教えて!住まいの先生
Q 基礎の鉄筋のピッチ15センチは、どうなんでしょうか??
この前、工務店で「うちは、昔から15センチでやっています」と言われました。
素人の自分では、15センチも30センチもよくわかりません。
そんなに違うものですか??
補足
素人の自分では、15センチも30センチもよくわかりません。
そんなに違うものですか??
なるほどですね。
国の基準は、30センチなんですかね? そんなことも言ってました。
素人には、難しいですね・・・。
質問日時:
2010/10/25 17:40:49
解決済み
解決日時:
2010/10/31 20:40:45
回答数: 5 | 閲覧数: 57774 | お礼: 25枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2010/10/31 20:40:45
基礎は鉄筋コンクリートですから、鉄筋コンクリートを工事するときの基準で作られます。
コンクリートが圧縮してくる力に対抗し、引っ張られるときには鉄筋が対抗してくれる仕組みなんです。
だから鉄筋の量が多いということは、キチンとコンクリートに付着していれば、引っ張る力に対して強いということになります。
本当は、構造計算をして基礎の作り方を決めるべきなのですが、木造住宅の重さはRCなどに比べて軽いので、
かかる力も想定しやすく、「D10」 「D13」(Dはごつごつした鉄筋のこと、数字は直径で単位はmmです)の鉄筋ならば 300㎜ピッチ程度でも十分だろうという基準があります。
それをさらに短いピッチにするのは、作る側からすれば、より条件の悪い地盤でもそのまま対応できるから、という理由だと思われます。
ちなみに、鉄筋の隙間は、数字の部分の1.5倍以上、コンクリートに混ざる石の大きさの1.25倍、最低25mm以上の全てを
クリアする寸法でないと、セメントが十分にいきわたりません。その意味では300mmでも150mmでも100mmでもOKです。
むしろ、基礎の場合、鉄筋のまわりにコンクリートが50mm以上ついていないと、鉄筋のさびに対してガードが出来ていないことになります。 13mmの鉄筋に10mmの鉄筋が交差すると、それだけで23mm。その両側に50mmずつコンクリートがあるとすると、123mm以上の基礎の立ち上り部分の幅が必要になります。(120mm程度の幅の工事がありますが、厳密には良いとはいえないです。)
工事店さんにちょっと確認してみてはいかがですか?
コンクリートが圧縮してくる力に対抗し、引っ張られるときには鉄筋が対抗してくれる仕組みなんです。
だから鉄筋の量が多いということは、キチンとコンクリートに付着していれば、引っ張る力に対して強いということになります。
本当は、構造計算をして基礎の作り方を決めるべきなのですが、木造住宅の重さはRCなどに比べて軽いので、
かかる力も想定しやすく、「D10」 「D13」(Dはごつごつした鉄筋のこと、数字は直径で単位はmmです)の鉄筋ならば 300㎜ピッチ程度でも十分だろうという基準があります。
それをさらに短いピッチにするのは、作る側からすれば、より条件の悪い地盤でもそのまま対応できるから、という理由だと思われます。
ちなみに、鉄筋の隙間は、数字の部分の1.5倍以上、コンクリートに混ざる石の大きさの1.25倍、最低25mm以上の全てを
クリアする寸法でないと、セメントが十分にいきわたりません。その意味では300mmでも150mmでも100mmでもOKです。
むしろ、基礎の場合、鉄筋のまわりにコンクリートが50mm以上ついていないと、鉄筋のさびに対してガードが出来ていないことになります。 13mmの鉄筋に10mmの鉄筋が交差すると、それだけで23mm。その両側に50mmずつコンクリートがあるとすると、123mm以上の基礎の立ち上り部分の幅が必要になります。(120mm程度の幅の工事がありますが、厳密には良いとはいえないです。)
工事店さんにちょっと確認してみてはいかがですか?
回答
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A
回答日時:
2010/10/27 11:59:58
工務店としては自慢出来る部分だったから主張したのかな?
基本昔の住宅公庫基準ではピッチは300mmのD10配筋で良かったのですが、少しでも自社の製品を良く見せようと、D10の250ピッチ、D13の250ピッチ、D13の200ピッチ・・・などとどんどん過剰になってきているのが現状です。
昔の家が極端に軽かったわけでもないのではっきり言えば過剰なだけってことになります。
しかし、今のフラット35や長期優良住宅などの仕様になると話しは変わってきて、平気でD10の150ピッチとかD13の100ピッチとかって施工が求められてきます。
ただし、配筋は基礎の強度そのものを上げるものではないので、正直やりすぎなところもあります。
前回答者さんが言っているように、配筋が多すぎてコンクリートの量が減るってことは正直本末転倒な部分もありますしね・・・
私個人としては配筋よりもコンクリートの強度や、ベタ部分の厚み、立ち上がり部分の幅のほうが気になります。
基本昔の住宅公庫基準ではピッチは300mmのD10配筋で良かったのですが、少しでも自社の製品を良く見せようと、D10の250ピッチ、D13の250ピッチ、D13の200ピッチ・・・などとどんどん過剰になってきているのが現状です。
昔の家が極端に軽かったわけでもないのではっきり言えば過剰なだけってことになります。
しかし、今のフラット35や長期優良住宅などの仕様になると話しは変わってきて、平気でD10の150ピッチとかD13の100ピッチとかって施工が求められてきます。
ただし、配筋は基礎の強度そのものを上げるものではないので、正直やりすぎなところもあります。
前回答者さんが言っているように、配筋が多すぎてコンクリートの量が減るってことは正直本末転倒な部分もありますしね・・・
私個人としては配筋よりもコンクリートの強度や、ベタ部分の厚み、立ち上がり部分の幅のほうが気になります。
A
回答日時:
2010/10/25 20:24:14
先日瑕疵担保責任保険加入の為に、鉄筋の検査を受けました。
検査員が言うには、布基礎の間隔と階数、屋根材の種類でピッチは変わるそうです。
布基礎の間隔が3640×3640の真四角で二階建て瓦屋根の場合、D13@150でなければ駄目だそうです。
ピッチは間取りや階数、屋根材で変わるから細かすぎても広すぎても駄目です。
概ね200~150のピッチであれば良いと思います。
昔はD10@300で問題ありませんでした。
検査員が言うには、布基礎の間隔と階数、屋根材の種類でピッチは変わるそうです。
布基礎の間隔が3640×3640の真四角で二階建て瓦屋根の場合、D13@150でなければ駄目だそうです。
ピッチは間取りや階数、屋根材で変わるから細かすぎても広すぎても駄目です。
概ね200~150のピッチであれば良いと思います。
昔はD10@300で問題ありませんでした。
A
回答日時:
2010/10/25 18:31:24
こんにちは、住宅屋です。
ちょっと危険な質問のやりとりですね。
結論からいうと、「ピッチが細かいほうがいい」とするのは完全に間違いです。
重要なことは、ちゃんと地盤調査して、その土地に建てる建物と地盤にあった設計をするということ。
ピッチ200より、150。
150より100。
という考え方は危険です。
同様に、「柱や梁は太い方がいい」とする考え方も適切ではありません。
根拠のある数字を用いて、建築士が適切な理論のもとに設計したのであれば、
「ピッチ200」で問題ない場合も多々ある。
っていうか、私の生息している地域は比較的地盤の状況が良いし、
建物も木造で板金屋根が多いから、ベタ基礎の配筋はD-10の200ピッチくらいが普通。
単に、ピッチの話だけしても、何も解決しないよ。
そもそも鉄筋コンクリートは鉄筋が主たる強度を担当しているわけではない。
鉄筋を入れすぎて、コンクリートが入らない....なんて現場もあるしね。
ちょっと危険な質問のやりとりですね。
結論からいうと、「ピッチが細かいほうがいい」とするのは完全に間違いです。
重要なことは、ちゃんと地盤調査して、その土地に建てる建物と地盤にあった設計をするということ。
ピッチ200より、150。
150より100。
という考え方は危険です。
同様に、「柱や梁は太い方がいい」とする考え方も適切ではありません。
根拠のある数字を用いて、建築士が適切な理論のもとに設計したのであれば、
「ピッチ200」で問題ない場合も多々ある。
っていうか、私の生息している地域は比較的地盤の状況が良いし、
建物も木造で板金屋根が多いから、ベタ基礎の配筋はD-10の200ピッチくらいが普通。
単に、ピッチの話だけしても、何も解決しないよ。
そもそも鉄筋コンクリートは鉄筋が主たる強度を担当しているわけではない。
鉄筋を入れすぎて、コンクリートが入らない....なんて現場もあるしね。
A
回答日時:
2010/10/25 18:03:12
ご質問を住宅の基礎と仮定してモノを言いますが、
基礎のどの部位であれD10(鉄筋径が10㎜)、@150(鉄筋同士の間隔が15センチ)では少し荒い
ように思います。
鉄筋コンクリートの構造体は圧縮力をコンクリートが引張力を鉄筋が受け持っています。
鉄筋量の不足は引張り、曲げに対する応力不足を招き、簡単にひび割れます。
できればD10-@100で、施工した方がいいです。
基礎のどの部位であれD10(鉄筋径が10㎜)、@150(鉄筋同士の間隔が15センチ)では少し荒い
ように思います。
鉄筋コンクリートの構造体は圧縮力をコンクリートが引張力を鉄筋が受け持っています。
鉄筋量の不足は引張り、曲げに対する応力不足を招き、簡単にひび割れます。
できればD10-@100で、施工した方がいいです。
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