教えて!住まいの先生
Q どうして北欧家具は脚付きが多いのですか?
北欧サイドボード、キャビネット、チェストで検索かけると、そのほとんどが脚付きです。
とてもお洒落で素敵なデザインなのですが、脚付き(脚高)なのには何か訳があるのでしょうか?
とてもお洒落で素敵なデザインなのですが、脚付き(脚高)なのには何か訳があるのでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2013/6/1 06:22:27
家具の歴史は木製家具から始まります。北欧に限らず欧米でもアンティーク家具は木製で、脚付きキャビネットが多いです。しかし日本だけは箪笥をはじめとして脚付きが発展していないのは、土足の生活か裸足の生活かによる生活文化の違いによるものです。
フィンランドは国土の約70%が森林という森林大国で、その多くがフィンランド・パインという木です。パインとは松材ですが日本だと黒松・赤松が中心となりますが、フィンランド・パインは非常に白く、柔らかく温かみがあるのが特徴です。
ログハウス、サウナなどの北欧文化が発展したのもこうした豊富な自然環境によるものです。北欧は世界でももっとも日照時間の短い地域であり、必然的に家の中で過ごすj時間が長いため、せめて家の中だけは明るく温かみのある環境にしたいという発想から、キャンドルや照明、カラフルな布製品、ポップな木製小物など、北欧インテリアというとイメージできるのは、とにかく明るく温かみのあるデザインというのはこうした文化によるものですし、非常に多くの名品が誕生しています。
そして、いまだに木製家具が多く、脚付きが多いことの理由は、もちろん木が豊富であり木工技術に卓越し続けてきたということ以外に、寒い部屋での手触り、肌触りを考えれば金属や革が好まれないことは容易に想像がつきますね。また、部屋全体を暖めるために暖炉以外に床暖房が欠かせないお国柄ですから、床下からの熱から収納内部の物を守る意味でも脚付きキャビネットが好まれてきたそうです。
実際には北欧はデザイン大国でもあり、金属や革を使ったモダンな家具も多く生産されていますし、都市部の環境は大きく変化していますから主様がイメージされているものばかりではありません。デンマークやスェーデンはかなりモダンです。しかし、海外から見れば日本なら畳、障子というイメージがあるように、北欧=木製脚付き家具というイメージの方が伝わりやすいという理由もあるかと思います。
フィンランドは国土の約70%が森林という森林大国で、その多くがフィンランド・パインという木です。パインとは松材ですが日本だと黒松・赤松が中心となりますが、フィンランド・パインは非常に白く、柔らかく温かみがあるのが特徴です。
ログハウス、サウナなどの北欧文化が発展したのもこうした豊富な自然環境によるものです。北欧は世界でももっとも日照時間の短い地域であり、必然的に家の中で過ごすj時間が長いため、せめて家の中だけは明るく温かみのある環境にしたいという発想から、キャンドルや照明、カラフルな布製品、ポップな木製小物など、北欧インテリアというとイメージできるのは、とにかく明るく温かみのあるデザインというのはこうした文化によるものですし、非常に多くの名品が誕生しています。
そして、いまだに木製家具が多く、脚付きが多いことの理由は、もちろん木が豊富であり木工技術に卓越し続けてきたということ以外に、寒い部屋での手触り、肌触りを考えれば金属や革が好まれないことは容易に想像がつきますね。また、部屋全体を暖めるために暖炉以外に床暖房が欠かせないお国柄ですから、床下からの熱から収納内部の物を守る意味でも脚付きキャビネットが好まれてきたそうです。
実際には北欧はデザイン大国でもあり、金属や革を使ったモダンな家具も多く生産されていますし、都市部の環境は大きく変化していますから主様がイメージされているものばかりではありません。デンマークやスェーデンはかなりモダンです。しかし、海外から見れば日本なら畳、障子というイメージがあるように、北欧=木製脚付き家具というイメージの方が伝わりやすいという理由もあるかと思います。
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