教えて！住まいの先生

現在、循環型社会といえば、資源部分の循環性（低資源化）にのみ注目した論理になっているようです。
本来は有機循環（生物間での炭素の受渡）が最も循環型社会の理念に注目されるべきなのでしょうが、質問者様の仰られる循環型社会は行政が提唱する省資源社会の事だと限定してお答えします。 （というのは本来の意味でいう有機の循環型社会にはデメリットが無いからです）

低資源社会のメリット
資源の枯渇時期を遅らせる事が可能
資源によっては枯渇する事を回避する事が出来る。
現在ＣＯ２の排出が危険だという認識があるが、ＣＯ２やその他の排出ガスが低減される。
資源が廉価になり、サービス、商品の価格を下げられる可能性がある。
資源採掘等の人的資源、土地、水資源を有効に活用する事が見込まれ、そららの余剰をそのたの生産的行為に向ける事が可能。


低資源社会の問題点
資源産出国が窮乏する
資源リサイクルの過程で、その他の資源を浪費する可能性がある。
循環型社会という事は、持つものと持たないものが明確に線引きされる可能性があり、モラルハザードの危険がある。
経済規模は少なくとも一時的には縮小され、途上国が経済的発展をする事が現実的に不可能になる。

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