教えて！住まいの先生

mitsuicoffee さん

はじめまして、不動産コンサルタントの三上と申します。
地震保険をどうしようか迷っていらっしゃるようですね。

さっそくですが、震度7の地震の揺れで建物が倒壊する確率は、耐震等級1の建物では28％、耐震等級2の建物では7.9％（耐震等級1の約5分の1）、耐震等級3の建物では3.5％（耐震等級1の約8分の1）となり、耐震等級3の建物は地震によりすぐに倒壊するようなことはありません。（参考：日本地震工学会論文集第7巻、第6号、2007）

また、津波の恐れもない地域のようですからもちろん地震保険を契約しないといった選択肢もあると思います。

なおここで忘れてはならないことは、mitsuicoffeeさんの建物の耐震性が高くても、お隣の建物が倒壊してmitsuicoffeeさんの建物に損害が発生したり、倒壊した建物から出火してmitsuicoffeeさんの建物に損害が発生した場合も、mitsuicoffeeさんの建物に地震保険が掛けられていないとまったく補償されないことです。

よって地震保険を検討する際は、mitsuicoffeeさんの建物に隣接して建てられている建物の隣接状況や築年代、耐震性まで見極めてからどうするか検討する必要があります。

また、耐震等級3の建物は簡単に倒壊することはありませんが、古い建物が倒壊してしまうほどの地震が発生しますと、mitsuicoffeeさんの建物内に収容されている家財はそれなりに損害を被る可能性がありますので、建物に地震保険は掛けなくても、家財には地震保険を掛けることが必要な場合もあります。（地震保険は建物にのみ、あるいは家財にのみ掛けることもできます）

地震保険を検討する際は、最終的にmitsuicoffeeさんの建物の周辺の状況や家財が被る損害まで想定して検討することがポイントになると思います。

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