教えて！住まいの先生

施主検査は目に見える部分のチェックでいいです。
キズや凹凸、扉や引き出し・サッシの開閉具合など確認しましょう。
写真を撮っておくのもいいでしょう。
壁の中や雨漏りなど見えないところの不具合は「瑕疵」といって、通常は10年保証されますので、住んでからも無償で直せます。

• なるほど：0
• そうだね：1
• ありがとう：0

この質問が不快なら

たとえば住み始めて、しばらくして、壁のクロスに傷が入っていたのに気づいたとします。
もしこれが引き渡し前からの傷であれば無償で直す義務がハウスメーカーにあります。
しかし、引き渡し時には傷はないとすると引越し業車さんがつけたものかもしれないし、質問者様が気づかずつけたものかもしれず、この場合補修は有償です。

でも既にその家での生活が始まってしまったら、その傷がいつ誰によって付けられたものか誰にもわからないところがあります。
なので、それをきちんと切り分ける前に、まだ引っ越しもしていない引き渡し前にチェックし、チェックで問題があったとこが修復されているかを引き渡しのときにチェックするのです。

しかし、たとえば断熱材がちゃんと入っているかどうかなんて壁を壊さないとわかりません。
そういうわからないところは、引き渡し後、暮らし始めて１年経ったとしても、原因は工事中に起こったことで、引き渡し前であることは明確ですからハウスメーカーは無償で直す義務があります。

つまり今回のチェックの対象は目で見てわかる範囲だけでいいです。

＜外回り＞
・外壁や基礎表面のひび割れやキズ、欠けがないか
・外構工事に終わっていないところがないか
・テラス・ベランダの防水排水処理、手すりの強度確認

＜屋内＞
・床のキズ、へこみ、汚れのチェック（和室の畳も）
・壁のキズ、へこみ、汚れのチェック
・ドアなど建具の傷
・キッチン、お風呂、洗面台など備品の傷や汚れ
・キッチン・洗面所・浴室・トイレの水がきちんと出せて流れていくか、おかしな音はしないか
・雨戸シャッターの動きに異常はないか
・窓のサッシ、ガラスに傷や凹み、ヒビはないか
・壁や天井のクロスに傷や浮きはないか
・床下点検口から見える範囲で水漏れが起きていないか、ゴミはないか
・歩くと床や階段から変な音がしないか
・システムキッチンや洗面台など壁との間のコーキングはされているか

＜天井裏＞（天井裏にまでは昇らず点検口からのぞくだけ）
・点検口からライトで照らして見える範囲に雨染みのようなものはないか
・断熱材が剥がれ落ちている場所はないか
・換気扇などにダクト（配管）はつながっているか

問題があった箇所には番号をつけた付箋を貼り、スマホで写真を撮り、それがどの部分か分かりやすくするため引きでも１枚撮っておきます。

引き渡しのときはそれらが適切に治っているかのチェックをします。

持ち物としては、付箋、サインペン、ライトとカメラ（またはスマホ）、メモとボールペンは必須です。
半日〜１日かかります。
でもここをテキトーにやると、後で文句言っても「ちゃんと引き渡し前にチェックしたじゃないですか」と言われてしまいます。

うちの場合は、クロスの浮きが多数あり、指摘したら全部剥がしてやり直してくれてました。（同行したハウスメーカーの人が「クロスを貼りが雑すぎる。全部貼り替えさせましょう」と自ら言ってました）
サッシに何かを当てたような凹みがあり、サッシ枠を交換。
駐車場の土間コンに異物が刺さって固まっていたので補修。これはどうやったのか分かりませんが、どこだったのかもわからないように色の変化もありませんでした。

うちの場合はハウスメーカーの営業さんがわたしたちよりも張り切って不具合を探してくれて、わたしが「まあこれくらいは仕方ないでしょう」と言っても「ダメダメ！新築でこんなのダメですよ。もっと厳しく見ていきましょう」というくらい協力的な方だったので助かりました。

たいへんですけど、新しいお城なので、楽しんでやりましょう。

• なるほど：0
• そうだね：0
• ありがとう：0

この質問が不快なら

あなたの希望で。
建築関係の仕事してるが本気の人はマジで時間掛けて確認します。
150箇所以上の是正箇所指摘されました

• なるほど：0
• そうだね：0
• ありがとう：0

この質問が不快なら

＊施主検査は、本気で行えば丸一日かかります。
＊真面なハウスメーカーなら、引き渡し後、不具合発覚すれば、保証期間無償で是正します。部位別の保証書も発行します。
＊施主検査時に、社内検査報告書提出する様なハウスメーカーなら、検査項目抜粋確認するだけで良いと思います。

• なるほど：0
• そうだね：1
• ありがとう：0

この質問が不快なら