイ工務店にお願いしようとおもいます!
本当にありがとうございました!
回答
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A
回答日時:
2025/2/28 23:09:34
制震ダンパーはオプションのはずです。
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