教えて！住まいの先生

◯売却理由。
なぜ売却に至ったかは聞いておく必要があります。
何か生活面で不具合があったのか、離婚、返済不能かなど。生活面での不具合なら問題あるかも。
不動産屋さんに聞けば売却理由はわかります。

◯陽当たりの良し悪し。
建物は陽当たりや風通しが悪ければ湿気などで建物の劣化に繋がります。築年数による劣化以上に重要視すべき点です。
また隣家建物とのスペースによっては圧迫感を感じたり、ネットが繋がりにくい事もあります。

◯見えない箇所の瑕疵など
床下や基礎、給排水口は見えません。
また、建物の傾きや地盤なども内見時には確認出来ません。買付申し込み後ならホームインスペクションで調査は可能です。10万程度なのでやっておく事をお勧めします。不具合があればキャンセルするかリフォームで対処するかになりますね。

◯地域環境。
隣人や近隣の住民の年齢層や質、世帯構成。子育て世代が多ければマナーや騒音に難有り。
また、ゴミ集積所などが近いと異臭や虫(ゴキブリ)の発生も。
建物周囲の側溝、水路に水が多いのもネズミや虫、蚊の発生源になります。
用途地域や接道道路(公道か私道か)も確認しておいて下さい。
ある日突然目の前にビルが立ったり、私道なら道路整備や負担金の発生など揉める原因にもなります。
騒音、匂い、防犯面、道路の交通量など夜間含めて把握しておく方がいいです。
学校が近過ぎるとチャイムや放送などの騒音や学生(特に中高生)のマナーなどもストレスになりがち。

◯生活環境。
スーパーやドラッグストアなどの買い物や公共交通機関、銀行、総合病院、歯科、眼科、学校、役所などが徒歩もしくは自転車圏内にあるか。
コンビニ、ホームセンターやクリーニング、床屋、家電量販店、宅急便営業所があればより便利。
車があれば主要幹線道路やICなどへのアクセスも近いに越した事ありません。

◯税金面
固定資産税や都市計画税などどれくらいになるか。
また、住宅ローン減税の要件が適用される物件か。

以上になります。
内見後、本気で購入意思があるなら近隣に周辺環境を聞く方がいいです。500円程度の菓子折りで、この物件が気に入ってるが周辺環境が気になると言えばだいたい教えて下さいます。

中古物件は早い者勝ちです。購入意思があるなら買付申し込みは急がれた方が良いです。申し込みはあくまでも申し込みです。売買契約ではありませんのでいつでも取り消せます。申し込み金も返金されます。(ただし、他に購入希望者がいれば2〜3日から1週間以内には契約するかどうか期限を言われますね)
売買契約時は手付金が必要になります。
売主にもよりますが50万で良い場合や100万くらい必要な場合もあります。
売買契約までいくとキャンセルは出来ません。

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