教えて!住まいの先生
Q 近々に新築予定で、熱源についての相談です。場所は、青森県で高気密・高断熱住宅で床暖房を設置します。床暖房方式は、灯油式とヒートポンプ式があるのですが、
留守にすることも多く灯油式のほうが急速性や経済性が有利かなと・・。そうすると、オール電化仕様でなくなるためエコキュートなども無駄ということになり、こちらも灯油式の方が良いということになるのですが、トータル的に見てどうなのか良くわからなくなっています。風呂の利用は、近くの温泉が好きでどちらかというとシャワーの方が多いかと思います。調理器具はIHです。オール電化にこだわるべきなのか意見をお聞かせください。
質問日時:
2011/8/21 06:12:36
解決済み
解決日時:
2011/8/27 11:17:34
回答数: 3 | 閲覧数: 871 | お礼: 100枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2011/8/27 11:17:34
お返事が遅れて「申し訳ありません!」
あなたの質問に「正確」にお答えする自信がありませんでしたが、
余りに書き込みが少ないので、いくらかでもヒントになればと思い
お返事します。
青森県で「高断熱・高気密」の家なら、数値はいくらで設計されましたか?
Q値(熱損失係数)=家全体から、熱が逃げない優秀性です。1.30以下ならOK!
C値(相当隙間面積)=気密性:現場で器具により測定します。1.00以下ならOK!
家に相応の”断熱性能”がある事を、前提に書きます。
灯油式のメリット
①必要な時以外は「運転」しない(お湯は貯めないので、経済的)
②最終エネルギー効率が高い(電気は発電所で40%しか電気にならないので、
COP:熱交換率が3.0以上で無いと無駄になる)
電化のメリット
①灯油を運ぶ手間が省ける(青森なら、配達なのでメリットにならない?)
②契約の仕方で「電気代が安くなる」:全体のエネルギー代金として。
灯油式のデメリット
①これから先も「燃焼機関」が許されるのか?(そこは誰にも分からない)
②大きな貯油タンクが必要(ヒートポンプも貯湯タンクが必要)
電化のデメリット
①特に今年の「東北電力管内は、冬場の電力が不足する」
(この傾向は2~3年続く恐れあり:原発の運転状況による)
②エネルギーの”リスク分散”最低限の電気は「灯油」でも必要ですが、
エネルギーそのものの場合は「代替え手段が無いので危険性が大!」
多分6ケ月前なら「オール電化」支持が大半だったと思います。
かく言う僕も、「ある意味原発推進派でした」
(この場合、高速増殖炉が運転される事が前提でしたが:今や無理!)
エネルギーの問題は、もはや「どこかの誰かが、うまい事何とかしてくれる」
レベルでは無く、各人が責任を持つもの、となりました。
それを踏まえて続きを書きます。
日中は「留守がち」なら”灯油”です(必要な時以外は運転しません)
ヒートポンプも「強制運転」出来るのですが、昼間の電気は”高い!”
深夜の約3倍(多くの機種は深夜電力でお湯を沸かして、夕方まで
じっと待つのが普通です:青森なら昼間に黙って沸き増し運転で
温度を保ちます)エコキュートも同じ仕組みです。
北海道や、東北電力管内は「日本有数のオール電化大国なのです」
(まだやっていますが”蓄熱暖房器”や、寒冷地での”エコキュート”:効率が
悪い、真冬ならCOP係数は1.0を切る~ほとんど意味が無い)
その上「深夜電力割引」は”原発”が夜中も発電するから、「仕方なく
叩き売っていたのが真相です」つまり、これから先「深夜電力」そのものが
存在するのか?(そもそも電力会社が今のままで、生きていられるのか?)
その根底が「分からない」のです。(返事を躊躇した大きな要因です)
電気の”契約”はあなたの生活によって「得か?損か?」が変わります。
特に、温泉が近くて「多分シャワーしか使わない」場合は、注意が必要です。
(一番電気を使う、浴槽のお湯が無い場合なら”契約使用電気量”に達しない
可能性があり得ます)
但し、IHクッキングヒーターは「余程の事が無い限り、無意味です」
(電磁波は無視してください)最大6.0KW/hの電気とは、一般家庭の
”太陽光パネル”の標準で3.5~4.0KW/hなのですから、6.0がいかに
大きな電気消費量なのか?
(発電所では、最大熱量の40%しか電気になりません:カルノーの熱定理から
限界があります)その上”送電ロス(送電線や変圧器の消費分)等で、
石炭火力の1/3程度しか家庭に届きませんから、ゼロサム(プラマイゼロ)にするなら、
COP係数が3.0以上無いと、実質でマイナスとなります)
結論:オール電化だけが道ではありません。
これから多くのエネルギーや”蓄電池”が生まれてきます。
「これしか無い!」と言う意見には”疑いを持つべきです(特に恐怖心を煽る場合)”
誰もこれから先の20年は「分からないのです!」
常に関心を持って「一喜一憂」しない事が重要です。
追伸:「いやー!温泉が近いなんて”うらやましい!!”(実は温泉好き!)」
どうぞお湯に浸かりながら「のんびりお考えください」
その時の参考資料にこの本を、
西方里見 「最高の断熱・エコ住宅をつくる方法」
エクスナレッジ出版 1,575円(税込み)
作者は秋田の設計事務所の方です。
この中に「床下暖房」の記述が、P-234から書かれています。
大きな書店ならありますから、立ち読みで良いので読んで下さい、
きっと「高断熱・高気密」の本当の意味が分かります。
参考までに。
あなたの質問に「正確」にお答えする自信がありませんでしたが、
余りに書き込みが少ないので、いくらかでもヒントになればと思い
お返事します。
青森県で「高断熱・高気密」の家なら、数値はいくらで設計されましたか?
Q値(熱損失係数)=家全体から、熱が逃げない優秀性です。1.30以下ならOK!
C値(相当隙間面積)=気密性:現場で器具により測定します。1.00以下ならOK!
家に相応の”断熱性能”がある事を、前提に書きます。
灯油式のメリット
①必要な時以外は「運転」しない(お湯は貯めないので、経済的)
②最終エネルギー効率が高い(電気は発電所で40%しか電気にならないので、
COP:熱交換率が3.0以上で無いと無駄になる)
電化のメリット
①灯油を運ぶ手間が省ける(青森なら、配達なのでメリットにならない?)
②契約の仕方で「電気代が安くなる」:全体のエネルギー代金として。
灯油式のデメリット
①これから先も「燃焼機関」が許されるのか?(そこは誰にも分からない)
②大きな貯油タンクが必要(ヒートポンプも貯湯タンクが必要)
電化のデメリット
①特に今年の「東北電力管内は、冬場の電力が不足する」
(この傾向は2~3年続く恐れあり:原発の運転状況による)
②エネルギーの”リスク分散”最低限の電気は「灯油」でも必要ですが、
エネルギーそのものの場合は「代替え手段が無いので危険性が大!」
多分6ケ月前なら「オール電化」支持が大半だったと思います。
かく言う僕も、「ある意味原発推進派でした」
(この場合、高速増殖炉が運転される事が前提でしたが:今や無理!)
エネルギーの問題は、もはや「どこかの誰かが、うまい事何とかしてくれる」
レベルでは無く、各人が責任を持つもの、となりました。
それを踏まえて続きを書きます。
日中は「留守がち」なら”灯油”です(必要な時以外は運転しません)
ヒートポンプも「強制運転」出来るのですが、昼間の電気は”高い!”
深夜の約3倍(多くの機種は深夜電力でお湯を沸かして、夕方まで
じっと待つのが普通です:青森なら昼間に黙って沸き増し運転で
温度を保ちます)エコキュートも同じ仕組みです。
北海道や、東北電力管内は「日本有数のオール電化大国なのです」
(まだやっていますが”蓄熱暖房器”や、寒冷地での”エコキュート”:効率が
悪い、真冬ならCOP係数は1.0を切る~ほとんど意味が無い)
その上「深夜電力割引」は”原発”が夜中も発電するから、「仕方なく
叩き売っていたのが真相です」つまり、これから先「深夜電力」そのものが
存在するのか?(そもそも電力会社が今のままで、生きていられるのか?)
その根底が「分からない」のです。(返事を躊躇した大きな要因です)
電気の”契約”はあなたの生活によって「得か?損か?」が変わります。
特に、温泉が近くて「多分シャワーしか使わない」場合は、注意が必要です。
(一番電気を使う、浴槽のお湯が無い場合なら”契約使用電気量”に達しない
可能性があり得ます)
但し、IHクッキングヒーターは「余程の事が無い限り、無意味です」
(電磁波は無視してください)最大6.0KW/hの電気とは、一般家庭の
”太陽光パネル”の標準で3.5~4.0KW/hなのですから、6.0がいかに
大きな電気消費量なのか?
(発電所では、最大熱量の40%しか電気になりません:カルノーの熱定理から
限界があります)その上”送電ロス(送電線や変圧器の消費分)等で、
石炭火力の1/3程度しか家庭に届きませんから、ゼロサム(プラマイゼロ)にするなら、
COP係数が3.0以上無いと、実質でマイナスとなります)
結論:オール電化だけが道ではありません。
これから多くのエネルギーや”蓄電池”が生まれてきます。
「これしか無い!」と言う意見には”疑いを持つべきです(特に恐怖心を煽る場合)”
誰もこれから先の20年は「分からないのです!」
常に関心を持って「一喜一憂」しない事が重要です。
追伸:「いやー!温泉が近いなんて”うらやましい!!”(実は温泉好き!)」
どうぞお湯に浸かりながら「のんびりお考えください」
その時の参考資料にこの本を、
西方里見 「最高の断熱・エコ住宅をつくる方法」
エクスナレッジ出版 1,575円(税込み)
作者は秋田の設計事務所の方です。
この中に「床下暖房」の記述が、P-234から書かれています。
大きな書店ならありますから、立ち読みで良いので読んで下さい、
きっと「高断熱・高気密」の本当の意味が分かります。
参考までに。
質問した人からのコメント
回答日時: 2011/8/27 11:17:34
親切な意見有難うございます。
回答
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A
回答日時:
2011/8/24 12:51:25
A
回答日時:
2011/8/22 12:36:48
「床暖房を設置する」とありますが、床暖房のみで家全体の暖を取るという意味でしょうか?←青森ではお勧めできません。
ヒートポンプは省エネですが、日中の電力を常に仕様することになるため、いくら省エネでも電気代が高くなります。
だからと言って家に居る時だけ起動するとなると、温まるまでに非常に時間がかかり寒い思いをするでしょう。灯油も同じです。
「オール電化にこだわるか」についてですが、これからはなにがなんでも「電化」します。油を使った「新開発商品」はでませんよね?電化仕様にしておけば後で泣くことはないと思います。何にでも対応できるということです。
ヒートポンプは省エネですが、日中の電力を常に仕様することになるため、いくら省エネでも電気代が高くなります。
だからと言って家に居る時だけ起動するとなると、温まるまでに非常に時間がかかり寒い思いをするでしょう。灯油も同じです。
「オール電化にこだわるか」についてですが、これからはなにがなんでも「電化」します。油を使った「新開発商品」はでませんよね?電化仕様にしておけば後で泣くことはないと思います。何にでも対応できるということです。
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