教えて!住まいの先生
Q 愛媛県で新築予定です。2F天井裏にロックウール100mmをいれる予定にしています また固定階段をもうけて屋根裏部屋を作ってあります。部屋の屋根部分にもロックウール100mmを施工予定です断熱は十分でしょうか?
ご回答ありがとうございます。大変参考になります。ロックウールを200mmとかにしようとする場合は、製品として、200mmの物があるのでしょうか?または、重ねあわせるのですか?いちよ全体的にみると次世代省エネ基準をみたしているようですが、2Fの暑さはきになります。
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2012/3/12 22:50:10
回答リクエスト有難う御座います。
充分な断熱かどうかの目安を次世代省エネ基準に置いています。それに地方・地域の特性を加味しながら、断熱方法や断熱材を決定していきます。
建築場所の日当たり具合は如何ですか?建物によく陽が当たる事を前提に回答します。
二階天井のロックウール100mmとの事ですが、壁はどんな断熱材を入れられますか?窓はどの様なガラスを入れられますか?
壁と窓の仕様が充分であれば、Q値計算を行うと次世代省エネ基準をクリアするかも知れません。
しかし、夏場の二階は相当暑くなってしまうことが予想されます。屋根裏部屋は多分サウナ状態でしょう。固定階段を設けられるとの事ですから、納戸としての利用と云うより、人が居室として利用されるのでしょうが、全く不十分です。
夏場の屋根面が受ける熱量は、全外壁面が受ける熱量の三倍あります。壁面を100mmのロックウールで覆えば、屋根面(天井面)は300mmのロックウールを充填して丁度吊り合いが取れる計算です。
また、熱の出入りの30~40%は窓からのものです。窓の遮熱・断熱にも注意しましょう。
予算の都合で、どうしても充分な断熱が出来ないのであれば、設計者さんとよくご相談なさって下さい。デザインから変えてしまう努力をすれば、少しは快適になるかと思います。
私が設計者であれば、屋根の仕上げ材を瓦やカラーベストより安価な折板屋根を選択します。浮いたお金で天井面のロックウールの厚みを2~3倍にします。
折板屋根は_/ ̄\_/ ̄\_の様な断面形状をしていますので、山の部分が通気層の役目を果たし熱気を効率的に屋外へ排出してくれます。
【補足説明致します】
製品として200mmある方が確実ですが、壁と天井の使い分けが必要となり、納入にロスが出てしまいますので割高になる可能性があります。しっかりとさえ施工すれば、重ね合わせても構いません。
次世代省エネ基準そのものの発想が、寒い国から発展してきた発想ですので、暑さ対策が中々考慮されません。暑さを陽射しと考え日射取得係数で歯止めを掛けてはいるのですが、私が感じる体感では日射取得係数を満足させるだけでは不十分です。次世代省エネ基準を満たしている家であれば、事前に風の流れもチェックしておいて下さい。気密性の高い家になると思いますので、計画的に風が抜けないと暑い家になってしまいます。
充分な断熱かどうかの目安を次世代省エネ基準に置いています。それに地方・地域の特性を加味しながら、断熱方法や断熱材を決定していきます。
建築場所の日当たり具合は如何ですか?建物によく陽が当たる事を前提に回答します。
二階天井のロックウール100mmとの事ですが、壁はどんな断熱材を入れられますか?窓はどの様なガラスを入れられますか?
壁と窓の仕様が充分であれば、Q値計算を行うと次世代省エネ基準をクリアするかも知れません。
しかし、夏場の二階は相当暑くなってしまうことが予想されます。屋根裏部屋は多分サウナ状態でしょう。固定階段を設けられるとの事ですから、納戸としての利用と云うより、人が居室として利用されるのでしょうが、全く不十分です。
夏場の屋根面が受ける熱量は、全外壁面が受ける熱量の三倍あります。壁面を100mmのロックウールで覆えば、屋根面(天井面)は300mmのロックウールを充填して丁度吊り合いが取れる計算です。
また、熱の出入りの30~40%は窓からのものです。窓の遮熱・断熱にも注意しましょう。
予算の都合で、どうしても充分な断熱が出来ないのであれば、設計者さんとよくご相談なさって下さい。デザインから変えてしまう努力をすれば、少しは快適になるかと思います。
私が設計者であれば、屋根の仕上げ材を瓦やカラーベストより安価な折板屋根を選択します。浮いたお金で天井面のロックウールの厚みを2~3倍にします。
折板屋根は_/ ̄\_/ ̄\_の様な断面形状をしていますので、山の部分が通気層の役目を果たし熱気を効率的に屋外へ排出してくれます。
【補足説明致します】
製品として200mmある方が確実ですが、壁と天井の使い分けが必要となり、納入にロスが出てしまいますので割高になる可能性があります。しっかりとさえ施工すれば、重ね合わせても構いません。
次世代省エネ基準そのものの発想が、寒い国から発展してきた発想ですので、暑さ対策が中々考慮されません。暑さを陽射しと考え日射取得係数で歯止めを掛けてはいるのですが、私が感じる体感では日射取得係数を満足させるだけでは不十分です。次世代省エネ基準を満たしている家であれば、事前に風の流れもチェックしておいて下さい。気密性の高い家になると思いますので、計画的に風が抜けないと暑い家になってしまいます。
質問した人からのコメント
回答日時: 2012/3/12 22:50:10
丁寧なご回答ありがとうございます。天井の断熱は、厚くしてもらうようにしておきます。
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