教えて!住まいの先生
Q 建築関係に関する質問です。 戸建と新築マンションでは耐震等級で比較すると戸建の方が等級が上なことがほとんどですが、戸建の建築基準とマンションの建築基準はにどんな違いがあるのでしょ
うか?
数値だけでは戸建の方が耐震性が高いように見えますが実際はマンションの方が耐震性は高いとネット等には書いてあるかと思います。
どういった違いがあるのか、そもそも建築基準自体が違うのかご教示いただければと思います。
数値だけでは戸建の方が耐震性が高いように見えますが実際はマンションの方が耐震性は高いとネット等には書いてあるかと思います。
どういった違いがあるのか、そもそも建築基準自体が違うのかご教示いただければと思います。
質問日時:
2018/11/16 18:18:50
解決済み
解決日時:
2018/11/22 00:46:02
回答数: 5 | 閲覧数: 194 | お礼: 500枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2018/11/22 00:46:02
耐震等級は、建築基準法が定める耐震基準に対してどの程度の余裕があるのかで算出します。簡単に言えば、等級1=基準法の地震力x1.0、等級2=1.25、等級3=1.5となります。
基準法の耐震基準は、中地震(概ね震度5弱以下)に対して『損傷』しない・大地震に対して『倒壊』しない を目標としています。この場合、損傷=骨組はほぼ無傷、倒壊=骨組が人命に直結する壊れ方をする といった意味合いになります。
等級が同じであれば、『倒壊』する危険性は同程度であり『耐震性能』は同等と評価できる。
‥というのが、法規的・耐震工学での教科書的な話なのですが、一般の方が抱く『耐震性』のイメージは別物なんですよね。
一般的には、耐震性=(素人がパッと見で)見た目の被害が小さい事 と言って良いかと思います。この表層部分の被害程度は変形量・変形角(水平変形量/高さ)で決まります。
2018年現在での新築・耐震等級1の設計をする場合、住宅の許容変形角は
・在来工法の木造2階:計算しない。壁量規準の基になった実験結果などを援用すれば、中地震で1/120・大地震で1/30程度。
・木造3階:中地震で1/150・大地震は計算しない(同1/30程度)
・RCマンション:中地震時で1/500~1/1000、大地震は低層1/100~高層1/200
となっています。
RCの許容変形角が小さいのは下の理由です。
・工学的理由:コンクリは変形し難いので、変形が小さい内に強度面での破壊が生じる。変形量よりも、強度面での限界が先に来るんですね。
・法規/非難上の理由:避難経路の確保=ドアや階段が使用できる事が目標です。低層木造なら壁や窓壊して下に伝って‥も可能ですが、RCや高層階では無理ですので。
一方、現在の一般的な工法では、骨組以外の部分-天井や壁・サッシュ,設備配管などは1/200程度までは損傷しない・1/120あたりから損傷発生し1/50で脱落発生‥といった感じです。
また、人が体感する揺れの程度、家具等の転倒なども変形角が大きいほど大となります。
これは『耐震性能』上は同等の被害でも
・木造:中地震でも外装や家具損傷・大地震で1/30変形なら壁天井が脱落、一目で傾きがわかる
・RC:中地震で無傷、大地震1/200でも一見すると損傷軽微
といった違いが出るという事です。家具や建物の復旧補修費用も大きく違ってきます。
例えば、下を見ると架構形式・変形量の違いによる被害程度の差が解るかと思います。印象に反してメディアテークの方が法規上の耐震性能は高く、骨組の損傷度合も小さいのですよ
・仙台メディアテーク。良好地盤、新耐震、鉄骨の中でも変形の大きな架構形式。
https://recorder311.smt.jp/blog/35819/
・荒浜小学校。軟弱地盤、旧耐震、マンションと同じ壁付RCで変形の小さい架構形式。棚上の地球儀も倒れてませんね
https://recorder311.smt.jp/blog/53671/
基準法の耐震基準は、中地震(概ね震度5弱以下)に対して『損傷』しない・大地震に対して『倒壊』しない を目標としています。この場合、損傷=骨組はほぼ無傷、倒壊=骨組が人命に直結する壊れ方をする といった意味合いになります。
等級が同じであれば、『倒壊』する危険性は同程度であり『耐震性能』は同等と評価できる。
‥というのが、法規的・耐震工学での教科書的な話なのですが、一般の方が抱く『耐震性』のイメージは別物なんですよね。
一般的には、耐震性=(素人がパッと見で)見た目の被害が小さい事 と言って良いかと思います。この表層部分の被害程度は変形量・変形角(水平変形量/高さ)で決まります。
2018年現在での新築・耐震等級1の設計をする場合、住宅の許容変形角は
・在来工法の木造2階:計算しない。壁量規準の基になった実験結果などを援用すれば、中地震で1/120・大地震で1/30程度。
・木造3階:中地震で1/150・大地震は計算しない(同1/30程度)
・RCマンション:中地震時で1/500~1/1000、大地震は低層1/100~高層1/200
となっています。
RCの許容変形角が小さいのは下の理由です。
・工学的理由:コンクリは変形し難いので、変形が小さい内に強度面での破壊が生じる。変形量よりも、強度面での限界が先に来るんですね。
・法規/非難上の理由:避難経路の確保=ドアや階段が使用できる事が目標です。低層木造なら壁や窓壊して下に伝って‥も可能ですが、RCや高層階では無理ですので。
一方、現在の一般的な工法では、骨組以外の部分-天井や壁・サッシュ,設備配管などは1/200程度までは損傷しない・1/120あたりから損傷発生し1/50で脱落発生‥といった感じです。
また、人が体感する揺れの程度、家具等の転倒なども変形角が大きいほど大となります。
これは『耐震性能』上は同等の被害でも
・木造:中地震でも外装や家具損傷・大地震で1/30変形なら壁天井が脱落、一目で傾きがわかる
・RC:中地震で無傷、大地震1/200でも一見すると損傷軽微
といった違いが出るという事です。家具や建物の復旧補修費用も大きく違ってきます。
例えば、下を見ると架構形式・変形量の違いによる被害程度の差が解るかと思います。印象に反してメディアテークの方が法規上の耐震性能は高く、骨組の損傷度合も小さいのですよ
・仙台メディアテーク。良好地盤、新耐震、鉄骨の中でも変形の大きな架構形式。
https://recorder311.smt.jp/blog/35819/
・荒浜小学校。軟弱地盤、旧耐震、マンションと同じ壁付RCで変形の小さい架構形式。棚上の地球儀も倒れてませんね
https://recorder311.smt.jp/blog/53671/
質問した人からのコメント
回答日時: 2018/11/22 00:46:02
多数の方にご回答いただき感謝いたしております。
今回はより詳しくよりわかりやすく説明していただいた方にベストアンサーをつけさせていただきました。また何か質問事項がありましたらよろしくお願いします。
回答
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A
回答日時:
2018/11/18 01:30:09
マンションで等級あげようとするとコストが跳ね上がるし戸数も減るので等級は大体1になりますが,戸建て,特に木造は安いので等級上げ易くて,等級が2とか3のものもよく作られます.建築基準の違いというよりは,等級を上げられるかどうか,でしょうかね.
で,耐震等級の公表って義務じゃないので,ハウスメーカーは”耐震等級2,3に出来たときだけ公表する”ってことが出来る,そして実際そうやってるんで,より一層,戸建ての等級が高めに見えているということもあります.
なお,建物の重量が重いほど地震時にはたらく力は大きくなりますが,建物の耐力は建物の重量ではなく,重量と強度のバランス(ベースシア)で決まるので,重い材料で作る建物が弱いというのは間違った理屈です.重い方が弱いと言えるのは,構造が全く同じ建物の屋根の重さが違うとき(例えばある家の屋根をスレートから瓦にしたとき)くらいです.
実際には,重いRC造はそれに応じた強度を持たせるので,耐力は木造と同等に持つことになります.
…木造とRC造で同等なはずなんですが,過去のどの地震でも建築年代によらず全壊率は木造のほうが大きいんですよね.設計時に考慮しない雑壁による余剰耐力の伸びが木造よりも大きいのか,マンションは木造よりも固有周期が長いので,木造が壊れるキラーパルスと共振しにくいことが幸いしたのか(だとすると強い長周期地震動で大きな被害が出ることになりますが,長周期地震動の発生頻度がキラーパルスの発生頻度よりも少ないなら,その点ではマンションの方が安全ということになる),原因はわかりませんが.
※厳密にはRC造の大きな被害は「大破」なので全壊率ではなくて大破率ですが,簡便のため全壊率で統一しました.
で,耐震等級の公表って義務じゃないので,ハウスメーカーは”耐震等級2,3に出来たときだけ公表する”ってことが出来る,そして実際そうやってるんで,より一層,戸建ての等級が高めに見えているということもあります.
なお,建物の重量が重いほど地震時にはたらく力は大きくなりますが,建物の耐力は建物の重量ではなく,重量と強度のバランス(ベースシア)で決まるので,重い材料で作る建物が弱いというのは間違った理屈です.重い方が弱いと言えるのは,構造が全く同じ建物の屋根の重さが違うとき(例えばある家の屋根をスレートから瓦にしたとき)くらいです.
実際には,重いRC造はそれに応じた強度を持たせるので,耐力は木造と同等に持つことになります.
…木造とRC造で同等なはずなんですが,過去のどの地震でも建築年代によらず全壊率は木造のほうが大きいんですよね.設計時に考慮しない雑壁による余剰耐力の伸びが木造よりも大きいのか,マンションは木造よりも固有周期が長いので,木造が壊れるキラーパルスと共振しにくいことが幸いしたのか(だとすると強い長周期地震動で大きな被害が出ることになりますが,長周期地震動の発生頻度がキラーパルスの発生頻度よりも少ないなら,その点ではマンションの方が安全ということになる),原因はわかりませんが.
※厳密にはRC造の大きな被害は「大破」なので全壊率ではなくて大破率ですが,簡便のため全壊率で統一しました.
A
回答日時:
2018/11/16 21:30:14
RC構造でも、木造でも、基本は震度7では倒壊しない、越えれば倒壊する恐れが大きいと言う基準で作られています。耐震性を高める方法はRC造、木造とも有ります。貴方の見た情報は間違い。
A
回答日時:
2018/11/16 20:40:28
☆、建物安全は建築基準法等で、必要最低の必要基準を定めています。
故に、其々が法律の定めた基準以上の如何に安全率を診かで異なり、
マンションは建築基準法で「共同住宅」で戸建て住宅も同じ住宅です。
大震災でマンションの倒壊事件や戸建て住宅でも残念だが起きていま
す。構造計算は異なっても求める安全は同じで、建物の構造や用途に
依って積載荷と異なるが、マンションも戸建住宅も積載荷重は180Kg
/㎡とおなじです。建物が重ければそれに準じた安全性を求めています。
故に、重複するが、設計監理者と施工管理者の巡り会いの次第です。
故に、其々が法律の定めた基準以上の如何に安全率を診かで異なり、
マンションは建築基準法で「共同住宅」で戸建て住宅も同じ住宅です。
大震災でマンションの倒壊事件や戸建て住宅でも残念だが起きていま
す。構造計算は異なっても求める安全は同じで、建物の構造や用途に
依って積載荷と異なるが、マンションも戸建住宅も積載荷重は180Kg
/㎡とおなじです。建物が重ければそれに準じた安全性を求めています。
故に、重複するが、設計監理者と施工管理者の巡り会いの次第です。
A
回答日時:
2018/11/16 19:59:41
地震力は、建物の重量が重いほど大きくなります
コンクリートで作るマンションは地震に弱いです
軽い木造の二階建ては、普通に作れば地震では壊れません
マンションの耐震性が高い?というのは、単なる妄想でしょう。
コンクリートで作るマンションは地震に弱いです
軽い木造の二階建ては、普通に作れば地震では壊れません
マンションの耐震性が高い?というのは、単なる妄想でしょう。
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