教えて!住まいの先生

Q 床の下地について マンション・アパートの床の下地がスラブか根太組かですが、そもそもなぜ2種類なんでしょうか? なぜひとつに統一されていないのでしょうか?

またスラブと根太組のそれぞれの特徴を教えてください。
メリット・デメリット等々。
質問日時: 2016/7/1 22:12:21 解決済み 解決日時: 2016/7/22 12:03:08
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答した人: 鈴木 雅美 さん 回答日時: 2016/7/22 12:03:08
専門家
はじめまして、建築設計・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っている建築士の鈴木と申します。

>そもそもなぜ2種類なんでしょうか?
⇒色々と理由はあると思いますが、一般的に考えると以下のような理由が考えられます。(スラブ⇒直床、根太組⇒二重床 として回答致します)

【直床】
①メリット
・コストが安い。
・敷地条件によっては二重床タイプより1層多く計画できる。

②デメリット
・施工に注意が必要。(床の凸凹を無くすために慎重に施工する必要あり)
・将来リフォームで間取り変更したい場合に、水周りの変更が難しい。


【二重床】
①メリット
・施工性が良い。(床がフラットにきれいに仕上がる)
・将来リフォームで間取り変更したい場合に、直床に比べると変更幅が広がる。

②デメリット
・コストが高い。
・敷地条件によっては直床タイプより1層少なくなってしまう。


分譲(賃貸)マンションを計画する時には、「その場所で、どのような人々が、いくら位のお金を出して購入(入居)してもらえるか」を考えて計画を行います。従って、都心の一等地と地方都市とでは当然計画内容が異なりますので、上記のメリット・デメリット等を考慮しながら建物の仕様(直床・二重床を含む)を検討して事業計画を立てます。

以上、参考となりましたら幸いです。
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