教えて!住まいの先生

Q 新築で購入し、入居して11か月のマンションですが、先日の台風の際、天井からポタポタと雨漏りしました。マンションの販売会社に連絡すると、良くあることで欠陥ではないとのことですが、本当でしょうか?

 雨漏りの原因は、毛細管現象によるもので、マンション壁面のクラックから雨が入り、コンクリート内部にしみ渡り天井から雨漏りしたとのことです。全額販売会社の負担で、壁面のタイルを剥がし、もう一度貼り直し、室内の天井クロスを張り替えるとのことです。
販売会社からこれ以上の詳しい説明はありませんでした。
 そこで質問なのですが、①マンションでは良くあること、とのことですが、新築マンションでもこのようなことは起こるのでしょうか?欠陥ではないのでしょうか?②これは構造上の問題ではないので、耐震性には影響しない、とのことですが本当でしょうか?③クロスを貼り直しただけでは、天井内部に雨が残っていて、後々カビなどが発生する心配はないのでしょうか?④この物件を、転売した時などに査定金額が下がる原因になりますか?
 マンションの販売や建設に携わったことのある方、また実際新築マンションにお住いになられた方で、このようなトラブルにあったことのある方からご意見を頂けると大変ありがたいです。
 また素人にとっては「毛細管現象」の一言で片付けられても、良く理解できません。その現象については何となくわかるのですが・・・。どなたか この事例における「毛細管現象」の原理を簡単に説明していただけませんでしょうか?
質問日時: 2007/7/24 13:40:09 解決済み 解決日時: 2007/7/31 23:24:32
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2007/7/31 23:24:32
マンションの販売に携わっているものです。

大変な物件をご購入されたとのことで心中お察し致します。

①マンションでは良くあること、とのことですが、新築マンションでもこのようなことは起こるのでしょうか?欠陥ではないのでしょうか?
>ほとんどのマンションで新築後11ヶ月でクラックが入るようなことはまずありえません。
 新潟の方でしょうか?大きな地震でもくれば話は別でしょうが・・・。

②これは構造上の問題ではないので、耐震性には影響しない、とのことですが本当でしょうか?
>通常、クラックだけで耐震性に問題があるとは言い切れません。
 しかし、クラックが出来てしまう工事をした施工会社に信用ができるとも思えません。

③クロスを貼り直しただけでは、天井内部に雨が残っていて、後々カビなどが発生する心配はないのでしょうか?
>内部に水滴等残っていてカビなどが発生することは十分に考えられます。

④この物件を、転売した時などに査定金額が下がる原因になりますか?
>下がる可能性が高いです。
 更にもっと細かい話をすると今後このようなことが起きた場合売主のほうですべて責任を取ってくれれば問題はないですが、細かいようなところで「修繕積立金」を使ってしますと長期修繕計画から大きくマイナスする可能性も秘めています。

「毛細管現象」ですが水というのは一定の状況であれば上にも伝っていきます。
・一番身近な毛細管現象はコップの水です。並々と水をついでいって、あふれそうになってもこぼれず に結構頑張ると思います。
・建築上の毛細管現象も意味は一緒で、例えば雨などが降ったときの屋根。
 雨は上から下に落ちるので当然屋根には勾配(傾斜)がついています。
 この傾斜の一番下(軒先)で軒樋に入ってくれれば毛細管現象にはなっておりませんが、ここから 屋根の裏側を通って勾配に逆らって逆流して進入することがあります。
 これが毛細管現象です。

管理会社・売主・販売会社(まぁ、管理会社を通して、もしくは売主に直接)に大規模修繕もしくはなぜクラックが発生したのか?など原因究明して組合などでよく話し合った上で対策を考えていくといいと思います。

良い結果になることを心より祈っております^^
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質問した人からのコメント

回答日時: 2007/7/31 23:24:32

みなさんからのアドバイスを読んで、もう少し自分が納得するまで販売会社に説明を求めたり、場合によっては管理組合を通じて働きかけをしたほうが良いのかなと思いました。毛細管現象の原理も理解できました。ありがとうございました。

回答

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A 回答日時: 2007/7/28 20:18:47
よくあるケースかどうかは疑問です。
外壁は一般的に防水処理はしませんね。
タイルはコンクリートにモルタルで接着します。
外壁がタイルだと伸縮性能はないので、必ずクラック等が出ますね。
そこから、水が浸透してくることはありえますね。
この施工が一般的なので、欠陥とは言えないと思います。
改修方法としては、普通は浸透性の防水材を塗布します。
タイルを剥がしてやり直すんですね。
馬鹿正直な業者です。
同じディテールでやれば、同じことの繰り替えしになります。
どんな防水的に優れたディテールで改修するかが論点です。
耐震性能にはなんら影響はありません。
後々カビは発生しません。
物件の査定ですが、そんなことは今の現状では問題になりません。
違法の物件がせいせい堂々売られている現状です。
建築基準法の確認済証や完了検査済証がなくても、売買されていますよ。
この業者は良くあることと認めて、無償で改修工事をするんでしょ。
こんな誠意のある業者は珍しいですよ。
もう貸し担保期間も過ぎているし、大きな過失もないから、有償でやるっていうのが普通です。
ごめん、まだ11ヶ月ですね。
対応するのが当たり前です。

結論、タイル剥がして、同じディテール(防水を考慮していない)でやり直すならやっても意味ないです。
そこを追求しましょう。
金かけて、同じことするような馬鹿な業者は普通は考えられませんが??
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A 回答日時: 2007/7/24 18:29:47
毛細管現象とは、
分りやすく説明すると、文房具の下敷きなど2枚重ねて
端っこを水のつけて下さい。【水を吸い込みます。】

しかし、新築11ヶ月で躯体に雨漏れする程のクラックが入ることが問題。
【毛細管現象どころではない。。。】
間違いなく資産価値は底値でしょう。(底値どころか売れない)

早急に管理組合(住民側の)と相談して、耐震診断をした方がいいでしょう。
【建築指導課の確認申請書チェックも】
クラックが入ることはありますが、
雨漏れする程となると、かなり心配です。
【雨漏れの原因が販売会社の説明通りのクラックからの侵入でなければ、救いがあるのですが。】
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A 回答日時: 2007/7/24 15:21:33
欠陥ですよ。よくあることではありません。
だいたい新築マンションが11ヶ月で壁面にクラックが入っていることが欠陥ですね。
当然構造上の問題にもなるので建築クレームの対象です。
クロスを貼りなおしてもまた染み出してきますよ。資産価値は当然下がっています。
揉めるようなら国土交通省に相談しましょう。
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