教えて！住まいの先生

はじめまして、建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

＞地震が来た時、アパートか大学、どちらにいる方が安全なのか知りたいです。
⇒一般論で言えば、大学の方が安全かと思います。

建物を設計する際に「重要度係数」と呼ばれるものがあり、一般を1.0とすると、重要建物は1.25、再重要建物は1.5倍の耐力が求められています。
参考1：横浜市（P3）
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/chiikishisetsu/sebi/besshi.files/0032_20180710.pdf
参考2：鹿島
https://www.kajima.co.jp/tech/seismic/shindan/030614.html

学校は中間の1.25であるケースが多いと思われるので、一般のアパート（たぶん1.0）と比べると安全性は学校の方が高いと思われます。

ただし、東日本大震災時に耐震改修を行った大学施設が被害を受けたケースもありますので、絶対に大学の方が安全とは言い切れません。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK17013_X10C11A5000000/

まとめると、日々法律が改正され技術も向上していますので、できるだけ新しい建物で、同様の築年数であれば重要度係数が高い公共施設や学校の方が安全と言えるかもしれません。（耐震基準は1981年に大きく改正され、それ以前を旧耐震、それ以降を新耐震と呼んで分けて考えますので、新耐震の建物の方が安全性は高くなります）

以上、参考となりましたら幸いです。

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