教えて!住まいの先生

Q 断熱材について教えてください。再質問です。

前回のご丁寧なご回答本当にありがとうございます。

建築に関して全く知識がない状態での質問なので、
適切な答えを出せず、申し訳ないです。

建築予定地は愛知県です。建築条件付き土地なので、土地を決めると同時に
その施工会社になってしまうので、どこまで踏み込んで聞いていいのかも悩んでいます。

会社のTECHINICAL GAIDE には
木造軸組み構法で、モノコック構造という構造合板を張る工法で 内側に透湿防水シートをはる 様です。
維持管理への配慮 というページには、小屋裏自然換気(外壁内に床下、 壁体内の湿気を小屋裏へ
逃す通気層)をする とありました。
断熱材の厚さと価格は、書いてないので 直接聞く必要があるのだと思います。

その土地に決める気持ちを伝えてから、工法について質問をし、その時の会社の対応により
説明不足だったりしたら、売買は辞めます というつもりです。
ただ、こちらも 知識がないので はっきり理解できないのかもしれませんが・・

出来ましたらまたアドバイスお願いいたします。
質問日時: 2013/3/11 08:05:13 解決済み 解決日時: 2013/3/18 18:11:50
回答数: 4 閲覧数: 344 お礼: 100枚
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2013/3/18 18:11:50
前回の質問と今回の質問を合わせて読んでみて、少し事情がわかってきました。
前回、フォームライトSLを使用した場合の結露リスクを心配しておられて、具体的な回答をお待ちしておりましたが、その件も合わせてここでお答えしてみます。

まず持った印象は、建築条件付の物件なので売り手のほうもあまり細かい仕様の話をしたがらないのでしょうか?
契約さえしてしまえば、あとは否が応でも売り手の言いなりの仕様で建築できるという判断なのでしょうか?
いろいろ技術的にも心配な面がありますので。できるなら以下のように判断されることをお勧めします。理由は後半に記述します。

①土地が気に入っているのでどうしても話を進めたいなら、お金を払って建築条件を外す交渉をする。そこで払う金額と気に入った土地であるという判断を天秤にかけて判断しましょう。その後の住宅の計画、施工は別の会社に依頼する。

②話をキャンセルする

《個人的な判断の根拠》

特に心配なのは:

①フォームライトSKを使いながら、具体的な防湿計画を示さないこと

愛知県で外側に合板を張る場合には、室内側に相当の防湿層が必要になります。
軸組み構造の柱寸法を105mmとしウレタン吹き込み厚を85mmとした場合(ケースA)と柱寸法を120mmとし、ウレタン吹き込み厚を100mmとした場合(ケースB)で、内外透湿抵抗比を計算してみますと、以下の結果となります。

ケースA:内外透湿抵抗比 0.27倍 基準ではIV地域なら 2.0以上必要⇒失格
ケースB:内外透湿抵抗比 0.31倍 基準ではIV地域なら 2.0以上必要⇒失格

以上のように室内側に何らかの防湿層を必要とします。これがない場合には壁体内結露のリスクが大変大きいということです。
この売り手の場合、この湿気を壁体内通気で逃がすと考えているのかも知れませんが、②で書くようにこれも本末転倒です。

②外壁中を床下から小屋裏まで通気するという点。

躯体の外側に張られた合板にウレタンが吹き付けられ、躯体巾一杯吹き付けることなく余ったスペースを通気させようという意図と読めます。まさに通気止めなしのリスク工法です。床下からの冷気が常にスースーと断熱材の室内側を通り抜けて断熱材の効果が相当低減してしまいます。通常は木造軸組み構造の壁体内(外壁、間仕切り壁ともに)を床下から冷気が上昇して室温を下げるのを防ぐためにわざわざ通気止めという処置を行います。確かに壁体内の排湿には効果があるかも知れませんが、寒い家ができては本末転倒ですね。この売り手はこの部分を逆手にとって売り込みポイントとしていると思われる。

厳しい書き込みとなりましたが、これが私の判断です。慎重に検討され、後悔なきマイホーム建設が進むことを祈ります。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2013/3/18 18:11:50

皆様 無知識な質問に答えて頂きありがとうございました。
断熱材の厚さも関係してくるなど全く知らなかったことばかりですが、
施工会社(営業の方ですが)に聞けることは聞いてすすめていきたいと思います。
建築士の方との話あいの段階でも、こちらの意向をはっきりと伝えてみたいという気持ちになりました。
また質問することがありましたら、よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

回答

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A 回答日時: 2013/3/11 13:01:06
湿気は高温側から低温側に水蒸気圧の作用により流れ続けます。
夏、冬で室内外の条件は反転しますのでどちらを重視するかで断熱材を選択すべきです。
透湿防水シートとは水蒸気は通過するが、水は通さないとゆうことですが、実際は木材などに比べ水蒸気(湿気)は通過しにくくなります。
グラスウールのように通気性があるもの、ポリスチレン(◯◯◯フォーム)のように通気、吸水しないものがあります。
断熱性能は厚みとの兼ね合いですのでいかようにでもなりますが、成型品なので切りあわせの数法管理が必要です。
そのあたりと、断熱材を隙間なく充填することが必修で、大工さん任せになり隙間だらけで蓋をされる事例が多く、確認のしづらさがウイークポイントとなります。
あと、硬質ウレタンの吹き付け発泡という工法があり、自己接着で隙間なく断熱を施すことができ機密性も抜群です。
欠点としてはよく燃えることと、施工時の混合バランスを崩すと後に2次発泡したり収縮してしまいます。
いずれにしても壁体内に隙間なく断熱材を充填することで、床下・天井裏以外の自然換気は考えない方がよいと思います。
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A 回答日時: 2013/3/11 08:33:42
私も本読むことを推めます。
断熱構造について書いている本や、断熱材と厚さと密度に対して書いている本など様々です。

どれぐらいの工務店回ったか知りませんが、ほかのところで見積もりを出してもらって説明受けてみるのも良いでしょう。
愛知なら、信頼できる会社二社ほど紹介できます。土地探しも手伝ってくれると思います。

知りたければまた質問してください。
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A 回答日時: 2013/3/11 08:19:33
多分、室内側は「防湿シート」だと思います。
http://www.njkk.co.jp/product/sheet/dantaito/index.html

書いているとキリが無いので「この本」をお勧めします。
http://www.nisikata.co.jp/n2002/4767809519.html

まずはP-50の、どうして「断熱や気密」が必要なのか?
どうすれば「暖かい家」になるのか?はP-20からに
Ⅳ地域ならばP-44も「参考」になります。

皆さんが気にする
「断熱材」の”種類と価格の比較”はP-144に
「断熱材」の“施工の位置と効果の違い”はP-68に書かれています。

余り知られてはいないのですが、「暖かい家創り」に欠かせない
「窓の断熱性能」が必要な理由はP-190に

換気による「熱の放出」を防ぐ「熱交換換気」は
P-217に出ています。

P-112の「基礎断熱」を行えばP-237の
「床下エアコン暖房」が可能になります。
http://nisi93.exblog.jp/11870517/

「補足」があれば「追記」が可能です。
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