教えて!住まいの先生

Q 都市部で平屋建ての場合、鉄筋木造パネル工法とかで、大地震で全壊は免れますか? どういう工法がベストでしょうか?

質問日時: 2013/4/7 13:24:31 解決済み 解決日時: 2013/4/11 18:47:25
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答した人: 林 清隆 さん 回答日時: 2013/4/11 18:47:25
専門家
はじめまして、ホームインスペクション(住宅診断、住宅検査)を行っています、建築士の林と申します。どうぞ宜しくお願い致します。


(1)まずは原則からご説明したいと思います。

○工法の違いによって、耐震性は決まりません。
○耐震性は、どれくらい高い耐震性でつくられたか、また、その後耐震性に関わるような劣化が起こっていないか、で決まります。

あたりまえのようで恐縮ですが、「工法=耐震性」ではありません。
ここ最近であれば、耐震等級が1なのか、2なのか、3なのか、また、耐震性以外の配慮(制震や免震)はあるかなど、調べてゆくとよいでしょう。最近では木造住宅でも制震の仕組みが増えてきているように感じます。

また、あらためてお伝えしますが、これは「原則」です。
例えば、ある認定工法で住宅をつくっているメーカーさんが、一定程度以上の耐震性のものしかつくっていない場合、その工法は耐震性が高い、ということは言えてしまうのかもしれませんね。既存の住宅の場合は、つくられたメーカーさんに問い合わせされてみると、なにかご回答がいただけるかもしれませんので、お試しください。


(2)大地震での倒壊について

原則通りの回答となってしまいますが、耐震性能の高い住宅であれば、より倒壊を免れる可能性が高いでしょう。

既存住宅の場合でも、耐震診断によって耐震性を確かめることができます。耐震診断を行う場合は、多くの自治体で補助金等の制度がありますので、役所に問い合わせてみてもよいかもしれません。また、耐震診断を行ってみなければわからないことではありますが、一般的には2階建て等と比べて平屋建てのほうが条件的に有利とはいえます。


(3)最後に

既存住宅のホームインスペクションを多く行っていると、日本には本当に多くの工法があるな~と実感させられます。これには良い面、悪い面、ともにあると思いますが、「工法=性能」と考えがちになってしまうところは、悪い面のひとつではないかと思います。住宅の性能を知りたい場合には、まずは住宅性能評価における等級を確認されることをお勧めします。


以上、ご参考として頂ければ幸いです。
追加のご質問がございましたらお気軽にどうぞ。
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