教えて！住まいの先生

建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木です。
これまでに300件以上の新築マンション内覧会に同行させて頂いた経験から参考までに回答させて頂きます。

内覧会の目的には大きく
①出来上がったお部屋のお披露目
②キズ・汚れ・機器の不具合などの責任範囲の明確化
の2つがあります。
一般的に新築マンションでは図面やモデルルームを見て購入契約をするため、実際の出来上がりを確認できるのは内覧会時が初めてになります。
売主・施工者側では当然キズ・汚れのないように複数回のチェック・検査そして手直し工事を経て綺麗に仕上げて購入者に引き渡しをするはずなのですが、やはり人のすることなのでいくつかはキズ・汚れ（場合によっては機器類やサッシなどの動作不良）が残ることもあります。
キズ・汚れに関しては購入者の入居後、引っ越しや日々の生活で付いてしまうことは避けられないので、内覧会（場合によってはその後の再内覧会や確認会）で線を引いて「内覧会後に見つけたキズ・汚れに関しては補修等の対応には応じられません」というところが多いです。
内覧会時に「内覧会シート」のような書類にサインしていませんか？
そのシートに「内覧会後に見つけたキズ・汚れに関しては補修等の対応には応じられません」と記載があるかもしれません。その場合「法的」には難しいのではないかと思います。

とは言え、わずか1～2時間程度の内覧会で素人の購入者に全て責任を負わせるのも個人的には酷な話だとは思います。内覧会時の天候や時間帯によって見えにくいキズや汚れがあることは経験上理解できますし、今回の場合、「引越しや生活を始めてからの傷でないことを理解してもらうため、指定された入居開始時間の5分後には、不動産会社に状況を説明しました」ということなどから、一度冷静に売主の責任のある方（施工担当者ではなく）に相談してみるのが得策だと思われます。

参考になりましたら幸いに存じます。

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この質問が不快なら

不動産業者です。

物件管理の責任は、鍵を渡すまでは業者にあります。
内覧会までではありません。

担当者が対応しないなら、その会社の社長宛に内容証明を送ってください。

私が知る限りでは即効果がありましたよ。

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